こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『園の配慮で担任を外してもらうことは、自分にとって甘えではないですか?』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『決して甘えではありませんよ。園の配慮に素直に応じてみてはいかがでしょうか』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】5年目
【一番解決したいこと】自分の働き方は間違いではないか。
【相談文】
4年目の時働いていた職場で書類、壁面、クラス運営で悩み、園長にもパワハラまがいのことをされ誰にも相談出来ず崩れるように辞めました。その後ほかの園に行きましたが、保育士が子どもに手を上げたりすることもよくみられ、辛くなり辞めました。6月中旬から新しい保育園にいますが、とてもいい園で、精神疾患も理解してくれ採用してくれました。
パートで2歳児の担任をしてましたが、書類の量、保育内容について考えていたら土日も休めず、余裕がなくなりました。そして、子どもにかける言葉も雑になったり、イライラしてる自分が嫌になりました。自分には保育士として自信が無くなってきました。
それを今の園に相談したら、パートで担任持つのではなく、合同の時間だけとかフリーで働かないって言って下さりました。あたしも今の園はとてもいい園で自分も精神疾患が良くなればまた担任として働きたいとも考えています。言葉に甘えて担任から外れてパートでフリーでもいいのか悩んでます。自分に甘いのではないか。保育士をする上で書類は必要なのにただの逃げではないか。そんなあたしに保育士をする資格があるか。
ご相談内容、拝見いたしました。
こまりんさんは仕事にとても誠実な方だとお見受けしました。
保育に一生懸命だからこそ、沢山悩んでしまうのかもしれませんね。
こまりんさんの不安なお気持ちが少しでも軽くなるよう、一緒に考えていきたいと思います。
ただいま多くのご相談を受けておりますため、お時間を頂けたらと思います。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
先の返信でも書きましたが、こまりんさんは保育にとても誠実であり、一生懸命こなそうとされる方だとお見受けしました。
一生懸命保育に向き合うからこそ休みの日も考えてしまい、心が休まる余裕がなくなってしまったのかもしれませんね。
その結果子供達への対応が丁寧ではなくなり、それによりご自身のお気持ちもイライラし、どのようにしたら良いのか考えてしまうという悪循環に陥ることで、よりおつらい気持ちを抱えていらっしゃるのではと感じました。
【担任から外れて業務の負担を軽くするという園の配慮は、自分にとって甘えではないのか】というご相談につきまして、当方の回答としましては【決して甘えではありませんよ。園の配慮に素直に応じてみてはいかがでしょうか】と考えます。
ご相談内容から園側の対応を拝見し、こまりんさんのことを大切な職員の一人として迎えて下さっていることが伝わってきました。
こまりんさんも「とてもいい園」とおっしゃるとおり、本当に良い園に巡り会えたのではと思います。
園側は現在のこまりんさんの心の状態を察して下さっていること、そして、こまりんさんが一生懸命になってしまった結果負担となってしまった現在の状況を考慮して、あえてフリーという異なる業務を任せようと考えたのではと推察します。
また、6月中旬から勤務を開始され、まだ日が浅いこともあり、もしかしたら「まだ園に慣れていないのに負担をかけすぎてしまったのかも」と考えたのかもしれません。
こまりんさんご自身も心の状態が回復した際には担任として働きたいとのことですので、そのお気持ちはしっかりと園側に伝え、今は園側の配慮をプラスとして捉え、応じてみてはと思います。
担任を外れ、パートでフリーになるということはご自身に対する甘えではないかと心配されていらっしゃいますが、決してそのようなことはないと思います。
例え書類を書かなくとも、担任ではなくとも、フリーという業務は非常に大切な役割です。
フリーは園の流れを把握し、クラスや子供の配慮が必要な場面を瞬時に理解し援助を行うことで、活動の流れがスムーズに進むよう支えていく立場になります。
クラス担任とは異なり、園全体の子供達の理解に努めなければなりませんから、範囲もぐっと広がりますね。
お悩み相談でもフリーの方からのお話も伺うことがありますが、誇りを持って業務にあたっていらっしゃる方が数多くいらっしゃいます。
フリーとなることで「園全体の流れを知る良い機会かもしれない」「子供達全員を知ることが出来るきっかけとなるのでは」と前向きに受け止めて頂けたらと思います。
当サイトの記事に「フリー業務」について記載したものがあります。
よろしかったら参考になさって下さいね。
そして、担任でもフリーでも保育をする際には、「プライベートの時間を確保し楽しむ」ことも大切です。
プライベートの時間を削ってまで仕事に打ち込んでしまうと、心身ともに疲れがたまってしまいます。
ですから、程よい加減で切り上げることも、ご自身の身体を守るためには大切なことではと考えます。
最後に、こまりんさんは保育士をする資格がない方とは思いません。
保育士の仕事を全うしようと全力で取り組んでいらっしゃる姿が伝わってくるからこそ、そう思いますよ。
少しでもおつらいお気持ちが軽くなればと願ってやみません。
不安が解消されない時にはいつでもお話にいらして下さいね。
家族からも1度離れて保育以外の仕事してみたら?とも言われました。あたしも離れた方がいいかと思ってます。
返信をありがとうございました。
そして、退職されること、その経緯(園側の理由)に当方も大変驚いております。
先のご相談から、園側がこまりんさんのお気持ちを汲み取っていらっしゃると思っておりましたので、今回のほぼ正反対とも受け取れる対応に、こまりんさんが困惑し、悲しい思いをされていらっしゃるのではと大変心配しております。
同時に、いとも簡単に手のひらを返すような園側の対応に、当方は強い憤りを感じます。
こまりんさんのお気持ちを踏みにじるような対応は許されるものではありません。
これではお気持ちが折れてしまうのも致し方無いと思います。
保育以外の職種も経験しようかと迷っていらっしゃるとのことですが、もしご興味がある職種があるのでしたら、挑戦してみることも良いかと思います。
もし一度働いてみて、やはり「保育がいいな」と思えるのでしたら、保育の世界に戻ることも良いでしょう。
ただ、保育に未練があるのでしたら(今回を含めた今までの園は子供との関わりに原因があるのではなく、職場環境に原因があったのですから)、時間が許す限り色々な園を見学し、こまりんさんがやりがいを感じて働ける職場を探してみても良いかと思います。
当サイトの記事で、見学のメリットについて紹介しておりますので、よろしかったらご覧下さいね。
最後に、こまりんさんは「保育をしてはいけない人」ではないのですよ。
先にもお伝えしたとおり、職場環境が原因で退職されたのですから、どうかご自身を責めないで頂けたらと思います。
おつらい気持ちが続くようでしたら、いつでもお話しにいらして下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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