こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『有給はあるのに取得させてもらえません。来年まで我慢した方が良いですか?』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『来年まで待たず労働条件の良い園に転職を検討しても良いのではと考えます』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】3年
【相談文】
会社の体制ややり方に不満とやりきれなさがあり、ご相談させていただきました。
私の働いている園は小規模保育所で、いくつかの系列園の正社員として働いています。
去年の決められた年間休日は115日なんですが、去年は病欠でも有給を当てて貰えず前もった予定の為の有給すら許可されず、後から義務化分の5日は土曜日など出勤していない日に休んだことにされてしまいました。
今年度については年間休日を110日にし、義務化分の有給5日を足して115日となりました。
有給はあるのに、それ以上休むことはできないそうです。
今まで、胃腸炎やインフルになっても有給は当てて貰えず、ただ給料から皆勤手当とその休んだ時間分のお金を引かれていました。
現在コロナなどありますが、職員は通常勤務。
休んでも有給を使用できるのはその義務化分だけなのでは、、、と不安に思っています。
正直、お給料も安くボーナスも1ヶ月分もない位です。有給も使わせて貰えない。
子どもはかわいいですがそれは他の園でも同じですし、そんな中でここでやっていく意欲が湧かなくなってしまいました。
しかし先月で上司2名が一気に辞めてしまったことと、新年度も始まり、今さら辞めるとも言えません。
最近はコロナで自粛の子どもの為に…と別の仕事も増えてしまいました。
正直、こちらが心身ともに疲れています。
来年度まで色々耐えるしかないのでしょうか?
それとも、どこか労働相談をしてもいいことなのでしょうか?
すみませんが、宜しくお願いいたします。
こまりんさんのご相談文を読ませていただきました。
有給の消化方法について、疑問と不満を感じるのはごもっともと感じます。
当方でも考えたうえで回答をしたいと思います。
お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待ちしております。
宜しくお願いいたします。
お待たせいたしました。
こまりんさんがお勤めの園の運営者は、有給に対しての意識が低いという印象を受けました。
有給はあるのに休めないというのは、余程おつらい環境とお察しします。
【有給はあるのに取得させてもらえません。来年まで我慢した方が良いですか?】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【来年まで待たず労働条件の良い園に転職を検討しても良いのではと考えます】。
当方は労務関係の専門家ではありませんので、一般的な回答の範囲内でお答えいたしますね。
下記は厚生労働省の有給に関するページとなりますので、ご紹介いたします。
「年次有給休暇は、法律で定められた労働者に与えられた権利」です。
労働者(こまりんさん)から年次有給休暇の請求があった場合には、使用者(園側)は原則としてこれを拒めません。
(もし有給を申請した日が業務に多大な支障が迫っている・期日が迫っている等業務に著しい支障を来す場合「のみ」、使用者はあくまでも「拒否」ではなく、有給の取得時期を変更する「時季変更権」が認められます。ただし、余程の理由がない限り認めることは出来ません。)
ですから、本来ならば有給を取得するのはこまりんさんの権利であり、自由なのですから、義務化分だけでなく、他の有給分についても取得が出来るはずですし、これを園側が「許可をしない」のはおかしなことだと考えます。
また他サイトの資料となりますが、「休暇・休日」を「有給」に充てることは不利益変更となるようです。
4月から“有給休暇の義務化”をご存知? 会社がこんなことをしたら要注意!|FNN
「どこか労働相談をしてもいいことなのでしょうか?」につきましては、勿論相談をしても良いと思いますよ。
各県に労働局、労働基準監督署がありますので、お住まいの近くで相談してみてはいかがでしょうか。
下記に全国の連絡先をご紹介いたしますね(厚生労働省のホームページとなります)。
ただ、「相談」の場合はあくまでもアドバイスにとどまるのではと予想されます。
また、「子どもはかわいいですがそれは他の園でも同じですし」というお考えはごもっともだと思いますので、これ以上心身の負担が大きくなる前に転職を検討しても良いのではと感じます。
今年度末まで頑張らなくとも、条件の良い職場を見つけ次第今の園に見切りをつけるのも良いでしょう。
少しでもお役に立てましたら幸いです。
会社外の方にご相談できて、話せただけでも少しスッキリしました。
とりあえず連絡してみて、転職も検討しようと思います。
ありがとうございました。
少しでもスッキリして頂けたとのことで、当方もほっと安心しております。
お困りの際にはいつでもお話しにいらして下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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