制作で作った物が他の学年と似てしまいました【第376回｜保育士お悩み相談】

【性別】女性
【年代】20代
【経験年数】3年目
【ご相談文】
クリスマスの製作をしていたときのことです。おゆうぎ会も終わりひと段落､､､ではなく、製作をしなければと思っていて、何をしようかと悩んでいる時、周りはどんどん製作を終わらせ飾っていく中、私のクラスはまだ作り始めてもいませんでした。何をしようかと焦って考え、保育雑誌も参考にしていました。その時に、パッと思いついた作品がクリスマスブーツでした。ですが、年中クラスの先輩先生が先に同じような作品を作っており、飾っていて私も見ていました。焦っていたために、特に先輩に断りもいれず完成させました。しかし、その作品を見て、周りの先輩先生がコソコソと、同じものを作ってる等と話をしているのが聞こえました。また、その会話の中で、同じクラスを受け持つ先輩先生の｢保育士として気をつけよう｣という言葉が胸に刺さりました。私は保育士としてしてはいけないことをしたのだと感じました。それから、何度も年中クラスの先輩に一言謝罪しようとも思いましたが、タイミングが合わなかったり、モタモタしている間に1週間も過ぎてしまいました。作品は別のものを改めて作りました。あの時一言言えば、こんなにもモヤモヤせずに済んだのに､､､。直ぐに一言言えば自分自身気まずくならなかったのに､､､と思っています。

今さら遅いとは思いますが、一言謝罪するべきでしょうか？
(謝罪したところで、先輩先生方にはまた陰で何か言われるのは、目に見えています。)
よろしくお願いします。

こんばんは。

ご相談内容、拝見いたしました。 

大きな行事が一段落してすぐに製作活動について考えなければならず、ゆっくりと考える時間もなかったのではとお見受けします。
当方も考えたうえで返信いたしますね。

ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。

こんにちは。

お待たせいたしました。

まずは先日のおゆうぎ会、お疲れ様でした。
大きな行事が無事終了し、ほっとされたことと思います。

その後間を空けずに製作活動に取り組んでいらっしゃり、変わらずお忙しい状況が伝わってきます。
余裕のない状況からアイデアを考えた結果、クリスマスの製作活動としてクリスマスブーツを思いつかれたのですね。
ただ、作品が先に完成していた他学年のものと似通ってしまったのですね。

【製作で作った作品が他学年のものと似通ってしまい、真似をしないよう注意を受けました。謝罪した方が良かったのでしょうか】とのご相談につきまして、当方の考えとしましては【今後の人間関係を良好に保つためにも、今からでも謝罪する方が良いのではと考えます】。

お話を伺った時点で１週間経過していたとのことですので、先の状況を蒸し返すというリスクはあるかと思います。
他の先輩先生方にも何か言われるのではという不安もあるでしょう。
ただ、このまま謝罪しないことで、「こまりんさんは人のアイデアを真似する人だから」というイメージが周囲に固定されてしまうことの方が心配です。
今後仕事を続ける上でやりにくさを感じるのではと思うのです。
ですから、勇気が必要かとは思いますが、伝えてみてはと感じます。

今回の件は「保育士としていけないことをした」というよりも、「真似をされたらどのような気持ちになるのか」相手の気持ちを汲み取ると良かったのかもしれませんね。
こまりんさんは先輩先生のクラスで飾ってあった作品が印象に残っていたからこそ、「自分のクラスでも作ってみたら面白いだろうな」と感じたのではと思います。
事前に「素敵な作品だから自分のクラスでも取り入れても良いですか？」と聞くことで、先輩先生も快く受け入れて下さったかもしれません。
今回は「断りもいれず」とのことでしたので、「知らない間に自分の作品を真似された」ことで当の先生をはじめ、周りの先生も不快に感じたのかもしれませんね。

それではどのようにすればこのような状況になりにくいかというと、やはり前もってスケジュールを立てておくことが望ましいのではと感じます。
年間の行事予定を見ながら、いつ頃製作を開始すれば良いか、そのためにはいつ頃から何を作るかアイデアを考えておくことをおすすめします。
事前に考えておくことで慌てる心配もなくなるのではと思いますよ。
特に季節や行事ものの製作は製作活動の一環として取り入れることも多いでしょうから、例えばこの時期でしたらお正月に関するもの、１月中旬から節分に関するもの、２月中旬からはひなまつりに関するものを作るようスケジュールを組み、それよりも早い段階でアイデアを考えると良いのではと考えます。
ギリギリになってから慌てて製作活動のアイデアを出そうとすると、様々なアイデアの中から精査し選択するといった時間的なゆとりがないでしょうし、クラスの子ども達の力量に見合った活動となるか、子ども達が喜んで取り組めるかといったところまで配慮が回らないという心配もあるでしょう。
この点は保育をするうえで大切なことかもしれません。

また、今回は先輩先生のクラスと作品が似通ってしまったため、こまりんさんのクラスの子ども達は作品を改めて作ったという経緯がありましたね。
おそらく先のブーツは掲示しなかったのではと推測しますが、子ども達にとっても作品を飾ることで、より作った達成感や喜びを味わうことが出来たのではと思います。
子ども達の作った際の頑張りや出来上がった際の喜びをしっかり受け止められるような雰囲気を作るためにも、前もって考え、準備しておくことはやはり大切なのではと感じます。

今回はすでに起きてしまったことですから、「次はどうしたら良いか」を考え、前向きに進んで頂けたら良いなと感じております。
よろしかったらその後のお話を教えて頂けたら幸いです。

少しでも不安なお気持ちが解消されますように。

こんばんは！
返信頂きありがとうございました。

そして、遅くなってすみません。

今日、朝出勤してすぐに、先輩先生に謝罪しました。その先生は、｢全然気にしてなかった。クリスマスだから、みんな作るよ！｣と、言ってました。気にしていた部分はあったと思いますが、このように言っていただいて、モヤモヤがなくなりました。

また、助言して頂いたように、余裕をもって計画的に進めていかなければと、改めて実感しました。
3年目になり、少しだらけてしまっていたんだなと痛感です。

これから、新年を迎えるにあたって、気を引き締めてまた保育をしていこうと思います。

ありがとうございました！

こんばんは。

返信ありがとうございます。

その後のお話を教えて下さいましてありがとうございました。
心配しておりましたので、無事解決し「モヤモヤがなくなった」ことに大変嬉しく思っております。
こまりんさんもほっと安心されたことでしょう。

これからも頑張って下さいね。
当方もこまりんさんを応援しております。