(↑動画でも解説しています↑)
こんにちは、ほいくのおまもりです。
実習の時は子どもがただただ可愛かったのに…。実際に仕事をしてみると「私、保育士に向いていない…もう辞めたい…」「先輩に向いていないと言われた…」そんな悩みに直面することがあります。でも大丈夫!この問題は2つの方法で必ず解決できます!
もくじ
保育士に向いていない人はいません!
私は【保育士に向いていない人はいない】と考えています。キレイ事に聞こえるかもしれませんが、本当にそう思っています。
こんなふうに力強く言えるのには、しっかりとした根拠があります。
そもそも保育園とは何でしょう。児童福祉法の第24条を引用します。
要約すると【何らかの理由によって十分な保育が受けられない0歳から小学校入学前までの乳幼児を対象として保育を行う児童福祉施設】です。
保護者の労働又は疾病その他の事由により、その監護すべき乳児、幼児その他の児童について保育を必要とする場合において、次項に定めるところによるほか、当該児童を保育所(認定こども園法第三条第一項 の認定を受けたもの及び同条第九項 の規定による公示がされたものを除く。)において保育しなければならない。
ここでいう「何かしらの理由」でというのは、今の時代、一番の理由は「親が仕事をしている」ということです。
親が仕事をしている時間帯に、親に代わって子育てをする施設が保育園、子育てをする人が保育士となります。
保育士の仕事は「親の代わりに子育てをする」です。
これが保育園の目的であり、保育士が必要とされている理由です。
これを踏まえ、向いている向いていないの話に戻りましょう。
親に向いている人、向いていない人っていますか?いませんよね。
明るい親もいれば、寡黙な親だっている。社交的な親もいれば、内向的な親もいる。細かい親もいれば、大雑把な親もいる。
それで問題がないんです。保育士だって同じです。
保育士に向いていると言われる(思われやすい)性格があります。
でも、それはなんとなくある保育士像に対してそこにあてはまるか、あてはまらないかの違いです。
あくまで親の代わりに子育てをする人=保育士と考えたら、向き不向きを考えること自体がナンセンスです。
繰り返します。保育士に向いている向いていないはありません!親に代わって子育てをする。これがメインの業務だからです。
子どもを相手にする仕事ですから、いろいろな人がいろいろな個性を持って働いてほしいです。
明るく元気な人が好まれがちですが、子どもの中には静かに本を読むことが好きな子だっているんです。
みんながみんな、外で元気に走り回りたいわけではないですよね。
だったら、先生だってのんびり室内遊びにじっくり付き合ってくれる先生がいたほうがいいんです。
ただし、保育士のメイン業務は子どもと関わることですが、その他の業務にもありますね。そのことについても考えていきましょう。
【責任感】と【自信】は後からついてくる
保育士の業務のもう一つ大きな特徴に、保護者対応があります。
そのため「明るいほうが保護者受けがいい」と考えがちです。
ただし、これも実はそこまで気にすることではないです。というのも、保育士の仕事は他の接客業などと違って、毎日顔を合わせます。
日々顔を合わせるから、信頼関係を築く機会が沢山ある。これは接客業とは異なる、非常に重要なポイントです。
もともとそこまで元気がないタイプの先生でも、しっかりと日々の子どもを観察し、その様子を伝えていけば「あの先生は物静かだけれど、しっかりと子どもの様子を見てくれてありがたいね、安心だね」となります。
確かに元気いっぱいの先生は最初の印象はいいです。
でも、普段の保育や子どもへの理解がいまいちですと「あの先生は元気だけど、ちょっとねぇ…なんかずれているのよねぇ」ということになります。
あまり元々の性格のことなどを気にすることはありません。
そして、必要なのは「責任感」と「自信」です。
責任感がないと、子どもに怪我をさせてしまったり、その怪我をしっかりと親に伝えることがおろそかになってしまいます。
保育士をしている人はわかると思いますが、建前上は子どもをお預かりしてから、一切怪我をさせずに保護者にお返しする。これが基本です。
しかし実際のところ、外遊びで走り回れば、擦り傷切り傷は避けられませんよね。むしろ怪我をさせないために部屋の中に閉じ込めている方が問題でしょう。
ですから、保育士に求められるのは子どもに怪我をさせないことではなく、大怪我を避けることと、小さな怪我を把握することです。
もう一つ「自信」を持って保育をするということ。自信があれば、保護者は認めてくれます。
自信がない先生は保護者からの「今日のうちの子、どうでしたか?」という一言にもビクついてしまいます。
結果的にモジモジしてしまい「この先生、大丈夫かしら」と心配されてしまうのです。もともとの性格の問題ではないんです。
そしてこの自信は、経験年数を重ねていけば確実に身につきます。
子どもの考えていることがわかるようになりますし、子どもが喜ぶこともわかるようになります。
そうすると自信がついて保護者とのやり取りも自信を持って行えるようになります。
自信を取り戻すための問と2つの答え
保育士に向いてない人はいない!自信はあとからついてくるから、不安にならず、頑張ればいい!
