先月から保育の仕事を始めましたが、不安ばかりです【第316回|保育士お悩み相談】

2019年11月15日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回の相談者からのお悩みは、『先月より保育の仕事を始めました。初めての事ばかりで不安を感じています』というご相談。

回答者のほいくのおまもりは『不安なことは先輩方に相談しながら一つずつ解消していけば良いのではと考えます』とアドバイス。

どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談(LINE)

こまりん
【性別】女性
【年齢】30代
【保育士経験年数】0年
【相談文】
初めまして。保育士未経験の30代の女です。9月から保育士として働き始めました。10月から0歳児(でも一歳過ぎてる)を2人受け持つ事になりました。初めての事なので保護者との関係や日案週案月案が不安です。 11月にも誕生日会の担当になりどうすればよいのかわかりません。
ほいくのおまもり
こんにちは。

ご相談内容、拝見いたしました。 

今月より保育士として働き始めたとのことですので、分からないことも多く、戸惑いもあることとお察しします。
少しでも安心出来ますよう、返信を考えていきたいと思います。

ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。

ほいくのおまもり
こんばんは。

お待たせしまして申し訳ありませんでした。

先の返信でもお話いたしましたが、保育士になられてからまだ日も浅いため、日々初めて経験することがあり、戸惑いを感じていらっしゃるのではとお見受けします。
また、保育計画等の書類や子供達や保護者との信頼関係作り、行事の担当といった業務に不安を感じていらっしゃるお気持ちはとてもよく分かります。

【先月より保育の仕事を始めました。初めての事ばかりで不安を感じています】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【不安なことは先輩方に相談しながら一つずつ解消していけば良いのではと考えます】。

こまりんさんはまだ保育士になられて間もないのですから、分からないことが多く、不安なお気持ちになるのは致し方ないのではと思います。
保育の仕事は業務の種類や覚えることが多く、イレギュラーな出来事も日常的に起こるため、「どうしよう」と迷う場面もあるのではとお察しします。

分からない時や、不安を感じた時には先輩の職員に尋ねてみてはと考えます。
一つずつ不安を解消していくことで、安心へと変わっていくでしょう。
もし「いつ相談すれば良いのか、タイミングが分からない」のでしたら、前もって「質問したいことがあるのですが、ご都合の良い時間はありますでしょうか?」と相手の都合の良い時間を伺っておくことで、質問をする時間を確保して下さるのではと思いますよ。

日案・週案・月案につきましては、園によって書式も様々ですので、過去の記録を参考にするのも方法の一つです。
出来れば過去の記録は現在の時期と同じ時期のものを参考にすることをおすすめします(例えば現在は10月1週目になりますので、参考にする記録も10月1週目のものを見ると良いでしょう)。
現在の時期と参考にする時期を揃えることで、園ではどのような活動をしているのか、この時期の子供達はどのような成長をするのか等が分かるのではと思います。
保育雑誌等でも月案・週案について紹介していますので、そちらを参考にしてみるのも良いかもしれませんね。
そして、先輩に相談をすることも大切だと感じます。
アドバイスを受けることで、どのような点に配慮して書けば良いのか徐々に分かるようになるのではと思います。

保護者との関係については、先輩がしていらっしゃる登降園時の挨拶や会話の内容等を観察してみると良いでしょう。
また、保護者の性格や傾向等を把握することで関係も作りやすくなりますから、先輩に保護者の性格や傾向についても尋ねてみると良いのではと感じます。

11月に担当される誕生会の前に、まずは10月の誕生会があるかと思いますので、どのような流れなのかを確認しておくと良いかと思います。
こちらについても、過去の記録があれば参考にするのもおすすめです。
その際に分からないことがあれば、先輩に質問すると良いでしょう。
また、早めの段階で計画を立て、アドバイスをもらうことで、当日は少しでも安心して進めることが出来るのでは、と思います。

当サイトの記事の中で「新人保育士がぶつかる悩み」について記載しております。
こちらでは人間関係に焦点を当てておりますが、少しでもお悩みに寄り添えるのではないかと思いましたので、ご紹介させて頂きますね。

新人保育士(1年目)がぶつかる人間関係3つの悩みをおすすめ本から紹介します!

