余裕がなく、誰も頼れない職場。もう限界です【第322回｜保育士お悩み相談】

【性別】女性
【年齢】20代
【保育士経験年数】4年
【相談文】
初めまして。最近保育について悩む事が多く話を聞いて貰えたらと思います。私は前の保育園を3年働いたあと今の保育園に来ました。今年に入り0歳児の担当になったのですが、月齢の低い0歳児の経験がなく園長には伝えていました。しかし何を教えてくれるのでは無く、分からないことだらけだったので経験の長いパートの先生に相談していたところ、担任だから自分で判断してと言われました。離乳食の開始も園長が栄養士と2人で相談し私の分からないところで話が進んでおり、確認すると「言ってなかったっけ」と言われました。0～2歳児の人数に対して保育士の人数は足りているのですが回していくのには余裕がなく、やっとで休憩に入っているのに14時には全員休憩終わらせてと言われ、無理やり休憩に入る形です。休憩も0歳児は起きてしまうため連絡帳や保育日誌を終わらせないと残業しないといけないので今はご飯を食べるのもめんどくさくなり食べずにやっています。以前同僚が園長から「日誌が終わらないのは能力の問題だから残ってやればいい」と言われました。1～2歳児の先生もいっぱいいっぱいで0歳児が大変な時に頼めず、以前オムツ交換を頼んだところ「1人おんぶして変えたら」と言われてから誰かに頼ることが出来なくなりました。もう気持ちもいっぱいいっぱいで毎日が辛いです。帰ってからも休みも持ち帰り仕事、やらないと後悔が襲ってきて最近は子どもの泣き声を聞きながら泣きそうになります。好きな音楽を聞いたり気分転換をしようと思っても出来ず、今年度いっぱいで転職を考えていますが今が辛すぎます。精神科に行こうとも考えています。シフトも私ばかり早番が少なかったり、有給を入れられたりしています。幸い去年転職した人が、一緒の園で働かないかと言ってくれたのでそこは安心なのですがもう何もかも嫌なんです。文章がめちゃくちゃで申し訳ないですし伝え残しもありそうですが話を聞いて貰えたらと思います。

こんばんは。

ご相談内容、拝見いたしました。 

こまりんさんのお勤めの職場は、相談したくともなかなか出来る環境ではないうえに、お一人で対処しなくてはならならない場面が多く、本当にお辛いことと思います。
昼食も取らずに業務を進めていらっしゃったり、持ち帰り仕事が多かったり、子どもの泣き声を聞きながら泣きそうになったり等、心身共にギリギリの状態なのではと心配しております。
こまりんさんのお気持ちが少しでも晴れるよう、当方も回答に努めたいと思います。

ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。

こちらこそお忙しい中お返事下さりありがとうございます。お返事お待ちしております。

こんにちは。

お待たせしまして申し訳ありませんでした。

こまりんさんの職場は最低限の人手はあるものの、回していくには余裕が無いため、こまりんさんをはじめとしてどの職員もいっぱいいっぱいの状態で仕事をされているのだとお察しします。
それぞれに余裕が無いため困った際にはお互いに助け合うことが出来ず、負担がかかってしまうのだと感じました。

【転職して現在の園で働いています。保育士全員が忙しく、頼ることが出来ないため、毎日がつらいです】とのご相談につきまして、【かなりおつらい気持ちを抱えていらっしゃいますので、年度末を待たずに転職を考えても良いのではないでしょうか】と考えます。

こまりんさんの職場では保育士の人数配置が基準を満たしているものの、余裕がある状態ではないため、それぞれが自分の事で精一杯になってしまい、他の職員まで気が回すことが出来ないのではと感じます。
「自分の仕事は自分でやって」という流れになっているために、オムツ替えでも「１人おんぶして替えたら」と言われるのでしょう。
おそらく人数に余裕があれば、ここまで突き放されることはないのではと思います。

また、業務量も一人ひとりにかかる負担が多く、しかも休憩時間も「１４時までには終わらせる」というルールがあるとのことですので、こまりんさんは無理やり休憩を取るために昼食は取らずに仕事をされていらっしゃるのですね。
休憩は本来心と身体を休めるためのものであるのに、かえってストレスを抱える状態となってしまっていることは本末転倒なのではという気がしております。

また、一番問題なのは、園長が業務量について理解を示してくれない様子が伺えるということです。
一人あたりの業務量がそもそも多いのであれば、どれほど仕事が早い人でも時間内にこなしきることは難しいでしょう。
ましてやこまりんさんは４年というキャリアを積んでいらっしゃることを考えれば、仕事をこなすスピードは決して遅くはないのではと思うのです。
さらに平日・休日関係なく持ち帰り仕事があり、どれほど気分転換を試みても、心身ともにしっかりとした休養時間を確保することは出来ないのではと感じます。
つらいお気持ちになるのはごもっともだと思いますよ。

分からないことがあっても経験の長いパートの先生は教えてくれず、離乳食についても園長と栄養士が担任であるこまりんさんを通さずに話し合いを進めていたとのことですので、立場的にも孤立されていらっしゃるのではとお見受けします。
子どもの泣き声を聞きながらご自身も泣きそうになるほどまでに、我慢を重ねていらっしゃったのですね。

精神科への受診も考えていらっしゃるほどですので、ギリギリの状態であるとお察しします。
これ以上悪化する前に、年度末を待たずに退職されても良いのではと思いますよ。

去年転職した方が一緒に働かないかと誘って下さるとのことですので、次の職場が確約されているということを考えれば、次の職場を探さなければと焦ることもないのではと思います。

ただ、今は何もかもがおつらい状態ですので、まずはしっかりと心と身体を休め、「もう一度働きたいな」と思った際に転職を検討されてはいかがでしょうか。

もし伝え残しがありましたらいつでもお話を伺います。
少しでもお気持ちが軽くなりますことを、心から願っております。