保育園・幼稚園で大人気&おすすめの絵本を集めました。
- 学年ごとのおすすめを知りたい
- 季節感のある絵本を読んであげたい
- 子どもを引きつける絵本を読みたい
そんなニーズを抑えつつ、図書館でも借りられる、人気・定番の王道絵本を中心に選んでいます。
『もくじ』から気になるところを見てみてくださいね。
月案文例も人気です♪
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【まとめ】絵本のおすすめ(保育園・幼稚園・こども園)
つきのぼうや
ねらい
- 月や空に関心を持つ
あらすじ
おつきさまは池の中にもうひとりのおつきさまがいるのに気が付き、友だちになりたいと思いました。
そこでつきのぼうやにつきを連れてくるように頼みました。
つきのぼうやは空からかけおりて行きました。
雲を抜け、木の間をくぐり、けむりを突っ切りすすまみれ、船着き場を越えたら水の中!
水の底には手鏡があり、つきのぼうやは「おつきさまがうつっている」と思いました。
そこで手鏡を持って、もときた道を戻りました。
おつきさまは水の中からきたつきを見て喜び、いつも鏡に向かって気の合う友だちに話しかけるのでした。
解説文
見た目が縦長で、とてもめずらしいサイズの絵本です。
また、「上から下へ降りていく」というテーマも他の本にはあまりなく(その逆は見かけますが)惹きつけられる内容です。
つきのぼうやが水の中から空へ登っていく終わりの方のシーンでは、数ページにわたって「上から下へ」降りてきた風景を、一ページの中で一度に見ることができます。
手鏡の中のお月さまを「もう1人のお月さま」だと思うシーンも、ユーモアがあり面白いですね。
是非繰り返し読んでほしい一冊です。
だってだってのおばあさん
ねらい
- お年寄りに関心を持つ
- 誕生日や年齢に興味を持つ
あらすじ
きょうはおばあさんは99さいのたんじょうび。
おばあさんはねこにろうそくを99本買ってくるよう頼みました。
ところがねこは途中で落としてしまい、残ったろうそくはたったの5本。
おばあさんは5本のろうそくをケーキに立て、5歳のおたんじょう日にすることにしました。
おばあさんは5歳になったんですもの、今までやらなかったさかなつりだって川を飛び越えたりだってするのです。
とっても楽しい!
おばあさんは来年のおたんじょう日にもろうそくは5本買ってきてね、とねこに話すのでした。
解説文
「5歳」になったおばあさんが生き生きとおちゃめに描かれており、とても微笑ましい気持ちになります。
子ども達にも5歳になったおばあさんの気持ちが伝わるよう、読む際には「99歳のおばあさん」と、生き生きとした「5歳のおばあさん」のセリフにメリハリをつけるのも面白いですね。
やまなしもぎ
ねらい
- 日本の昔話に親しむ
- 話の展開を想像しながら楽しむ
あらすじ
三人の兄弟は体の具合が悪いお母さんから「奥山のやまなしが食べたい」と聞き、やまなしもぎに行くことにしました。
一番目と二番目の兄は、道の途中で出会ったばあさまが教えてくれた行き方を忘れてしまったので、沼のぬしに飲み込まれてしまいました。
三番目のさぶろうはばあさまから教わった行き方を覚えていたので、無事にやまなしの木にたどり着き、やまなしを手に入れました。
さぶろうはばあさまからもらった刀で沼のぬしを退治すると、兄達を救い出し、三人そろって山を下りることができました。
お母さんにやまなしを食べさせると、病気はけろっと治ったということです。
解説文
方言が混じった文なので、読む際にスムーズに読めるよう、事前に下読みをしておくことをおすすめします。
文中の「ゆけっちゃ」「ゆくなっちゃ」というフレーズは太文字で表現されており、この後の話の流れが決まる重要な言葉になっています。
少々強調して読むのも良いでしょう。
うさぎのいえ
ねらい
- 外国の昔話に親しむ
- 話の展開に興味を持つ
あらすじ
ある日、うさぎの小屋にきつねがやってきました。
遠くから歩き疲れてくたくただと話すきつねを優しく小屋の中へ招き入れたうさぎですが、すっかり居座ってしまったきつねに、うさぎはとうとう追い出されてしまいました。
それを見た動物たちがうさぎを助けようとしますが、きつねの悪知恵ですっかり怯えてしまいます。
最後に助けに来たのはおんどり。
おんどりはかりゅうどの声に化け、勘違いしたきつねを小屋から追い出すことに成功しました。
そしてうさぎとおんどりは一緒に仲良くくらしたのでした。
解説文
きつねの声はおおかみの声に化けるので、子ども達がきつねとおおかみの声の違いに気がつくよう、おおかみの声は低く鋭いトーンで読み進めるのも良いでしょう。
一方でうさぎは優しく弱めのトーンにし、きつねとの対比をはっきりさせるのもおすすめです。
うさぎのみみはなぜながい
ねらい
- 外国の昔話に親しむ
あらすじ
とおいむかし、体が小さくけもの達からいじめられていたうさぎは、もっと体を大きくしてほしいと神様にお願いをしました。
すると神様は、森中でいちばん強いとら、いちばんむごいわに、いちばん知恵のあるさるの三匹を自分の手で殺し、皮を持ってきたら願いを叶えると約束をします。
そこでうさぎは勇気と知恵をふりしぼり、三匹を皮をはぐことに成功しました。
神様にそれを伝えると、「うさぎの体は小さいが、すばしっこく利口に作ったので、このうえ大きな体をさずけたら、森中のけものを殺してしまうだろう」と話します。
しかし、「たったひとところでも大きくしてやろう」とうさぎの両耳をつかみ、遠い大地の上に投げ出しました。
その時から、うさぎの耳は大きく長くなったということです。
解説文
メキシコの昔話で、日本の昔話とはまた少し異なった雰囲気をもっています。
うさぎが動物を殺して皮をはぐという残酷なシーンもありますが、これも昔話ならではのものなのかもしれません。
少々ボリュームのある絵本ですが、冒険的な要素も入っているので、読み進めやすいのではと思います。
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