大切なのは“人数”よりも“人”【niceの週間保育士コラム】

2022年12月12日

niceってだーれ?

保育士歴30年以上の元保育士。現在はリトミック&親子遊びの講師や、ライターをしながら悩める保育士さんの気持ちが安らぐ文章を届ける活動をしています。

それでは、今週のコラムをお楽しみください♪

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皆さん、こんにちは!niceです。今、保育士の配置基準が話題になっています。特に、4、5歳児の「保育士1人に対して園児30人」という基準を見直そうという声がニュースに出ていました。

この配置基準っていつ定められたものなのだろうって調べてみたら、昭和23年から70年以上変わっていないようですね。ちょっと驚きました。多分、園によって保育士の配置は多少異なり、基準以上の人数を配置している園もあれば、人数ギリギリで大変という園もあるでしょう。保育士不足も問題になっている中、厳しい条件の中で保育を頑張っている人達がたくさんいるのではないでしょうか。

私は1年目のときに24人の4歳児クラスの担任をたった1人で任せられ、まわりの先輩達を見習いながら、毎日を必死で過ごしていました。よくやったなと思うと同時に、当時担任をさせていただいた子ども達や保護者の皆さんには迷惑をかけることがたくさんあって、本当に申し訳なかったなと思います。

20代前半は3歳以上児のクラス担任をさせていただくことが多かったので、何年も1人でクラス担任をすることが続き、30人くらいのクラスを1人で担任したこともありました。1人は大変ですが、当時はそれが当たり前だと思っていて、自分の思ったように保育できることは楽しかったです。

20代後半になってようやく未満児クラスの担任をさせていただく機会があり、初めて複数担任を経験しました。1人担任に慣れていて、協調性に欠ける自分にとって、最初は気を遣うことが多くて大変でした。でも、他の保育士さんの保育を間近で見ることで学べることは多く、新人のときこそ複数担任で学ぶ機会があればよかったなと、今になって思います。

その後は支援が必要なお子さんが増えたこともあり、3歳以上児のクラスでも必ず補助の保育士さんに入ってもらえるようになり、1人で担任をすることはなくなりました。何かあったときに1人では対応できないこともあるので、それは当たり前のことですよね。もし今、たった1人でクラス担任をしている人がいたら、本当に大変だと思います。なんとか改善されますように。

配置基準は見直されるべきだとは思いますが、大切なのは“人数”よりも“人”だということも感じます。いくら人数が多くいても、未熟な人達ばかりだったらうまくはいかないでしょう。人数が限られていても、チームワークのよさでカバーできることもあります。

そして、人は、よくも悪くもまわりから影響を受けやすいので、尊敬できる人や気が合う仲間に恵まれたら自分自身はもちろんのこと、子ども達にもよい影響を与えて、よいクラスになるでしょう。逆に、チームメンバーに恵まれなければ保育は上手くいかず、人間関係のストレスも溜まってしまいます。チーム内に適当な保育や乱暴な保育をする人がいたら、一緒に保育する人は大変です。中には、影響を受けてしまって、同じような保育になってしまう人が出てしまうかもしれません。

まわりによい影響を与えられるような人になれるよう、一緒に頑張りましょう!

先週のコラムはこちらからどうぞ♪

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします!

 

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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