こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。
現代は保育園不足、保育士不足が深刻化しています。その影響もあり、いまだかつてないほど『保育士の復帰・復職』がやりやすくなっています。そんな状況を活かして、保育と海外(長期)を行き来する生き方、働き方をご紹介します!!
※今回は提供記事となります。
※写真は全て実際に撮影したものです。
私が今の生き方を選んだきっかけ
三年働いたら辞めようと考えていた
就職した園は上司がいわゆる”ワンマン”で、十人以上いた同期は、一年間で半分程になっていました。
私も正直、ここではずっと働きたくないなという気持ちが強かったのですが「とりあえず三年」という言葉を胸に働くことにしました。
そして三年間働いた後、退職しました。
退職後の海外旅行が最高だった!もっと長期の旅へ
せっかく仕事を辞めるのだからすぐ仕事には就かないでどこかに行こうかな~と、なんとなく海外旅行を計画しました。
最初は友人と二人で上海に住む友人を訪ね、五日間程過ごした後、そのまま一人でタイのバンコクへ。
今まで国内を一人で旅することはありましたが、海外は初めてのことでした。
一人で飛行機に乗るところからドキドキの一人旅。
いざ行ってみると同じような旅行者や、地元の人など色々な人と出会い、ドキドキはワクワクに変わっていきました。
途中出会った旅行者から「ラオスは自然がたくさんあっていいよ」とオススメされ、タイの後ラオスへ行ってから帰国、約一か月半の旅でした。
その後
「もっと英語を勉強して色々な人と話したい!」
「もっと世界の日常を見たい!」
と思うようになり、再び旅に出ることが私の新たな夢になりました。
私の生き方、働き方|今までとこれから
次の海外旅行までアルバイト
派遣のアルバイトに登録し、主に携帯ショップで仕事をしました。
フリーターとしてがっつり働いていたというよりも、遊びたい時は遊んでしっかり働きたい時は働いて…というスタイルでした。
保育から離れたいとか保育より稼げる仕事というよりも「保育より融通の効く仕事を選んだ」という感じです。
合間で自動車免許取得の合宿に行ったりもしました。
一カ月半のフィリピン語学留学
フィリピンだと安くて質の良い留学ができると聞き、エージェントを介して学校を探しました。
学校の中でも色々なコースがあるのですが、私は一日6コマのコースを選びました。
フィリピン人とのマンツーマン授業が4コマ、グループレッスンが2コマ(1コマ45分)です。
寮費・食事代全て込みで約一カ月13万円程でした。
留学生は日本人と韓国人がほぼ半々くらいだったので(もちろん学校によります)日本語を使うことも多くなってしまいましたが、自分の意欲次第で上達できると思います。
私は後半遊ぶことが多くなってしまったのですが(笑)、今でも仲の良い仲間ができたし、行ってよかったです。
一年間、32カ国の海外一人旅
フィリピン留学から帰国して3週間程後にようやく旅に出ることにしました。
一年を目安として海外旅行保険に加入し出発。
なんとなく全体的に周れたらいいなあと思ってはいましたが、特に細かいスケジュールは決めずその時の気持ちで移動することにしました。
まずは中国・上海へ行き、上海に住む友達に会ってから陸路でベトナムへ。
そこから二カ月程東南アジアを周りました。
その後はまた中国に戻りチベット周辺を周った後、ネパール・インド~トルコ~中東~ヨーロッパ~アフリカ~中米~南米と、一年間で計32か国を旅しました。
たくさんの素敵な景色・人々・おいしい食べ物…世界の”日常”が見たかった私は、一般的な観光地を周るというよりも(もちろん有名な所は行っておきたいと思い行きましたが)現地の人たちとの触れ合いを求めて旅をしていました。
限られたお金の中なので節約はしながらも、地元の食堂で現地の人たちとごはんを食べたり、ちょっと贅沢して各地で大好きなビールを飲んだりなど”日常”を過ごしながらの旅。
少しでも節約しながら…という自分の性分さゆえキツイこともありましたが(笑)
それもひっくるめて本当にいい経験ができたなーと思っています。
今では私の大切な人生の財産の一つです。
帰国後は、保育士として再就職
帰国後は少しゆっくりしてから派遣会社に登録して就職先を探しました。
探した、といってもなんと一週間で決定。
自分でもこんなに早く決まるものなのかと驚きました。
復職については、また後程詳しく述べさせて頂きますね。
海外に行って変わったこと
他の国のことをもっと知りたい!
今まで海外のニュースを見ても”どこか遠くの話”のように感じることが多かったのが、身近に感じるようになりました。
テロや宗教問題など、世界で起こっているいろいろな出来事に関して他人事ではなく、もっと知らなければならないなと思い、考える機会が増えました。
会話の幅が広がった!
ふと会話の中で海外を旅していた話になると、わりとみんな興味を持ってくれ、話の引き出しが増えました。
やはりネット上で得る情報と、実際に人が自分の目で見てきた情報とでは新鮮さが違うようです。
海外・国内に友達が増えた!
旅中に出会った人たちとは、国内外関係なく今でも連絡を取り合うことが多くあります。
特に台湾人や香港人と仲良くなり一緒に旅をしていたこともあったのですが、私の家族と共に台湾に会いに行って案内してもらったり、遊びに来てくれて一緒に飲みに行ったりなど、4年近く経った今でも交流を楽しんでいます。
国内でも、各地に住む友人たちに会うために旅をしたりなど、旅の仕方の楽しみ方も広がりました。
旅で出会った人たちは、自分で起業をしていたり、何事にも活動的だったりなど刺激的な生き方をしている人も多いので、そこからまた自分も刺激をもらっています。
保育の仕事の幅も広がった!