繰り返しとなりますが、こまりんさんはまだ1年目でいらっしゃいますから、分からないことは是非先輩に相談してみると良いかと思います。
「分からないこと」を解消することで、不安が安心へと変わり、自信につながっていくのではないかと感じます。

お役に立てましたら幸いです。
もしご心配なことがありましたら、いつでもいらして下さいね。

こまりん
おはようございます。こまりんです。
今日週案決める会議があり,何も答えられず泣いてしまいました。 
先輩からは叱られました。不安そうな顔をするなとか。
自分が非常に情けないです。何で私なんかが担任になったんだ?とか思っています。
ほいくのおまもり
こんばんは。

週案を決める会議で答えることが出来なかったのですね。
先輩からも「不安そうな顔をしないで」と叱られたとのことですので、その時の不安と緊張がかなり大きかったのではとお察しします。

週案について、当方から出来るご提案は、先の返信とほぼ同じになると考えております。
その他には、週案はその週だけを考えるのではなく、おおまかに1ヶ月全体(今でしたら10月分になるでしょうか)の流れを把握しておくことも良いのではと思います。
先の週案についてはまだ記載はしていなくとも、頭の中でイメージをつかんでおくと、今後の保育の見通しも立てやすくなるのではと思いますよ。
また、会議等で質問や指摘を受けた際にも、答えやすくなるのではないかと感じます。
月案や週案については、過去の園の資料以外にも、保育雑誌等でも載せていますので、そちらも参考にしてみても良いかもしませんね。

「なぜ担任になったのだろう」とおつらい気持ちになっていらっしゃるのですね。
子ども達にとって「こまりんさんが必要な方だったから」、担任になられたのだと思いますよ。

今は分からないことも多いでしょうから、様々な場面で自信がなく、不安なお気持ちになることと思います。
もしかしたら今はまだご自身の長所(強み)もお気づきでないかもしれません。
是非「私なんか」と後ろ向きに考えず、「こまりんさんだからこそ」出来るものを見つけて頂けたらと思います。
こまりんさんは笑顔がとても素敵でいらっしゃるかもしれません。
優しい雰囲気でいらっしゃるかもしれません。
歌やお絵かきがお上手かもしれません。
もしくは、子どもの観察が得意でいらっしゃるかもしれません。
こまりんさんの強みを見つけて、「私だから出来ること」を自信につなげて頂けたらと思っております。

こまりんさんが前向きなお気持ちで進めますよう、当方も願っております。

こまりん
こんにちは。こまりんです。何度もメッセージ送ってしまい申し訳ありません。
相談したいので送ります。 明日締め切りのクラスだよりがあるのですが,私はパソコンが苦手で一部手書きで提出したのですが,園長は「手書きで提出するなら全部手書きにして。イラストの切れ端なんて使うな」と言われてしまいました。
ほいくのおまもり
イラストは、その季節らしいものをネットで検索し、それを手描きで写せば良いと思いますよ。
こまりん
今晩は。こまりんです。 
今日は園でリーダー会議があり初めて出席しました。
今月のねらいや反省,それを踏まえた来月のねらい等を発表するのですが,先輩方に鼻で笑われてしまいました。
頑張って働いてますが保育士の仕事が向いていない様な気がしてなりません。
保育士以外の仕事をするにも私には何もなく毎日泣くばかりで,さらに追い討ちをかけるように10月31日までに,11月の誕生会の行事計画書,クリスマス会の行事計画書,11月のお便りの3つを書いてこい。完成したものでないと受け取らないと言われました。
正直もう辛いです。
ほいくのおまもり
こんばんは。

10月中に誕生会、クリスマス会の行事計画書、11月のお便りを完成させるように言われたとのことですが、スケジュール的にもかなりタイトな要求だと感じます。
また、11月のお便りは月はじめには保護者に配布するでしょうから、この数日中に原稿を書き、チェックをしてもらい、印刷をするという工程を考えると、そもそもこまりんさんに依頼をする時期も遅すぎるのではと感じます。

こまりんさんは9月から新人として仕事に就いたとのことですので、本来ならばこの時期は先輩から一つずつ教わりながら少しずつ業務を覚えていく段階になるのではと思います。
今はまだ分からないことが多くて当然でしょうし、いきなり「先輩と同じレベルで保育をする」ことを目指すのではなく、「先輩の保育を見て学びながら」保育をすることで、ご自身の保育スキルを高めていくことが出来るのではと感じます。
もし間違っていたりピントがずれることがあった時には、先輩がアドバイスをする必要があるでしょう。
「鼻で笑う」のはありえないことです。

こまりんさんが「保育士に向いていない」のではなく、園が「こまりんさんを育てようとしていない」のだと感じます。
ですから、これ以上つらい思いを重ねないためにも早々に見切りをつけ、環境の合う園に転職した方が良いのではないかと思いましたが、いかがでしょうか。

