こんにちは!モモンガ(自然大好きな保育士)です。
あなたは頑張りすぎていませんか?心が下向きになっていませんか?保育士辞めたいと思っていませんか?でも、大丈夫!私も同じ気持ちをかかえていながら、自分を見つめ直すことで、解決、改善することができました。その方法をお伝えします。
私の体験談、保育士の転職前と後の変化
合わない園での就職
元々大学時代、やってみたい保育の形があったのですが、自堕落な私は就職活動はやってませんでした。
そんな時、大学がいくつかの園を5~6ほど私に紹介してくれました。
当時の私は面倒くさがりだったので、1番給料の高い園に決めました。
「まぁ、何処へ行っても保育の勉強にはなるだろう」と安易な気持ちでした。
試験も受けて、無事に受かり、保育士人生をスタートさせました。
勤務してすぐ、ちょっとモヤッとすることがありました。
先輩からの些細な一言。「先生がちゃんと言わないと」と怒られたことです。
私は納得していませんでした。子ども自身に考えさせたかったのに・・・と思っていたのです。
それからというもの、そんな考え方の違いで怒られることは度々ありました。
納得できない私は、口だけの「すいませんでした」が毎回です。
私は園の求めること違う心をもっているのに、納得はできません。
しかし、働く園を選んだのは自分なので、そんな自分の気持ちを言えるわけもありません。
園の方針は分かっていても、自分の考えが違うので、どうしても自分の保育に表れてしまいます。
「見つかったら怒られる・・・」という後ろめたい気持ちを抱えて保育をする毎日。
他の人に保育を見られたくない気持ちになっていきました。
こそこそと保育をするようになり、段々と今日あったことなども自分から
話さないようになっていき・・・
他の先輩職員に「なんで自分から聞かないの?」「やる気ないんですか?」と怒られる日々。
「もっとこういう風に、やったほうがいいと思うんですよ」
「そんなに言ったらやらせる保育になってしまいませんか?」
なんて言いたかったですが、1年目の自分は死んでも言えません。
もちろん、園を選んだのも自分だし、コミュニケーションを取らないのも自分。
悪いところは自分に多くあったのです。
それでも自分の保育の考えは捨てきれません。
加えてサービス残業も多くありました。
考え方合わない、毎日うまくいかない、身体もしんどい
はやくも6月「辞めたい・・・」と思っていました。
しかし、「じゃぁ、合わないので今すぐ辞めます!」とは言えません。
毎日「先生大好き!」とキラキラした目で言ってくれる子どもたち。
不器用ながらも、信頼関係を築いていく実感。
こんな私にだって責任感はあります。
それに、このまま辞めたら1年もたたずに辞めてしまっては次に響くのではないかという怖さもありました。
辞めることは悪いことをしている、迷惑をかけることになる・・・と。
モヤモヤするんですよね。
毎日、朝園に近づくたびに心臓がドキドキします。
「今日は怒られないだろうか」と心の中は不安でいっぱいです。
「こんなところやめてやろうか、いやいや石の上にも3年って言うしな・・」葛藤もあります。
我慢をしすぎて倒れてしまった
そんな葛藤を抱えながら9月になったころ、朝突然力が入らないようになって立てなくなりました。
病院で話を聞いてもらい、適応障害と診断され、しばらく家で療養することになりました。
療養に入っても、気持ちはすぐにはもどりません。
休んでいる時でも、毎日「これからどうしよう」と辛い日々が続きました。
フラッシュバックするように突然、職場で味わった嫌な気持ちを感じることもありました。
無気力になってぼーっとしたり、ドキドキしたり、とてもまともではなく、何もできない日々が過ぎていきました。
1ヶ月してから復帰し、園でも気を使ってくれるようになったのですが、ドキドキは治りません。
トラウマのようになっていたのかもしれません。ふいに呼ばれるとびっくりしてしまったり、汗をかいてしまったり、大変でした。
そして転職へ
11月頃、園長に今年度いっぱいで辞めることを伝えました。
辞めることを伝える時はもう、そりゃぁドッキドキでした。
ですが、意外にも言ってしまえば事はスムーズに進みました。
同時に、転職サイトの存在を知って、コンサルタントに間に入ってもらいながら、転職活動に入りました。
いくつか園を見ながら、自分に合う園を選んで就職しました。
翌年、転職後は世界が変わったかのように楽になりました。
給料こそ下がりましたが、毎日怯えるような怖さはなくなって、元気に毎日を過ごすことができるようになりました。
職場の先輩にも恵まれ、考え方が合う保育園を選んだので、以前のような変に緊張してしまったり、汗がでることはありません。
しかしながら、後遺症のように、夢に出たりすることはありました。
「職場の人に迷惑ではないだろうか・・・」と考えていた自分はもういません。
後悔することがあるなら「もっとはやく転職しておけばよかった」ということです。
保育士としての責任よりも、自分が一番大事
何事も頑張るにはエネルギーが必要
限界まで頑張ってしまうと、失敗した後、このエネルギーがないために起き上がれなくなってしまいます。
私は適応障害と診断されましたが、その他も含めて心の病は非常に厄介です。
慢性化することが珍しくなく、数年にわたって苦しめることがあるからです。
- 激しい頭痛、不眠症
- 足の力が抜けきって立てなくなる
- 職場に近づくにつれ、心臓がドキドキしてたまらなくなる
ここまで私は我慢しました。
我慢して良いことは何一つないどころか、悪いことばかりです。
突然、無気力になってしまったり、異様にやる気になったり、気持ちの波が激しいことは、今でも尾を引きずっています。
そう、長い人生のうちのわずか数か月の出来事で、何年間も苦しむ可能性があるということです。
そうならないためには限界を超えないことです。
あなたはこんな気持ちになったことありませんか?