というのが私の意見です。
ただし、それでも今現在「自信ないんです…」「もう辞めたい…」と落ち込んでいる人もいるでしょう。
そこで1つ質問させてください。これによって、この後の行動が変わってきます。
あなたは先輩など、他の職員に「あなたは保育士に向いてない」と言われましたか?もしくはそういう態度を取られましたか?
これを言われたらこの真下を、言われていないのであれば【タイプ別解決策】を読んでみてください。
保育士に向いていない、と言われたら
こんなことを言う人、非常に残念ながらいますね。私の身近にも言われた人がいました。
とても悲しんでいたので、絶対にやめてほしいです。
そもそも、ここでいう向いている向いていないというのはその保育園に向いていないかもということです。
どういうことかというと、保育園にはそれぞれのカラーがあります。
外遊びをたくさんする保育園だったり、製作活動に力を入れている保育園だったり、自由遊びが中心の保育園だったり。
それぞれ特徴があるので、例えば運動が凄く得意な先生にとっては、製作活動や室内での活動に力を入れている保育園はあまりしっくりこない。ということが起こります。
ここで大事なのは『その保育園』が合わないということです。
にも関わらず先輩、主任、園長などに「あなたは向いてない」なんてことを言われたら、さっさと転職をすることを考えてほしいです。
いきなり転職をすすめるのは、そもそも保育士に向いていないという言葉は、その人の人格を傷つける非常に失礼極まりない言葉であって、許されないことだからです。
その人こそ、保育というか、人を育てる仕事に対する姿勢が大丈夫か?と疑問に思います。
夢を持って学校で学び、一生懸命仕事を覚えて、頑張っているあなたに対して「向いていない」というのは、今までの努力を全否定する言葉です。そんな人の元で働くことはないと思います。
経験年数が短ければ、実力不足ということはあるでしょう。そのために厳しい言葉をかけられることもあるかと思います(私もありましたから、わかります)。
それでも「保育士が向いていない」というのは使っていい言葉ではありません。
転職を考えるべき
「あなたは保育士に向いてない」これを言ったのが誰か?(先輩、主任、園長など)
そしてどのくらいのトーンか?(軽い話のつもり、真顔、怒鳴りながらなど)
細かい状況はわかりません。
でも、いずれにしても簡単に口に出していい言葉ではないです。これを言われたら、上にも書いたように即刻、別の保育園への転職を検討していいです。
保育士の世界では年度途中の転職はダメ!と言われますが、言って良いことと悪いことがあります。
いきなり辞めるというよりは最初は別の先生などに相談してみるのもいいですが、それを言った先生から正式に謝罪がなければ続ける必要はありません。それくらい、失礼なことです。
また、逆に考えるとあなたのやり方、あなたの性格、あなたの特性が、「本当にこの園には合わない」(あなたが保育士に向いていないということではない)ということはありえます。
ピアノをバリバリ弾きまくり、音楽教育にも熱心に力を入れています!という保育園に、全く音符が読めない(学校で習うので、そこまで出来ないということは少ないでしょうが)保育士が来たら「あなた、(この園には)向いていないわよ」ということになりかねません。
そのような理由であっても言ってはいけない言葉だと私は思っていますが、「この園には合わない」ということであれば正しい指摘である可能性があります。
だから、「あなた、保育士に向いてない」といわれたら、問答無用で転職を検討していいのではないか?と思っているのです。
しかも、このサイトで紹介している転職サイトは「キャリアコンサルタント」と呼ばれる担当者がついて、転職活動をサポートしてくれます。
そのキャリアコンサルタントに「こんなことをいわれたんですけど、他の保育園でもあることなんですか?といった相談をすることも出来ます。
向いていないと言われると、本人は本当に傷つきます。
しかも、向いている向いていないの指針もないから「本当に向いていないのかな…」と落ち込むことになります。
その落ち込みを解消する上でも、多くの保育士を見ているキャリアコンサルタントに相談することの価値は大きいです。
そうはいってもすぐに転職するのは…と思いとどまってしまうこともあるでしょう。
そういう人は、今のうちに登録だけ済ませておいて、転職時期については「来年度の4月」と伝えておくのがベストです。
そうすれば直前になって慌てて登録したり、動き出したりする必要もないので、余裕を持って転職活動を進められます。
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これで安心!保育士を辞めて転職する前の準備・確認ポイント3つ!
