こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『「10数えたらおしまい」と子どもに伝えたら、他の職員から虐待になると言われました』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『子どもたちが納得して気持ちを切り替えられるのでしたら、虐待には当たらないと考えます』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】30代
【保育士経験年数】約6年
【相談文】
子どもたちが遊んで部屋に戻ったり節目の時、水道で水遊びをしちゃう子どもに対して「あと10数えたらおしまいね」「10数える間に戻ってきてね」と伝える事があります。物の貸し借りでも貸すと約束はしたけど中々貸せない時とかも使います。
それを見てた看護士がそれは「虐待になる」と言われました。
個人的な思いとしては「具体的な事を伝える事で気持ちが切り替えられる」から1つの目安として言っている感じです。時間に余裕がある時はゆっくり言ったり私なりに工夫をしてるつもりです。
虐待になるんですか?と聞いたら前に辞めた保育士がそう言っていた(それ以上の詳細は分からず)との事でした。
実際に虐待にあたるのでしょうか?
ノンタンの絵本でも順番にブランコに乗る内容のものにそういうやり方で変わってあげている物もまりますし、何故かのか、それは園全体で共有していることなのか。もし共有しているのなら何故今まで伝えてくれなかったのか。疑問と不安が残ります。
こまりんさんのご相談を確かに承りました。
お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせいたしました。
子どもが気持ちを切り替える手段として「数を数える」保育をされていたところ、「虐待ではないか」と言われたのですね。
【「10数えたらおしまい」と子どもに伝えたら、他の職員から虐待になると言われました】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【子どもたちが納得して気持ちを切り替えられるのでしたら、虐待には当たらないと考えます】。
「具体的な事を伝える事で気持ちが切り替えられる」手段の一つとして数を数えることは、保育方法として間違っていないと感じます。
「10」という分かりやすく具体的な数字をあげることで子どもたちは「あとどれぐらいの時間なのか」がイメージ出来るでしょう。
また、「10までの間に」気持ちを切り替えなければ、という心の準備もしやすくなるのではと思うのです。
もし子どもが納得していない状態で「10」を数え始めたり、数え終わっても気持ちの切り替えがつかない子どもに対して無理に物を取り上げたり次の行動に移らせる、というのでしたら保育方法を見直す必要があるかもしれません(勿論時と場合によって保育士のタイミングで切り上げることが必要な場面もありますが)。
ただ、お話を拝見する限りでは子どもの状況を把握した上で数を数えていらっしゃいますし、数え方にも気を配っていらっしゃいますから、子どもの負担になっていないのではと感じます。
そして何よりもこまりんさんが保育をする上で数を数えることに明確な理由を持ち、必要性を感じて行っていらっしゃいます。
ですから、虐待には当たらないと考えます。
「虐待になる」と伝えた看護師は、以前保育士から伝え聞いたことをそのまま信じ、「なぜ数を数えることが虐待になるのか」ご自身でもよく分かっていらっしゃらないのではと推察します。
伝えた保育士は数え方で子どもへの対応に苦労した経験をしたか、もしくは見たことがあったのかもしれませんね。
ノンタンの絵本でもあるとおり、子ども同士のスムーズなやり取りの一つとして数を数えるという方法は昔からありましたし、間違っていないと思います。
引き続き子ども達が数を数えることに納得しているかに配慮しながら、実践していただけたらと思います。
少しでもお悩みが解消されましたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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