こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『主任からハラスメントを受け、心身も限界で辞めたいです』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『まずは園長に経緯を相談してみてはいかがでしょうか』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(匿名)
【年代】20代
【経験年数】3年目
【ご相談文】
相談お願いいたします。
保育士として働いています。園の上司からパワハラを受けていてとても辛いです。例えば、微熱が続いたことがあり、総合病院で検査を受けましたが原因不明でした。しかし、それを園長に報告すると、職員室にいた主任が他の職員がいるにも関わらず「えー妊娠してるんじゃないの?」と言ってきました。また、ある時は私のことを「給料泥棒」と言ってきたり、結婚式を挙げるため休暇を申請したら「いくら結婚式でも仕事が終わってないなら休ませられない」ともいわれました。また、1日休暇をいただいていたにも関わらず、前日になり認められないからと午前中に出勤させられ、旅行にも支障がでたこともあります。
保育中にも昼寝をしない子供を皆の前で叩き泣かせることもあり、主任の近くにいることが怖く、仕事一つするにもビクビクしています。子供と楽しく関わることは愚か、職場にすら行くのが辛く、涙がとまりません。
私にも仕事面では落ち度はあると思いますし、指導として受け止めることも必要とはわかってします。しかし、傷つけられるような言葉や行動には納得いきませんし、今後、後輩にも同じことが起きたりするのではと心配にもなります。私はどの様に主任と接していくべきでしょうか。
幸い、同期や先輩たちには恵まれ、相談したりフォローしてもらって救われていますが、気持ちが限界ですし、同期や先輩には迷惑をかけたくありません。
子供は好きですが、辞めたいと考えています。
どう思われますか?
こんにちは。
お待たせいたしました。
原因不明の発熱が続き、不安なお気持ちの中出勤していらっしゃったこととお察しします。
当方もこまりんさんのお加減が心配です。
お話を拝見し、こまりんさんのつらい思いがひしひしと伝わってきたと同時に、主任の心ない言動に憤りを感じました。
こまりんさんがおっしゃるとおり、「傷つけられるような言葉や行動には納得いかない」のはごもっともだと思います。
「妊娠してるんじゃないの?」「給料泥棒」といった言葉の数々はとても指導とは呼べるものではありませんし、むしろ言ってはならない言葉に相当するのではないでしょうか。
「これを言ったら部下がどう思うか」を考えず、軽々しく口にすることは、上司としていかがなものかと感じます。
【主任からハラスメントを受け、心身も限界で辞めたいです】とのご相談につきまして、当方の回答としましては、【まずは園長に経緯を相談してみてはいかがでしょうか】と考えます。
主任のハラスメント行為について、園長はどこまで把握しているのか分かりかねますが(主任から「妊娠してるんじゃないの?」と言われた時には園長もその場にいらっしゃったようですが)、主任から受けた行為や言動を時系列にメモに書き出し、提出した上で「このような事を言われてつらいです」と相談してみてはと感じます。
その際に「この状態がこれからも続くのであれば、退職も考えています」と伝えてみても良いでしょう。
園長も事態の深刻さがより把握出来るのではと考えられるからです。
メモ書きにつきましては、園長がより具体的なイメージを持てるよう、言われた内容はそのまま記録することをおすすめします。
もし園長がこまりんさんの気持ちを汲み取って下さる方でしたら、改善策を一緒に考えて下さるかもしれません。
現在は「主任の近くにいることが怖い」とのことですので、出来るだけ顔を合わせる時間が少なくなるよう、勤務時間や配属クラスが重ならないよう配置を替えてもらえないか、相談してみるのも良いでしょう。
また、同期や先輩の先生方には恵まれていらっしゃるとのことですので、こまりんさん本人が相談するだけではなく、そのような方々を通じて園長に伝えてもらうというのも方法の一つかもしれません。
客観的な視点からこまりんさんの様子を伝えてもらうことで、より事の大きさを知らせることが出来るのではと考えております。
ハラスメント行為への対応方法について当サイトでも記載しておりますので、よろしければご覧下さいね。
こまりんさんの状況に通じるものがあるのではと感じております。
また、子どもに対しても虐待と思われる行為があるとのことですので、こちらに関しても時系列で子どもへの対応について記録をとり、是非伝えて頂けたらと思います。
叩くことで子どもが身体的に怪我を負うだけではなく、心にも傷を負うのではないかという心配がありますので、こちらに関しても早急な改善が必要だと感じております。
当サイト内に「虐待」に関する記事がありますのでご紹介いたします。
対応方法についても記載しておりますので、少しでも参考になれば幸いです。
休暇の件につきましては、「休みを取ること」はこまりんさんの権利となります。
平成31年度に労働基準法が改正され、「法定の年次有給休暇が10日以上の全ての労働者に対し、毎年5日間、年次有給休暇を確実に取得させることが必要」となりました。
もしこまりんさんの有給休暇が10日以上であれば、こちらに該当することとなります。
また、「労働者の意見を尊重し、取得時季を指定すること」とされていますから、こまりんさんの意見は尊重される必要があったでしょう。
こちらは外部リンクとなりますが、厚生労働省の年次有給休暇に関するサイトをご紹介いたします。
前々から休暇申請をしていたにも関わらず、前日になり変更を強要するのはいかがなものかと思いますし、特に「結婚式」「旅行」といった大きなイベントでのスケジュールに支障をきたすことを考慮すれば、「すでに受理されている」ことを理由に休んでも良いのではと感じます。
こちらに関しても、園長に相談してみてはと思います。
もしこまりんさんに仕事上の「落ち度」があったとしても、今回お話して下さったことは、どれも「指導」ではなく受け入れる必要のないものです。
もし園長に相談した結果、状況が好転することがあったとしても、すでに大きなストレスを抱え「限界」と感じていらっしゃいますから、きりの良いところで退職しても良いのではと考えます。
もしきりがつかなくとも、心身の状態がこれ以上悪化するようなことがあれば、ご自身の心身を守るためにも早々に見切りをつけても良いのではと思います。
少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「私も相談してみたい・・・」というあなたは↓↓↓
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