タイプ別解決策
誰かに「あなたは向いていない」と言われたわけではないのであれば…。
ここまで読んで「そうか、私はこのままの性格でいいんだ!」と思ってもらえれば嬉しいです。
「そうはいっても、やっぱり自分は向いていないんじゃないか?と考えてしまうんです…。」という真面目な人もいるでしょう。
そこでよく悩みがちなタイプと、改善策をまとめました。大前提は、性格を大きく変える必要はないということ。
むしろ、そんな簡単に性格は変わりません。
無理に変えようとすると、仕事中の違う性格を演じていることでプライベートでストレスが溜まるなんてことになりかねません。
性格を変えようと身構えるのではなく、ちょっとだけ改善するように意識をしてみようかな?くらいの軽い気持ちで考えてみてください。
おとなしい性格
バリバリ!ガリガリ!ハキハキ!そんなタイプを前にすると、「あ…私、向いてない?」なんて思ってしまうかもしれません。
でも大丈夫。
今まで繰り返してきたように、保育士=元気いっぱい!なんて必要は全くありません。
解決策
もう、これについては解決策も何もありません。
大人しい性格のままでいて下さい。性格を変える必要も、変えなきゃいけないと思う必要もありません。
下に書くように、声がちょっと小さすぎて、コミュニケーションが取れないほど。
であれば、ちょっと声を出す練習をしてもいいかもしれません。
でも、子ども、保護者、保育士同士、いずれも問題なくコミュニケーションが取れているなら、そのままでいましょう。
あなたの大人しい性格に癒やされている子ども、保護者、保育士は必ず近くにいますよ。
もし「大人しいのは保育士らしくないからダメだ!」なんていう園であれば、
あなたのことを受け入れてくれる園を探す(転職する)ことを検討してもいいと思います。
声が小さい
複数の子どもの前に座って話をすることになるので、ある程度の声の大きさは必要です。でも、そのことをあまり気にすることはありません。
解決策
解決策としては、例えばカラオケなどにいって大きな声を出す練習をしてみると良いですよ。大人になると、自分の最大限の声を出すということを日常からやることは少なくなります。
ですから、カラオケなどで自分の声を最大限に出す。これを定期的に行うと、自分の声の最大音量が上がってきます。
今までマックスで10だったのが、いつのまにか20、30と上がってくる。そうすると、今までの最高だった10で話しても楽に話ができるようになります。これは大きな声を出す練習ですね。
反対に子どもを静かにさせて大きな声を出さないでも保育ができるようになるのもいいですね。
例えば、指人形。指人形でこちらに意識をしっかりと向けさせると、大声を出さないでも子どもが話を聞くようになります。
私なんかは100均で売っていた指人形を使っていました。税込たったの108円で子どもが話を聞く道具が手に入る。こんなにうれしい話はないです(笑)
その他、小学校の全校集会などで校長先生が「皆さんが静になるまでに、何秒かかりました」というのがありますが、あんなふうに子どもが静かになるまであえて話しかけないというのも一つです。
3歳以下クラスですとちょっと厳しいですけど、4、5歳くらいのクラスですと、しっかりした子が何人かはいますから「静かにしないと先生お話してくれないよ」といってくれます。
そしてこの辺りのスキルは経験と共に身につきます。心配しないでも大丈夫です。
人前で緊張する
保護者と1対1や、子どもの前(他の先生たちも見ている)など、保育士は大人を前にして話す、発表する機会が多いです。
その際に緊張してしまう。これも決して珍しいことではありません。
むしろ、学生時代から率先してみんなの前に立って発表をしていた。という人は少なく、緊張してしまう人は多いです。
解決策
これについては「場数を踏む」しかないです。逆に言えば場数を踏めば解決するともいえます。
先生を含めた子どもたちの前に立つことも、保護者と1対1で話すこともとにかく経験すること!そうすれば、慣れてきます。
これはちょっと保育とは違う体験談ですが。
私自身は保育士から一般企業に転職し、営業をしていました。
相手の企業に電話をしてアポを取り、訪問をし、商品を説明する。しかも、毎回相手が違う。
