保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。
土用の丑の日とは
「土用」は立春、立夏、立秋、立冬の季節の変わり目である直前の18日間を指します。
また昔は日にちを十二支で数えていました。
つまり土用の期間の丑の日のことを「土用の丑の日」といいます。
日本では丑の日を特別な日とする習慣があり、特に梅雨明けの丑の日は夏が来ることから体をいたわり、精がつくものを食べる習慣がありました。
精がつくもので、土用の丑の日といえば“うなぎ“の印象が強いですね。
うなぎを食べる習慣は1000年以上前からあります。
ではいつから「土用の丑の日」の習慣ができたのかを成り立ちで解説していきますね。
成り立ち
土用の丑の日の由来は諸説ありますが、ここでは一番有名なものの平賀源内が広めた説を説明いたします。
江戸時代、夏場にうなぎが売れなくて困っていた鰻屋が、平賀源内に相談したところ「本日、土用の丑の日」という看板を出すことを提案しました。
その看板に見慣れないお客さんが足を止めてお店には多くのお客さんが来てお店は大繁盛したのです。
そのことから他のうなぎ屋も真似するようになり、土用の丑の日は“うなぎ“を食べる風習が定着していきました。
ちなみに一部の地域ではうなぎ以外に頭に「う」がつく食べもの (うどん、牛、梅干しなど)を食べる習慣があるそうです。
子ども達への伝え方
乳児
「7月には土用の丑の日という日があります。この土用の丑の日にはうなぎというお魚を食べて夏の暑さに負けないで元気になろうねという日なんだよ。もし土用の丑の日におうちでうなぎがご飯で出てきたら、たくさん食べて元気をつけてね!」
うなぎを食べて元気に夏を過していくことを簡潔に伝えています。
幼児
「7月には土用の丑の日があります。土用の丑の日にはある魚を食べて夏を元気に過ごそうねという日なんだけど、みんなはその魚は知っているかな?(子ども達の意見を聞く)みんなありがとうね。正解はうなぎです。うなぎにはたくさん栄養があって食べたらとても元気になる魚なんだよ。みんなも土用の丑の日にうなぎを食べることがあったらいっぱい食べて元気をたくさんつけてね。」
クイズ形式で子どもの関心や興味を持たすことのできるように説明をしています。
乳児幼児どちらとも実際にうなぎや土用の丑の日に関する写真があると子ども達の興味などをひくことができ、さらに子どもが覚えやすいのでおすすめです。
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