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こんにちは、ほいくのおまもりです。
2024年5月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。
Twitterでニュースを流しています。フォローをしてみてくださいね。
もくじ
「子ども誰でも通園制度」の試行事業、続々と始まる
生後6カ月から子ども誰でも保育します…福井市が試行 親の就労状況は不問、1時間300円
福井県の福井市は7月から、保育園などに通っていない生後6カ月~2歳児を数時間単位で預けられる「こども誰でも通園制度」の試行事業を始める。親の就労状況に関係なく月10時間まで利用できる。本年度は保育施設1カ所での試行を想定し、課題などを探る。
子ども誰でも通園制度は国が2026年度からの本格実施を目指し準備を進めています。現在は、全国各地の自治体でモデル事業に取り組んでいて、福井県内での参加は福井市のみだそうです。
同制度は、時間単位で柔軟に利用でき、保護者や子どもが家庭で孤立することを防いだり、子どもの交流が図れることなどがメリットとされています。
料金は1時間当たり300円を想定していて、生活保護世帯などには料金の減免もあるそうです。
全国各地で試験導入されている「子ども誰でも通園制度」。2年後には本格実施ができるのでしょうか?
★面接で使うなら!
「2年後に本格的に実施されるために各地で試験導入されているということで、実施の結果などを具体的に知りたいと思いました。料金や、定員、保育士の必要人数など、カテゴリーに分けて詳しい結果があると、スムーズに本格導入に向かえるのではないかと思います。2年後には保育園の在り方が少し変わるのかもしれないと思いながら、今後もこの取り組みの動向に注目していきたいです。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
試験導入に対して前向きに考えつつ、保育士として知りたい情報が明確にあるしっかりとした人だという印象を持たれると思います。
札幌 5つの保育園が休園・事業停止 81名の子どもはどうなる?
中和興産が運営の札幌市内保育園が突然休園した問題 市は園児たちが来週中に転園できるよう調整急ぐ
札幌市にある保育施設の運営会社で保育士への給料の未払いやそれに伴う退職が相次いだ影響で、先月末以降、市内の4つの保育園で休園が続いているほか、別の1つの園には市から事業停止命令が出される事態となっています。子どもの転園先が見つからず不安を抱える保護者もいる中、市が対応を急いでいます。
5つの保育園は札幌市中央区の保育施設運営会社「中和興産」が運営していて、市によりますと、保育士への給料の未払いやそれに端を発した退職が相次いでいたということです。
過去、札幌市内で園児が在籍したまま保育園が突然、休園に至った例はなく、今回、市に対しても事前の相談は一切なかったということで、市の担当者は「前代未聞だ」としています。
影響を受けた園児は5つの保育園であわせて80人余り。早く転園先が決まり安心して過ごせる日々を過ごしてほしいですね。
★面接で使うなら!
「保育士の一斉退職のニュースは、毎月のように報道され胸が痛みます。今回は給料未払い問題等が積み重なった結果だと思うので、運営母体がしっかりしていなければならないと保育士も子どもも守ることができないのだと感じました。一日でも早く事態が収束して子どもたちが新しい環境で楽しく過ごせることを願っています。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
ニュースの内容をしっかりと把握し、自分の思いや考えを伝えることができる人だという印象を持たれると思います。
保育士の新配置基準 確保に悩む現場
保育士の新配置基準、公立保育園3割が実施見通せず 民間の全国調査
保育士1人がみる4~5歳児の数を30人から25人に見直した新たな配置基準について、民間団体が全国の自治体に調査した結果、公立保育園の3割で実施の見通しが立っていないことが3日、分かった。
新基準の実施予定の設問では、すでに実施、あるいは4月に実施した公立保育園は6割弱の1647園(251自治体)、25~30年度に実施するのは396園(43自治体)ですが、約3割の884園(65自治体)では「実施時期未定」「検討中」など時期を明確にしていないとのことです。
改善に向けた課題(複数回答)として、職員の採用に関する回答は6割超、また職員の離職に関する回答も4割超で、職員の確保に悩む自治体の姿が浮き彫りになりました。
新基準の実施は特に政令指定市など規模の大きい都市部で進んでいない傾向があるとのこと。保育士の確保は、以前と変わらず、全国的に大きな課題ですね。
★面接で使うなら!
