こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『入園したばかりの満二歳になる男の子が全く給食を食べてくれず、困っています』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『男の子の気持ちを汲み取り、保育士との関係を築きつつ、給食に興味を持てるよう方向づけてみてはいかがでしょうか』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】2年
【相談文】
今、私は1歳児を担当しています。
新しく来た満二歳の男の子が給食を全く食べようとしてくれないんです。
スプーンで口に運ぼうとしてもふいっとそっぽを向いてしまうんです。
どうしたらいいか、どうしたら給食を食べてもらえるのか迷ってます。
ご相談内容、拝見いたしました。
給食を食べてくれないのはお腹も空くでしょうし、心配になりますよね。
当方も一緒に考えてみたいと思います。
ただいま多くのご相談を受けておりますため、お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
新しく来た満二歳の男の子(仮にAちゃんとしますね)が給食を全く食べてくれないのですね。
給食を全く食べないとなると、降園の時間まで間がかなりありますから、お腹を空かせないかと心配になることと思います。
【入園したばかりの満二歳になる男の子が全く給食を食べてくれず、困っています】とのご相談につきまして、当方の返信としましては【Aちゃんの気持ちを汲み取り、保育士との関係を築きつつ、給食に興味を持てるよう方向づけてみてはいかがでしょうか】と考えます。
当サイトのお悩み相談で、過去に「入園したての一歳の子供が給食を食べなくて困っている」というお話を伺ったことがあります。
月齢ではAちゃんの方が少々大きいですが、状況が近い部分もありますので、先にご紹介させて頂きたいと思います。
そちらでの回答もふまえながらお答えしていきますね。
まずは「なぜ食べないのか」、Aちゃんの気持ちになって考えてみると良いかもしれませんね。
Aちゃんは最近入園したとのことで、現段階では環境的にも慣れていないところがあるのではと推察します。
もしかしたら給食の時以外にも時折不安そうな顔を見せたり、悲しがったりすることはないでしょうか。
今まで家庭で過ごしてきた環境とは大きく異なり、知らない部屋で過ごし、お家の方がおらず、知らない大人や子供に囲まれて過ごすというのは、Aちゃんにとってかなり気を張ることなのではと感じます。
給食に関しても同じで、家庭のものとは食具や配膳の仕方、味付け、食べる人や環境が違うというのはAちゃんにとって違和感を感じることなのかもしれません。
もしかしたら「家庭でいつも使っているお気に入りのスプーンで食べたい」というこだわり等もあるかもしれませんね。
様々な思いが理由となり、「家とは違うから食べるのは嫌」という気持ちになるのではないかと感じました。
それではどのようにすれば良いのかということになりますが、まずはAちゃん自身が、保育園が「安心して過ごせる場所」「楽しい場所」と気付いてもらえるよう、遊びやふれあいの中で保育士との信頼関係を築くところからはじめてみてはと考えます。
給食の時間が近くなると、給食室の方からおいしそうなにおいが流れてくるでしょうから、Aちゃんと一緒に給食室の方まで「おさんぽ」をして、「おいしそうなにおいだね」「今日の給食は何かな?」と一緒に会話を楽しんでも良いかと思います。
においを嗅ぐことで、刺激されてお腹が空くという期待も持てるでしょう。
もし園でその日の献立をディスプレーしているのでしたら、実際に献立を見ることで、「今日の給食はカレーだね!にんじんも入っているね」等といった会話も楽しめるでしょうし、視覚的にもより空腹を感じることが出来るかもしれません。
何よりもAちゃんが給食に興味を持てるよう、「給食は楽しい時間なんだよ」「おいしいんだよ」という気持ちを込めて伝えて頂けたらと思います。
また、Aちゃんのお腹が空くように、保育の中でも身体を動かす遊びに誘ってみるのも方法の一つかと思います。
こまりんさんが一緒に遊ぶことでAちゃんが楽しい時間を過ごし、そこから信頼関係も生まれるのではと感じます。
食事の際にAちゃんが食べない素振りを見せると、こまりんさん達保育士も焦りが生まれ心配になるでしょうし、「食べてもらいたい」と気負う気持ちがAちゃんに伝わることで、より食べる意欲を失うこともあるかもしれません。
ですから、あくまでも楽しい雰囲気を心がけてみてはと感じます。
また、家庭ではどのように食事をしているのか尋ね、園でも使えそうなものは食事の参考にしても良いのではと思います。
少しでもお役に立てたら幸いです。
Aちゃんが給食を食べるようになった時には是非お知らせ頂けたらと思います。
当方もその日が来るのを楽しみにお待ちしております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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