『夏至(6月中旬)』の説明と子どもへの伝え方【6月/保育園・幼稚園向け】

2021年12月6日

保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。

夏至とは

6月の中旬の夏至は1年で最も昼の長い日であり、この日を境に季節が夏に向かっていきます。

太陽の力が最も強くなると昔から考えられていたため、太陽の恵みに感謝をして豊作祈願をするようになりました。

そのため夏至から11日目までに田植えをする習慣があり、田植えが終わると収穫し終わった麦を使い小麦餅を作ってお供していました。

関西では「半夏生餅」といいます。

また関西には稲がタコの足のように強く根付いて欲しい願いから、タコを食べる風習があります。

豊作祈願を願ってこのような食べ物が食べられていたんですね。

成り立ち

夏至の成り立ちは中国にあります。

中国で作られた暦「二十四節気」があり、簡潔に述べると太陽の位置で季節を決めているものです。

日本では平安時代から「二十四節気」が取り入れいれられて、農作業を行う目安など暮らしに重要なものとなりました。

また農業とは無関係の人でも、季節の変わり目を象徴する言葉として使われました。

子ども達への伝え方

乳児

「6月には夏至という夏の始まりの日があります。この日を過ぎるとお外が暑くなってきたり、セミやお花など夏の生き物たちが出てくるんだよ。この日にはタコさんを食べたりお餅を食べたりしたりするんだよ。おうちに帰ってご飯でたこやお餅を食べたら先生に教えてね。」

夏が始まることや行事食のことを簡潔に伝えてみました。

幼児

「6月には夏至という夏の始まりの日があります。昔の人は夏至の日は田植えの始まりの合図だったんだよ。いい野菜やお米ができるように小麦で作った“小麦餅“や元気よく育って欲しいことからタコを食べたりしているんだよ。だから夏至は夏の始まりを教えてくれるのと同時に田んぼに苗を植えてお米や野菜を作りましょうという日でもあるんだ。」

幼児では夏の始まりであることと農作業の始まる日でもあることを伝えてみました。

乳児幼児共に夏至の日後に、夏の植物や生物を探しに戸外散策をしてみてはいかがでしょうか。

 

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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