正直、最初は緊張しまくりでした。電話だけでも緊張したし、本当に、全然暑くない季節なのに、汗が止まらなかった。
1人だけ顔に滝のように汗をかき、スーツもびしゃびしゃ(笑)
それでも数ヶ月もすると、全く緊張しなくなっている自分に気が付きました。単純に経験不足で緊張してしまっただけで、経験すればなんとかなるものだったんです。
保育士でもあなただけではない、多くの人が「人前は緊張する」といいます。でも、それは経験だけの問題であることがほとんどです。
それでも、なんとか早く人前の緊張を克服したい!と考えてるのであれば、事前練習は有効です。
自宅で自分の親などの家族に協力してもらって「何々くんのお母さん、おかえりなさい」といった具合に練習するんです。そんなことで?と思うかもしれません。
でも、これを例えば家で100回やってみたらどうでしょう?実際にそのお母さんが帰ってきた時、スムーズに「おかえりなさい」と言えそうではないですか?
緊張してしまう人は、最初の一言で噛んでしまい「噛んでしまった…!変な風に思われるかも!どうしよう…どうしよう…!」とあたふたしてしまう。
その悪循環に入り込んでしまうんです。だから、最初の挨拶だけでも元気にする練習をしておくと、気持ちが楽になり、緊張も和らぎますよ。
文章を書くのが苦手
保育士の仕事をすると、書き仕事がこの上なく多いことに驚きますね。
子ども連絡帳や児童票、指導計画(日案、週案、月案)、園だよりなどなど。保育をしているか書類を書いているか、それくらい書き仕事が多いです。
そのため、文章を書くことが苦手という人はそこでつまづいてしまうこともあります。
女性は男性と比べると、文章が苦手ということは少ないかもしれませんが(よく手紙を書いたりしていますよね)、それでも、仕事なると話は別…。と悩むこともあります。
解決策
同じような答えになってしまい、すみません。でも、これについても場数を踏めば解決する問題です。
また、ちょっとコツをお伝えすると、いわゆる5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)を意識した文章を書くようにしましょう。
子どもが転んで怪我をしたことを連絡帳に書こうと思ったら、
- いつ…午前中に
- どこで…園庭で
- だれが…何々くんが
- なにを…ころんだ
- なぜ…石にひっかかって
- どのように…走っていて勢いよく
このように書けば、必要なことがしっかりと伝わります。大切なことは「伝えるべきことを過不足なく伝えること」です。
綺麗な文章をかいて相手を感動させる!そんな必要はありません。
事実を正確に伝える文章はポイントを抑え、それを毎回書くように気をつければ難しくありません。
むしろ、苦手意識を持ってしまうと、ペンが進まないということになりがちです。
5W1Hを意識して、難しく考えずに書き物に向き合ってください。
文章を書くスピードについては書けば書くほど早くなります。
苦手意識で逃げていると、いつまでたっても上達しませんよ。
体力がない、風邪をひきやすい
子どもとの関わりは肉体労働的な部分があります。やはり体力を使うんですよね。
しかも、子どもからもらう風邪って、なんであんな強力なんですかね(笑)
これは保育士あるあるです。本当に体力がないとか、風邪をひきやすいというのは、苦労するポイントではあります。
解決策
体力については、あとからつけることができます。
例えば、スイミングやウォーキング、ランニングは取り組みやすいのでオススメです。
実際に、毎日20分のウォーキングを生活に取り入れてから、風邪をひきにくくなった!という人を知っています。
ウォーキングをすると体が温まるので、その効果で風邪を引きにくくなるんです。
その他、風邪予防としてはヤクルトなどの乳酸菌を飲んだり、野菜を採ったり、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を食べることも有効です。
いずれも即効性があるものではないですが、確実に風をひきにくい体づくりに役立ちます。
また手洗いをしっかりするとか、冬は加湿器を利用するなどといった一般的な風邪予防を日常的に(家庭でも)取り組むことが有効です。
