保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。
電気記念日とは
毎年3月25日は電気記念日です。
日本で公の場において初めて電灯がともった日だったため、この日が電気記念日になりました。
この時使われていた電灯はアーク灯と呼ばれるもので、1時間灯すのに現在の価格だと100万もかかっていたそうです。
さらには電池式であったため15分ほどしか灯らず実用的ではなかったのです。
またエジソンの開発した白熱電球が登場したためアーク灯は2年ほどしか使われませんでした。
その後日本でも発電所がつくられだんだんと一般家庭や、電車やエレベーターなどの電気を使用した機械などに普及してきました。
時代の流れとともに電気料金は安くなっていきましたが、昔は1時間灯すだけでも100万円もかかっていたのは驚きですね。
成り立ち
1879年3月25日に東京虎ノ門の工学大学校(現在の東京大学工学部)のホールにて東京電信中央局の開業祝賀会が行われました。
この祝賀会で伊藤博文の考案により電灯が日本で初めて灯されました。
それを記念して昭和2年から3月25日が「電気記念日」として、先駆者の偉業をたたえるとともに、今後の新たな発展を誓う日となったのです。
ちなみにその後電気が普及していき、一般家庭へ電気供給された日も3月25日でした。
子ども達への伝え方
乳児
「3月25日は電気記念日といって電気の日なんだよ。みんながお部屋にいるときにお部屋を明るくしてくれるのはこの電気があるからです。(天井の照明を指しながら)この電気が初めてついた日がむかーしの3月25日だったんだよ。おうちでお母さんやお父さんにもお話してみてね。」
電気が初めてついた日であることを簡潔に伝えました。
一度部屋の電気を消して暗いことを見せてみてから、電気をつけると電気が部屋を明るくしてくれていることがわかりやすいですよ。
幼児
「3月25日は電気記念日です。日本ではじめて電気がついた日が3月25日なんだよ。普段みんなのまわりで色々なものに電気が使われているけど、どんなものに使われているかわかる?(子ども達の意見を聞く)みんなありがとう。いまみんなが教えてくれたようにたくさんのものに電気は使われています。でも電気とかは無駄につかっているといつかはなくなってしまします。だから電気はたいせつに使おうね。」
電気の日について、どんなものにつかわれているかの後に、現在エネルギー問題で省エネが推奨されているので省エネについても触れてみるのもいいと思いますよ。
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