退職理由は正直に伝えるべきですか?【保育士お悩み相談|第12回】

2017年6月19日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回のお悩みは、『退職理由は正直に伝えるべきですか?』というご相談。

ほいくのおまもりは『2つの方法をご紹介させてもらいます』と回答しました。

どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談

こまりん
度々申し訳ありません。以前相談させていただきましたものです。

相談させていただいてから、約一カ月、まだ状況は変わっておりません。

もう少し様子を見てみようと、一カ月過ごしていますが、変わらず同僚の子どもへの否定的な関わりには、何も共感ができない状況です。

手を出すことは頻繁ではありませんが、椅子の上に立ちそうになった、まだ一歳になって間もない子を、わざと椅子から落として叱ったりする姿を、毎日のように見てその人と今後3月まで一緒に保育をしていくことは無理だという気持ちが強くなる一方です。

以前、園長先生に相談する、とアドバイスをいただきましたが、例えば辞めることも視野に入れて相談する場合、その人の保育と合わないことが1番の辞めたい理由だということを、そのままお伝えしてもよいと思いますか??

退職理由としてどのように伝えたらよいのがアドバイスをいただけたらと思います。

よろしくお願い致します。

ほいくのおまもり
こんにちは。

先輩保育士の様子は変わらないのですね。

文中の様子を拝見してもこまりんさん同様、当方も子供への関わり方について全く共感することが出来ません。

日に日にその思いは強くなっているのでしょう。

さて、今回の件についてですが、退職することを前提として2通りの方法を考えました。

  • 個人名を出さずに保育方針が合わないという理由を伝える
  • 全く別の理由を伝える

このどちらでも、こまりんさんがやりやすい、伝えやすい方法を選択されると良いかと思います。

■個人名を出さずに保育方針が合わないという理由を伝える方法

個人名を出してしまうと、もし先輩保育士にこの話が伝わった時に残りの在職期間が非常に気まずくなる、というのが考えられます。

ですから、あえて名前は出さないようにして(退職理由が先輩保育士の行動だと分かるような事例を挙げるとしても)、「子供が危ないことをした時に手を出すという保育方針が私には合いません」と伝えるのはいかがでしょうか。

ただし、この方法にはリスクがあります。

園長から「それならこの問題を解決するから残ってくれないか」と言われた時にどうするか?です。

解決方法を具体的に聞いて納得した上で考えるのも良いでしょう。

でも、それでもやはり退職の意思が変わらないのであればはっきりと貫き通せるかが重要になってきます。

「残ってくれないかと何度も言われたから、乗り気じゃなかったけど続けることにした」という、その場の雰囲気に流されてしまうことだけは避けるようにしてくださいね。

■全く別の理由を伝える、という方法

これは本来の退職理由とは大きく異なりますが、伝えた際の摩擦が少なく辞めやすい方法かもしれません。

本来の退職理由を伝えずに別の退職理由を見つける、というものです。

例えばお付き合いをされている方がいれば結婚することになった、ご結婚されているのなら転勤に伴い引っ越ししなければならなくなった、持病で腰痛があるのなら腰痛が悪化して医師に止められた、など・・・

実際には結婚する予定もなければ引っ越す予定もなく、腰痛持ちだけど日常生活に問題のない程度だとしても、話を大きくして伝えたり場合によっては作ってしまうのも一つの手です。

ただ、この方法については事実ではないことを伝えることになるため、「話を膨らませたり嘘をいうのはちょっと嫌だな」と思われるのでしたらおすすめしません。

■子供に手を出すことは、ちゃんと伝えて欲しい

あなたが在職している現在ももちろんそうですが、辞めてからも先輩保育士が子供に手を出し続ける、というのは子供にとってあまりにもかわいそうな環境です。

怪我につながったり、子供と保育士、ひいては大人そのものに対して信頼感を持たないまま育ってしまうのではないか、という心配がありますね。

子供のことを守るうえでも、この事実は伝えておく(明るみに出す)のが良いかなと思います。

本来ならば一番先に伝えるべき人は園長です。

辞職の相談をした後日(今度は個人名を出すため、辞める直前でも構いません)に、改めて相談してみてはいかがでしょうか。

ただ、前回の相談文を引用させていただきますと、

>>今の園で、働き始めて約2ヶ月ですが、まわりの職員はその先輩保育士が子どもにどう関わっているのか、知っているのか知らないのか?わかりませんが、信頼をおいているように見えます。

とのことですので、もしかしたら園長もその先輩保育士を信頼している可能性があります。

そうなると相談したところでまともな対応がかえってこないかもしれません。

また、大事にならないようにとうやむやにもみ消されてしまい、結果相談前と何も変わらないというケースも考えられます。

もし、このようなことが予測されるのでしたら、市区町村の保育に関する相談窓口になりそうな機関(例えば保育課など)に伝えると良いでしょう。

これはあなたが辞めてからでも構いません。

子供達が毎日怪我なく過ごし、あなたの心のストレスも少しでも早く解放されたら、と願っております。

その後・・・

こまりん
この度は、何度もお返事をいただき、ありがとうございます!!

とても、参考になりました。

私自身は、自分の本当の気持ちを伝えて辞めたいという気持ちがどちらかというと大きかったのですが、やはり、それだと他の方達に漏れてしまうのではないか、、ということが気にかかっていました。

全く違う理由で辞めるというのも手なのですね。

ご意見を参考にしながら、自分なりの答えを見つけていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

ほいくのおまもり
お返事いただき、ありがとうございます。

少しでも、お役に立てたようで良かったです。

>>私自身は、自分の本当の気持ちを伝えて辞めたいという気持ちがどちらかというと大きかったのですが

この気持ち、とてもよくわかりますよ。

ただ、無用なトラブルを避けるためにも、『全く違う理由』を伝える、という方法もお伝えさせてもらいました。

こまりんさんが納得できる答えが出せることを祈っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

「私も相談してみたい・・・」というあなたは↓↓↓

お悩み相談の説明ページ

【転職サービス、好評です】

【ほいくのおまもり】は保育士専門の転職サービス【ほいくのおまもり転職版】をご提供しています!完全無料でお使いいただきます!

大きな特徴は次の3つです。

  • 保育士お悩みのプロが運営
  • 運営者は元保育士
  • あなたにあった求人を1から探します

一人ひとりにしっかりと寄り添い、転職のお手伝いをさせてもらいます。まずはクリックしてみてくださいね♪

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

-お悩み相談
-,

Copyright© ほいくのおまもり , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.