これだけやって、それでも風を引いてしまったら…諦めましょう(笑)自分も保育士3年目はやたら風邪を引いていました(3ヶ月に一度の頻度で38度強の発熱)。
風邪をひく時は引いてしまうので、開き直りも大事です。それでも徐々に身体は強くなります。
明るくない、暗い性格
これはもう、その人の性格ですから、むしろ直さないでください。
保育士は親の代わりに子育てをする人であって、みんながみんな、元気ハツラツオロナミンC!みたいな必要はありません。
そういう先生が好きな子どももいれば、もっと落ち着いた先生が好みの子だっているんです。
私は直接は担任をしなかったのですが、鬼ごっこがとにかく嫌いという子がいたんです。
何が嫌だって、追いかけられるのが嫌だと。ある意味、理由なんてないんです。嫌なものは嫌なんです。
そういう子にとっては「さー、みんな!鬼ごっこやるぞー!!」「何ちゃんもやるのよー!!」みたいな先生は迷惑でしかないです。
そういう子どもにとっては、落ち着いた雰囲気のほうが嬉しいです。
だから「自分は明るくないんだ、暗いのはダメなんだ」なんて考える必要はないです。
一つだけ注意点を上げると、無理に明るくする必要はないですが子ども、保護者、先生同士、いずれの場合もコミュニケーションは必要です。
ある程度会話をして自分の考えを伝えたり、相手の考えを聞く努力はしたほうがいいでしょう。
でも、無理に沢山話をして!ということではなく、必要な会話はしっかりとしましょうね。というだけの話。
無理に自分を変える必要はありません。
ピアノができない
保育園は幼稚園に比べるとピアノが登場する機会は少ないですよね。それでも、ピアノの必要性にかられるかもしれません。
解決策
とりあえず、練習しましょう(笑)当たり前過ぎますが、それしかないとしか言えないです…。ただ、逃げ道はいくつかあります。
弾くことが決まっている曲について、極力簡単にアレンジ出来ないか、ピアノができる人に相談しましょう。
左手の伴奏をできるだけ省いてしまえば、だいぶ引きやすくなります。
もしくは、ピアノを弾ける先生に代わってもらえないのか相談するのもいいでしょう。
ピアノについては昔からやっている先生は、保育園で弾く童謡くらいだと、初見でなんなく弾けてしまうということが多々あります。
そこで無理して頑張るよりも、デキる人に任せてしまうというわけです。
その場合、代わりにその先生が持っている仕事をこちらで引き受けるといった配慮を忘れないで下さいね。
それでもダメなら…転職ですね(笑)というのは半分冗談、半分本気です。
園の方針にも、合う合わないがあります。
自分自身がピアノが全く出来ない、でも園としてはかなりレベルの高いものを要求される。となるとストレスになりかねません。
自分ができる範囲なのか、その範囲を超えているのか、十分に検討する必要があります。
製作・壁面装飾が苦手
製作・壁面装飾が苦手。これも地味にこたえますよね。私自身もあまり得意ではなかったので、しんどいものがありました。
解決策
とにかく、ピコロとプリプリに頼り切るしかないです(笑)
製作活動なんかはオリジナリティを下手に出すと余計に時間がかかってしまったりしますから、ピコロとプリプリをそのまま使います。
あと、ヤフオクやメルカリなどをみると、ピコロとプリプリの過去分が売っていたりするんです。そのあたりをまとめて3年分とか買っておくと、結構役に立ちますよ。
壁面装飾については、自分が細かく作り込むものではなくて、保育士は大きなものをドーンと作り、子どもたちの製作物を貼っていくようにすると、見栄えがする割に手間がかかりません。
例えば、茶色の画用紙で樹の幹を作り、緑のが用紙で葉っぱを作ります。これを壁一面に貼るんです。
そうして、子どもたちはその木にぶら下がるどんぐりを作ってもらう。こうやって手抜きをしましょう。
製作については他のクラスの先生に相談するのもいいですね。
その時は最初に「私は苦手なので、簡単に作れる物を教えてほしい」と最初に言いましょう。
得意な人は苦手な人の気持ちがわからないことがあるので、いきなりハードルが高いものを紹介されると困ったことになるからです。
保育士に向いている人?
