こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『幼児(4歳児)の子どもたちが発する心ない言葉が辛い』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『長期戦になるかもしれませんが、少しづつでも言葉が届くようになるのではと思います』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
とても活発なクラスで、元気があることはいいことなのですが、「友達に嫌なことをするのが楽しい」という言葉を本日聞いてショックを受けました。
また、3名ほど要配慮児がいるのですが、その子達の名前を出しては馬鹿にして楽しむ等、無邪気というよりも心のない言葉が飛び交うのが辛い毎日です。
要配慮児への理解や他者への思いやりをどうやって伝えたらいいのか分かりません…
現在は子どもに自分がされたらどう思うか尋ね、自分がされて嫌なことを友達にしないことを繰り返し伝えていますが、長期的にとは思いつつも、これでこの子達はいつ分かってくれるんだろうという不安に襲われています。また、要配慮児についてもどのように伝えたらいいのか分からず、新年度から心が折れそうです。
ご相談内容、拝見いたしました。
子どものすることとはいえ、ショックを受ける言動だったことかと思います。そんな中、一生懸命考え、行動されている様子が伝わってきましたよ。とても頑張っていらっしゃいますね。ぜひ、こまりんさんのお力になりたいと思います。
ただいま、多くのご相談を受けております。
そのため、少しお時間をいただくことになるとか思います。
お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
「お友達に嫌なことをするのが楽しい」と話している子供がいるとのことですね。
要配慮児に対して心無い言葉をかけたり馬鹿にした態度を取るとのことですので、「この子なら言い返せないだろう」と相手を選んでそのような行動を取るのだろうと推察します。
また、馬鹿にして面白がる姿を周りの子供達も見て一緒に笑うということがあれば、周りの反応を意識することで、より行動に拍車をかけてしまうのかもしれません。
こまりんさんは子供に「もし自分がされたらどう思うか」「自分がされて嫌なことは相手にしない」ということを繰り返し話していらっしゃるということですので、是非そのまま継続していくと良いと思います。
今はまだ成果がなかなか見えず、不安に思われることと思います。
長期戦になるかもしれませんが、少しづつでも言葉が届くようになるのではと思います。
そして、何度か上記のような対応を繰り返した後で、「〇〇ちゃんが嫌がっていることはやめようね」と伝えるだけでなく、時には「〇〇ちゃんはこのようなことをされてどう思うんだろうね」「先生だったら、このようなことをされたら嫌だなあ」と投げかけてその場を離れ、考えさせる時間を作ってみても良いかもしれません。
また、これらの行動を取る子供が複数である場合、個別に話していくことも効果的だと思います。
その際には他の子供達の存在が気にならず、こまりんさんの言葉や思いがより届くような静かな環境を選んで話してみるのもよいかもしれません。
他の子供達が見ているかもと意識をすることで、ふざけてしまい、きちんと話が聞けない可能性もあるからです。
要配慮児に対しては、成長した場面を逃さず、しっかりと認めていくと良いと思います。
成長するスピードは他の子供達と比べるとゆっくりな部分もあるかもしれませんが、こまりんさんが一人ひとりを比較せず、子供なりの成長を認めていくことで、周りの子供達も一緒にほめたり励ましたりするようになるかもしれません。
こまりんさんの姿を通して、子供達も「一人ひとり違うんだ」ということを学ぶのではないでしょうか。
最後に、過去に同じような悩みを頂いたことありますので、ご紹介させていただきたいと思います。
当方からの回答の中で、「人形を集めてとあるクラスに見立て、『これっていいのかな?』という課題を劇風にして話をし、皆で一緒に考えていく」という方法を提案させていただきました。
やり方としては回答内と同じ方法となります。
クラスの意識が変わることで、周りの子供達も「これっていいのかな?」と考えるようになったり、そのうち「いけないんだよ」と心ない態度を取る子供に対して注意をするようになるかもしれません。
よろしかったら試してみて下さいね。
よろしかったらその後の話しを聞かせて下さいね。
もしうまくいかないことがありましたら、改めて一緒に考えていきたいと思います。
良い方向に変わりますように。
数ヶ月後・・・
悩み相談をして以降、繰り返し相手の気持ちについて知らせていった所、徐々に落ち着いていき、ほっとしていました…が、また荒れてきました。どうやら波があるようです。
1ヶ月前に「死ね」と言ってしまったトラブルが起き、つい先週まで言われた側の保護者対応に追われていました。ストレスで胃を痛める日々でした。(園長に間に入ってもらい、やっと収拾がつきました)
まだまだ長期戦は続きますが、ひとまず報告迄。
怒ってばかりの日々が続いていたので、褒める保育を心掛けて、まだ頑張ってみます。
その節はありがとうございました。
また相談・報告させてください。
その後の子供達の様子が気になっておりましたので、お話を伺うことが出来て嬉しく思っております。
1ヶ月前には言葉が原因でトラブルが起きてしまったのですね。
保護者対応までされたとのことですので、こまりんさんのストレスも大きかったのではとお見受けします。
収拾に向かったとのことで、当方もほっとしております。
胃を痛めていらっしゃったとのことですが、今は良くなりましたでしょうか。
子供の成長は常にまっすぐに伸びるものではないと思っております。
急にぐんと成長したなと思う時期もあれば、停滞したように(時には「戻ったかな」と感じるように)見える時期もあります。
今はクラスが不安定な状態であっても、こまりんさんの子供達に対する関わりは一つ一つ確実に子供達の心に積み重なっているはずですから、どうか根気よく続けて頂けたらと思います。
また、子供はその日の気分や疲労度、体調等によっても、気持ちが不安定になることもあります。
クラスが荒れてきたのが最近とのことですから、もしかしたら家族の夏季休暇で「家族と出かけて楽しかった!もっと家族と出かけたいのに・・・」「友達の◯◯ちゃんが保育園をずっと休んでいてつまらない」といった家族や友達が恋しくなる気持ちや、暑さで体力が奪われることで疲労しイライラしやすくなる等、この時期ならではの要因も理由の一つとして考えられるかもしれませんね。
「今でも頂いた言葉に励まされています」とのことで、当方も少しでもお役に立てたことがとても嬉しく思います。
また、お悩み相談もご覧下さり、ありがとうございます。
日々子供達に細やかな配慮をされていらっしゃる分、疲れもたまることと思います。
怒りたくなるお気持ちもよく分かりますよ。
上手く息抜きをしながら頑張って下さいね。
これからの子供達の成長を当方も楽しみにしています。
その後のお話、是非お待ちしておりますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「私も相談してみたい・・・」というあなたは↓↓↓
お悩み相談の説明ページ