「子ども誰でも通園制度や、0~2歳児の保育料無償化などの政策が進んでいることによって、入園希望の家庭は今後さらに増えてくると思います。需要と供給が比例しなければ、受け入れをストップしなければならない事態となります。また、子どもたちにとって保育園が安全安心に過ごせる場所であるためには保育士の人数確保は必須だと思います。保育士の人数確保のための政策も複数できることを期待したいと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育業界の現状を冷静に分析し、これから何が必要なのかを考えることができる人だという印象を持たれると思います。
子どもの命をAIで守れる!?
AIで乳幼児のうつぶせ寝を防止 天井カメラで解析&アラーム 保育士とのダブルチェックで命を守る
窒息や乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクがある子どものうつぶせ寝を防ぐため、睡眠中の見守りに人工知能(AI)の活用が始まった。保育士との二重のチェックで予期せぬ事故から幼い命を守る。業務の効率化で事務作業の負担が減り、子どもたちと向き合う時間を増やせる期待もある。
こども家庭庁によると、2015~2022年の8年間で乳幼児が保育施設で睡眠中に亡くなった事故は計41件で、水遊びや食事中などを含めた死亡事故全体(計65件)の6割を占めるそうです。
国などは保育施設に、医学的な理由で医師がうつぶせ寝を勧める場合以外は、あおむけ寝の徹底を求めています。睡眠中は、保育士が乳幼児のそばで顔色などを観察し、記録をつけなければいけません。
東京都は、睡眠中の子どもの姿勢や顔色、呼吸の有無などについて0歳児は5分おき、1~2歳は10分おきの確認と記録を保育施設に推奨しています。これまでは、保育士が手作業でタブレット端末に各項目を入力していましたが、AIを使えば自動的に記録することができることも大きなポイントですね。
★面接で使うなら!
「午睡の時間こそ、子どもの命を徹底して守らなければならないと気を張って過ごしている保育士もたくさんいると思います。今回のニュースは、AIにすべてを任せるのではなく、保育士とダブルチェックで命を守るということなので、保護者にとってもかなり安心材料になる明るい話題なのではないかと思いました。子どもの命を守るために、AIが使われることは素晴らしいと思うので、全国に導入が広がってほしいと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
”子どもの命を守る”ということに重点を置いた考えを具体的に話すことができる責任感のある人だという印象を持たれると思います。
保育士への継続的な心のケアで、保育士を守る
琴浦町はこども園で働く保育教諭の退職を防ごうと、外部の人事コンサルタントに試験的にアドバイザーとして活動してもらった結果、一定の成果が見られたとして、正式な事業として継続することを決めました。
琴浦町は、町立こども園で保育教諭の退職が相次いだことを受けて、去年10月から4月までのおよそ半年間、フリーランスの人事コンサルタント・田中ルーシー匡知さん(42)をアドバイザーに任命し、無償で園の運営について助言してもらう実証実験を進めてきました。
田中さんが5つのこども園で働く47人の正職員全員と個別に面談して、不安や悩みを聞き取った結果、意見を言い出しづらい組織風土や、業務分担や目的があいまいになっているといった課題が見つかったそうです。
琴浦町の保育教諭の退職は、令和4年度が7人だったのに対し、昨年度はゼロとなり、町はアドバイザーの田中さんに相談する機会ができたこともプラスに働いたのではないかとしています。
保育士の心のケアが継続的に行われると、退職者がいなくなったという結果はすごいですよね。琴浦町をモデルケースに、全国的に広がってほしい取り組みです。
★面接で使うなら!
「保育士の中には、なかなか周りに相談できずに抱え込んでしまっている人もいると思います。アドバイザーに個別相談できる時間があると、自分から相談したいと言い出さなくても悩みを吐き出せるので、とても良い取り組みだと思いました。悩みが相談できて安心して保育に向かえることで退職者も自然と減っていくのではないかと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育士ならではの目線に立って、悩みや不安に共感できる人だという印象を持たれると思います。
まとめ
2024年5月時点の動きです。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。
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