ここまで、保育士に向いていない人はいない!
と、声を大にして何度も繰り返してきました。
それでも、あえて「保育士に向いている人は?」と聞かれたら。
ここまであげたような悩みと無縁な、間逆の人です。
- 声が大きい
- 人前が大好き
- 文章を書くの得意
- 体力がある、風邪をひきにくい
- 明るい、はつらつとした性格
- ピアノが得意
- 製作・壁面装飾が得意
確かに、こんなタイプの人は保育士に向いていると考えられがちでしょうね。
でも、繰り返し書いてきたように、人間には色々なタイプがいます。
声が大きくて元気な人よりも、声が小さくて大人しい人が好き!という子どもだっているんです。
「保育士に向いている人」ではなく「保育士に向いていると思われがちな人」です。
気にする必要はありません。
私の実体験、それぞれの先生の魅力を感じた出来事
最後に、実際に私が直面した、全然違うタイプの先生の話を書きたいと思います。
プロフィールのところにも書いていますが、我が家には3人の子どもがいます。
そして次男が現在、幼稚園に通っています。
その幼稚園で、4月から担任の先生が変わったんですね。
前の担任の先生はニコニコ笑顔で、かつ、元気いっぱい。
遠くにいても、大きく手をふって「おーはーよー!!!」みたいな、存在感ありあり。
幼稚園のお手紙にも性格が表れていて、文章からも疾走感が伝わる、そんな先生ですw
対して、新しい担任の先生は、ニコニコ笑顔ではあるもの、静かに優しく子どもを見守るタイプ。
どちらかといえば、前の担任の方が勢いがある分、強く惹きつけるものを感じる人は多いかなと思いました。
しかし、そんな新しい担任の魅力をひしひしと感じた出来事が起きたんです。
学年が変わったことで環境も変わって、次男が幼稚園を嫌がるようになりました。
大騒ぎするわけではないのものの、朝になると「幼稚園、いきたくないなー」と。
その様子を心配した先生が、毎日恐竜好きの次男のために恐竜の話をしてくれたり、丁寧に話を聞いてくれたりしたんです。
少しずつ、確実に次男のことを理解してくれた先生のことを日に日に大好きになり、その年度末にはその先生のことが本当に大好きになっていました。
最初の印象だけで、向いている向いていないと考えてはいけない、良い例だなと思いました。
あなたが仮に元気いっぱい!というタイプではなくても、子どもとしっかりと向き合い、子どものためにできることをしてくれる、そういう先生だということがわかれば、周りのみんながあなたをかけがえない存在だと考えるようになりますよ!
まとめ
- 保育士に向いていない人はいません
- 保育士は親の代わりであり、親に向いていない人はいないから
- 「責任感」と「自信」は必要です
- 先輩、主任、園長に「向いていない」と言われたなら転職を考えましょう
- 誰かに言われたわけではないなら、対策を踏まえて頑張りましょう
経験年数が浅い先生ほど、「自分は保育士に向いていないのではないか?」と真面目に考え、ストレスを感じてしまうことがあります。
また「あなたは向いてない」といった大変失礼で心ない一言を言われて、傷ついていることもあります。
繰り返しですが、「保育士に向いている人、向いていない人はいません」理由は「保育士は親の代わりに子育てをする仕事であり、親に向いている人、向いていない人はいないから」です。
もし、向いていないと言われたのであれば、そんな職場はさっさとやめることを検討するべきです。
言われていないけど、日々が大変でしんどいのであれば、上に書いたようなタイプ別解決策を試してみてください。
それでもしっくりこないとか、相変わらず向いていないなどと言われる場合は、そもそも園が合わないという可能性が高いです。
合わない=保育士は向いていない。とは簡単に考えず、転職をして保育士を続ける方法を検討してください。
今すぐ転職するわけではなくとも、今のうちから転職サイトには登録をして、自分に合う保育園探しをしてみましょう。
事前に手を打っておくと、いざ「転職したくなった!」時にスムーズですよ。