旅後に働いた保育園では、私の経験を知った園長先生が「ぜひ子どもたちの前で話してみないか」と提案して下さいました。
世界のお店屋さん、子どもたちの遊び、乗り物など子どもたちにとって身近なものを題材として、写真と共に紹介しました。
ちょうど子どもたちが世界の挨拶に興味を持っていたこともあり、話の後に私が用意した世界地図と写真を見ながら「なんでこれは〇〇なんだろう?」「△△だからじゃない?」等と話をしていたそうです。
また肌の色の違う人形を出してみたり、国旗の本を出したりなど、子どもたちの興味から保育を展開していく楽しさ・難しさを改めて感じました。
三年働いて退職。次はワーキングホリデー!!
入社した保育園は、丁寧な指導をして下さる先輩方のいる居心地の良い雰囲気で、仕事へのやりがいも感じられる職場でした。
「契約の一年が満了したら辞めてまたどこかへ行こう」と思いながら働き始めたのですが、園長先生が正社員登用試験を勧めて下さったため二年目は正社員として働き、その次の年は昇級試験を受け昇級(少しですが給与がアップしました)することができました。
職場環境が良かったため迷ったのですが、ずっと持っていた”どこかに行きたい欲”が抑えきれなくなり、計三年間勤めた後、退職。
今は日本国内を旅行し、自然あふれる山奥のゲストハウスで住み込みのお手伝いをしながらこの記事を書いています。
外国からのお客様が多いので、英語の勉強もしながら、次の目的・カナダでのワーキングホリデーに向けて準備をしています。
海外の魅力と疑問不安に答えます!
お金はどれくらい必要?
私が一年間の海外旅行で使った金額は約160万円でした。
この金額だけ見ると高く感じるかもしれませんが、これは航空券代や宿泊費、食費等すべて込みの金額なのです。
単純計算で一カ月11.7万円、と考えると、日本で生活するより安いと思いませんか?
実際、かなり節約な旅をしてはいましたが…私はコンタクト使用者&女なので日用品の購入代が少しかさむということもありました。
ちなみに保育士は、世間で話題になるくらい給料は低めですよね。
なので貯めるのは難しいと感じるかもしれません。
私は保育園で働いていた三年間、月に3万円とボーナスの何割かは貯めようと決め、口座を別にして貯金をしていました。
無理して貯めよう!としなくても、コツコツとした積み重ねでも意外と貯められるのかなと思います。
復職できる?
先ほど少しお伝えしましたが、私は帰国後一カ月程ゆっくりしてから、とりあえず…という軽い気持ちでA・B二社の派遣会社に登録しました。
その二日後にA社が提案した面接一件、その三日後にB社が提案した面接一件の計二件を受けました。
A社で受けた園は二次面接の後採用、B社で受けた園は一次で即時採用という結果を下さり、選択肢を持つことができた私は、保育方針や雰囲気の良さからA社への入社(契約社員)を選びました。
派遣会社に登録してちょうど一週間後には就職先が決まっていました。
また、一度仕事を辞めて旅に出てしまったら、再就職に不利なのではないかというのは気になるポイントかと思います。
面接では、今までこんな風に旅をしてきてその旅を通してこんなことを感じた、ということを素直に伝えましたが、会社の方も興味を持って聞いて下さっており特に不利だなという感じはしませんでした。
また2園見て、1園は”面接”というよりも「いつから来れる?」という感じでどこも人が欲しいんだなあというのが率直な感想です。
保育士は復職しやすい職業だと感じます。
思い切りとワクワクがあれば素敵な経験ができる!
お金は少しだけれど貯まった。
保育士が復職しやすいことはわかった。
でもいまいちタイミングが…ということもあるかと思います。
特にこの職業は3月が主な区切りなので決断の時が難しいですよね。
でも一度思い切ってみると、案外平気だったりします(笑)
あとは”ワクワク”があれば大丈夫。
とはいえ、旅に出るとなると心配なことはありますよね。
私の場合、人に旅の話をすると「危ない目に合わなかったの?」とよく聞かれるのですが、正直それが思い浮かばないくらい楽しい思い出でいっぱいなのが実際です。
その時の自分の意志で行先や移動手段、泊まる宿などを決めて旅をすると、そのタイミングでしか出会えなかっただろう日常や人々、景色に出会えるんですよね。
自分で作っていく、選択していく旅は発見も多く、とても楽しいのでオススメです。
こんな人は、この生活がオススメ!
- 少し保育から離れてちょっと違うことをしてみたい人
- 海外旅行が好きな人
- プライベートを充実させたい人
保育の仕事は楽しいけど他のこともしてみたい。
ちょっと疲れちゃったから他のことをしてみたい。
海外に行くのが好きだけどいつもツアーで忙しくまわって終わってしまうからもっとゆっくり過ごしてみたい。
新しい出会い・刺激が欲しい。
今の生活から抜け出したい。
そんな方々に、是非ともこの生き方・働き方をオススメしたいです。
そしてちょっと息抜きしたら、また保育の現場で活躍されることを祈っています。
保育も、海外も、人生も、それぞれを思い切り楽しみましょう!!
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