- 今の保育園を辞めたい
- 子どもは可愛い、信頼関係も築いてきて、やりがいもそれなりにある
- 職場の人に合うのが怖い
- 今自分が辞めたらまた迷惑になってしまう
- 休日でも仕事のことばかりかんがえてしまう
身体症状に出ていませんか?
- 夜寝付けない
- 頭が痛い
- 心臓がどきどきする、締め付けられるような感じがする
- 手が震える
- 緊張して汗をかいてしまう
もし、当てはまっていたら、すぐに休んだほうがいいかもしれません。
我慢しつづけていると、私みたいにその後何年も苦しむことになるかもしれませんよ。
我慢しすぎないために、仕事をする上で心がけておきたいこと
先にポイントをまとめておくとこんな感じです。
- 限界まで我慢してしまうと、立ち直る力がなくなってしまう
- おかしいと感じたらすぐに休む、合わないと感じたら辞める勇気をもつ
- 他人のことはまずは自分がきちんとできてから
読んでいる方の中には
「私だけ休む、辞めることは逃げるようで嫌だ」
「職場に迷惑がかかる」
「私のクラスの子どもはどうなるのか」
こう考える人もいると思います。
その考えはすごく立派ですし、間違ってなんかいません。
保育士として真剣に頑張っていらっしゃると、とても尊敬します。
しかし、そんな保育士の資質を備えているあなただからこそ、無理はしてほしくないのです。
良く考えてみて下さい。
あなたが無理をしたところで、良いことは何があるでしょうか?
現在今の職場がまわっていくだろう事以外にあるでしょうか?
結局、自己犠牲になっても、何もいいことはありません。
長い目で見て続かないと、結果的に子ども、職場に迷惑になってしまします。
それに、先生が健康で毎日笑顔で明るく生活している姿は、なによりの子どものお手本です。
無理をして自分をすり減らすような仕事の仕方は、しばらくしか続きませんし、ただしんどいだけなのです。
勇気をもって、人に迷惑をかけてでも、自分を休ませることをしてください。
先生だって人間なんです。失敗してもいいんです。完璧に責任を果たせないときだってあるのです。
もちろん、理想を高くもつこと、責任を強く感じることはすごく大事なことですし、尊敬もします。
ですが、そのせいであなた自身が潰れてしまっては園のためにも、あなたのためにもなりません。
完璧を目指している人もいるかもしれません。
しかし、私は傷ひとつない完璧な人よりも、失敗を多く経験した人のほうが人間として魅力的だと思います。
それに、偉人ほど多く失敗はしているものです。
失敗はしていいんです。園選びだって失敗することもあるんです。
ですが、失敗した後に、ちゃんと起き上がることが1番大事なのです。
限界まで我慢してつぶれてしまったら、この起き上がるのが難しくなることがあるので、そこまで我慢するべきではないのです。
年度途中の転職は不利にならないか
私は年度途中で辞めるべきだったと後悔していました。ですが、当時は年度途中で辞めてしまうと、
「のちの転職活動に不利なんじゃないか?」
「責任感のない人だと思われるのではないか?」と不安になっていました。
結論から先に述べますと、不利になることはほぼないです。安心して転職活動をしてください。
前の園で合わなかったなんてことはよくあることですし、現在は保育士が圧倒的に足りません。
園が保育士を選ぶというよりも、保育士が園を選ぶ時代になっています。
「保育士 転職」で調べてみて下さい。これだけ保育士の転職サイトが多くあることが、何よりの証拠です。
それだけ求人がたくさんあると言うことです。
現在働いていて、転職活動したい、辞めたい・・・こう考えているけども、時間がとれないと言う方はいらっしゃると思います。
時間の作り方なのですが、とりあえず有給、休みを取るという選択肢があります。
休みを取る時は、元々の休みに繋げてとるようにしてください。
目安として3日連続で休みがあると、動きやすいもので、リフレッシュにもなります。
しかし、「そんな簡単に休みがとれるか!」と言う方も多くいらっしゃると思います。
そんな方は、とりあえず転職サイトの登録だけしておくことをお勧めします。
転職サイトでは、夜9時頃までの電話応対をしてくれるところがあります。
保育士の悩みを聞いてくれながら、自分で探さずとも、条件を言うとコンサルタントが探してくれるので、多いに活用しましょう!
まとめ
保育士は頑張り屋が多いですよね。可愛い子どもを前にすると、不思議なものでできてしまうんですよね。
大変すばらしいことです。
ですが、頑張ることと、無理することは違います。
気持ちに流されずに、自分のために、ちょっと見つめなおしてみてください。
そして、どうか自分を責めないでください。
あなたは悪くはないんです。失敗してしまっただけです。
失敗してしまった子どもに「あなたは失敗したから悪いね」と指導しないように、それは大人にも当てはまるのです。
突き進むように頑張ることは確かにかっこいいですが、無理をしすぎないうちに、1歩引く勇気を持つことも大事です。
頑張りすぎないように、楽しく人生を歩んでいってくださいね。
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