『いい子』って『都合のいい子』?【はなうたの週間保育士コラム】

はなうたってだーれ?

保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。

それでは、今週のコラムをお楽しみください♪

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こんにちは、はなうたです。

保育園に、「ぼく、いいこ!」が口癖の子がいます。どうやらこれまでに、「いい子じゃないと鬼が来るよ。」と言われた経験があるようでした。

“脅し言葉”を子どもに使う、それはとても悲しいことです。「〇〇しないと遊べないよ。」「いい子にしていないとサンタさん来ないよ。」などなど。そんな言葉を聞いていて疑問に思いました。“いい子って何なんだろう?”と。

大人の言うことを聞くことがいい子?喧嘩をせず仲良く遊べることがいい子?好き嫌いせず何でも食べるのがいい子?なのでしょうか。それって、言い方は良くないかもしれませんが、“大人にとって都合がいい子”ではないでしょうか?

私たちは決していい子になってほしくて日々保育をしているわけではありません。みんなそれぞれ子どもへの願いや想いがあり、保育理念や保育目標に沿って保育をしています。

ちなみに私の願いは…子どもたちにはありのままの自分を好きになってもらいたい。自分を信じてどんな困難にも立ち向かえる人間になってほしい。そして、自分と他人を大切にできる大人になってほしい。そんな願いを持って保育をしています。

その願いを形にするためには、いい子になる必要なんてないんです。むしろ、負の感情こそ、思い切り表現させてあげたい。そして、それを受け入れてもらう体験を通して、大人は信頼できる存在だと思ってもらいたいなと思っています。

というのも、私自身、褒められることが嬉しくて、いい子でいようと振る舞っていた子どもだったからです。でも、いい子でいるのが当たり前になると、どんどん期待に応えるのが辛くなっていきました。そして、期待に応えられない自分は劣っていると、自己肯定感も下がっていきました。そんな大人になってほしくない。そんな想いもあります。

子どもたちにとって保育者は家族の次に身近な大人。ということは、私たちが子どもに与える影響はきっと大きい。だからこそ、どんな姿も受け止めてあげたいですよね。

「いい子だねー」、「お利口さん」、「偉いね!」などの言葉。子どもの育ちに本当に必要な言葉なのでしょうか?私自身ついつい使ってしまいがちなので、もっとふさわしい表現方法を考えながら、言葉をかけていきたいなぁと改めて思いました。

あなたの願いはなんですか?どんな風に育ってほしいですか?

子どもの未来を見据えながら、子どもの未来に必要な言葉を模索しながら、日々の関わりを大切にしていきたいですね。

先週のコラムはこちらからどうぞ♪

伝えにくい保護者へのお願いと、ママの涙【はなうたの週間保育士コラム】

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

明日も笑顔あふれる1日になりますように☆

来週も、よろしくお願いします!

 

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