こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『スキンシップを大切にしたいのですが、勤めている園では「泣いても放置」が方針です。現場ではそれがスタンダードなのでしょうか』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『確かにスキンシップは大切です。どこまで応じるかは、園の方針によってまちまちかもしれません』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】40代
【保育士経験年数】1年 幼稚園教諭免許あり
【相談文】
半年前から私立こども園2歳児クラスで働き始めました。自分も子どもがいてペアレンツトレーニングや児童心理学を学んだので、乳幼児期は出来るだけ抱っこ、スキンシップと初めの頃泣いている子には常に寄り添い、抱っこしようとするとしたところ、「怪我とか以外では泣いても放置して」と先輩から注意されました。
また、イヤイヤしている子に子どもの気持ちを汲んだ声かけ、共感してから伝えていくやり方をしていた所「同情はいらない」とも。
トイトレ中、どうしてもトイレに行きたがらない子が大泣きし、お尻を出したまま泣き叫んでいたのでその場で抱きしめて「落ち着いて」と伝えたところ、「甘すぎる」と。
泣いている子に抱っこが悪いことのように言われます。自立を促すにしても、私はこの幼児期はまずスキンシップで信頼関係、愛着形成で自己肯定感をつけてあげることが大事と思っているのですが、保育の方針が園、先輩方と全く通じあえず、先輩の方が子ども達をわかっているんだから立てて従ってと言われてしまいました。それとも、泣いている子はしばらく放置、が現場ではスタンダードなのでしょうか?理想と現実の違いで戸惑っています。
ご相談内容、拝見いたしました。
こまりんさんが勉強や子育てを通じて養われた保育観と、お勤め先の園の保育方針が大きく異なり、戸惑っていらっしゃる様子が伝わってきました。
当方も考えたうえで返信したいと思います。
ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせいたしました。
こまりんさんはペアレンツトレーニングや児童心理学を学ばれ、どのような保育をされたいのか、また、どのような保育が望ましいのかというはっきりとした信念があるものとお見受けします。
ですから、こまりんさんの理想とは大きく異なる園の保育方針に戸惑いを感じていらっしゃるのではとお察ししました。
【スキンシップを大切にしたいのですが、勤めている園では「泣いても放置」が方針です。現場ではそれがスタンダードなのでしょうか】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【確かにスキンシップは大切です。どこまで応じるかは、園の方針によってまちまちかもしれません】。
お勤めの園では「怪我とか以外は泣いても放置」というのが方針のようですので、確かに子どもの気持ちに寄り添った保育とは少々言い難いように感じますし、こまりんさんが戸惑うお気持ちはよく分かります。
「イヤイヤしている子にはまずは子どもの気持ちを汲んだ声かけ、共感をしてから伝える」という方法は当方も賛成ですし、実際に当サイトのお悩み相談にもそのような回答をしたことが複数回あります。
子どもの気持ちを汲むことで子どもも「自分の気持を分かってくれた」と安心するでしょうし、納得しやすいのでは感じます。
また、スキンシップではぬくもりと愛情、安心感を伝えることが出来ますね。
それらの積み重ねが信頼関係の形成にもつながるでしょう。
ただ、園にとって「どこまでスキンシップをするか」という判断はまちまちになるのではと感じます。
明確なルールも決まりもありませんから、あくまでも園の方針や判断によって異なるのではと考えます。
過去のお悩み相談でも「スキンシップをとっていたら注意を受けた」というお話を伺ったことがありますので、もしかしたらこまりんさんの園と同じような方針を持つ園は他にもあるのかもしれません。
こちらは実際にお話を伺った内容となります。
状況は少々異なりますが、通じる部分はあるかもしれませんね。
ただ、多くの園ではスキンシップを大切にし、保育士は怪我でなくとも子ども達と積極的に触れ合い、関わっているのではと考えます。
こまりんさんの理想とする保育方針と園の方針が異なりますので、このまま続けていくことはストレスに感じるかもしれません。
いずれは保育観の合う園に転職を検討することも方法の一つかもしれませんね。
少しでも疑問が解消されましたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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