こまりん
おはようございます。こまりんです。
昨日のお返事ありがとうございました。
色々考え転職しようと思います。
ほいくのおまもり
こんにちは。

早々の返信をありがとうございました。

転職を検討されていらっしゃるのですね。

こまりんさんが居心地の良い環境に出会えることを願っております。

もしお困りのことがありましたらいつでもお話し下さいね。

1ヶ月後・・・

こまりん
お久しぶりです。
今現在クリスマス会について悩んでいます。
9月に入社したばかりなのに沢山の行事を任されしんどいです。以前の相談後に園長から「生活発表会の看板も作ってね。リーダーだよ。」と言われました。
何だか時々死にたい気持ちになります。
クリスマス会の動画があると園長が仰って今日見に行ったのですがありませんでした。「毎年ビデオには撮ってあるんだけどね~」
と軽い感じで言われました。クリスマスが来る少し前に病気にならないかなぁ?なんて考えてしまいます。
ほいくのおまもり
こんばんは。
お久しぶりです。
その後の様子が気になっておりましたが、おつらい状況が続いていらっしゃるのですね。

9月に仕事に就かれてまだ日も浅い状態で、すでに沢山の行事を任され、「リーダー」にも推されていらっしゃるとのことで、ストレスも相当なものとお見受けします。
行事への取り組みは本来ならば先輩が主導となり、保育年数の少ない保育士に教えながら進めていくことが望ましいのではと思いますが、こまりんさんの職場ではそのような進め方ではないのかもしれませんね。

10月の返信でもお伝えしましたが、年度末を待たずに見切りをつけ、環境の合う園に転職するのも良いのではないかと感じます。
その前に、上司に「業務量が多くてつらい」というお気持ちを相談してみるのも良いでしょう。
いずれにしても、このまま続けることで精神的にもダメージを受け続けるのではと心配しております。

こまりん
おはようございます。返信ありがとうございます。見切りをつけて転職したいのですが,法人名義でお部屋を借りているので辞めたら部屋を出ていくことになります。お祝い金10万円も全額支払わなければいけません。このままクリスマスまで何もしたくない。病気で入院してしまいたい。甘えかもしれないと思ってますがクリスマスが近づく度に死にたい気持ちになってしまいます。

朝から失礼致しました。

ほいくのおまもり
こんにちは。
返信を拝見いたしました。
気持ちが塞がれていらっしゃることに心配しております。

住居やお祝い金など悩ましいことと思います。
ただ、それほどまでに思い詰められているのであれば、無理をして続けるよりも今の職場を離れていることが何よりも大事なのではないでしょうか。

それらの事は全て分けておいて、まずは気持ちを落ち着けるためにも離職を検討してみては、と思いますよ。

1週間後・・・

こまりん
今晩は。
返信が遅れてしまいました。申し訳ございません。
実は,心身共に限界が来て先週の木曜日に受診しました。(内科です)今までの経緯を医師に相談したところ「適応障害ですね。診断書出します。」と言われました。月曜日に姉妹園の園長と人事の方と私の三人で話し合いがありました。
診断書を提出したのですが,今の時期忙しいのでお休みにはなりませんでした。   
正直これからどうなるのか怖いです。
ほいくのおまもり
こんばんは。

お身体が限界になったとのことで大変心配しております。

病院も受診され、診断がついたのですね。
診断書を提出しても休みとはならなかったとのことですが、こまりんさんも限界に来ていらっしゃいますから、少しでも早く体調を優先させた方が良いと感じます。

こちらは当サイトの記事となりますが、年度途中での退職について記載しております。
少しでもお役に立てるのではと思いましたので、ご紹介いたします。

保育士の辞め方と退職理由|やめさせてくれない時の対処法と面接時の退職理由

このまま無理をすることで体調が悪化してしまうと、働くことすらままならなくなる可能性もあります。
ご自身の気持ちを上司に伝えることは大変な勇気が必要かと思いますが、ご自身を守るためにも、何が何でも「休みます(もしくは辞めます)」というお気持ちを貫き通して頂けたらと感じております。

「これからどうなるのか」、不安なお気持ちでいらっしゃると思います。
「どうしようか」と考える気力を蓄えるためにも、まずはお身体を休めた方が良いのではと思いますよ。

1ヶ月後・・・

こまりん
今晩は。未だにあの園で働いています。辞める決心はしているものの,出勤すると「せんせ~」と言って駆け寄ってくれます。凄く嬉しいです。決心が揺らいでいます。
ほいくのおまもり
こんばんは。

子ども達の可愛らしい笑顔や駆け寄ってくれる姿を見ると、どうしても心が揺らいでしまいますよね。お気持ちは分かりますよ。

こまりんさんの現在の状況(心身のご様子や業務の内容、職員との関係等)、そして今後予想される待遇について今一度よく考えたうえで「どうしたら良いのか」を判断すると良いかもしれませんね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ままりん

ほいくのおまもり管理人の妻。ほいくのおまもりでは、『お悩み相談』と『絵本記事』を主に担当しています。 幼稚園でアルバイト2年、正職員6年、保育園で保育士3年。その後、結婚を機に退職し3児の母に。2021年9月から再びパート保育士として復帰しました。その他に、夢の国のキャストや大手監査法人で事務職を2年半経験。買い物が大好きで、セールの季節はそわそわしています。

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