こんにちは。モモンガ(自然大好き保育士)です。
合わない職場に入ってしまって辛くても、現実問題今すぐには辞められないですよね。
そんな辛い期間、ただただじっとこらえて我慢していると辛さは日に日に増すばかり。
私も経験があり、かなり辛かった思い出があります。
その辛さはいっそ死んでしまいたくなるほど、自分の人生ごと否定したくなるほどでした。
プレッシャーや不安な感情に支配されて、これからのことを落ち着いて考えられなくなってしまいます。
「もしあの時、この考え方ができていれば・・・」
今回は合わない職場にて適応障害になってしまったことのある私が、合わない職場で自分らしさを維持したまま働くためのノウハウや考え方をお伝えします。
すぐには辞められない!だからストレスは最小限に抑えたい
人間関係、方針、長時間拘束、お給料、その他・・・
理由は人それぞれですが、合わない職場で働くのがすごくストレスなのは全国共通です。
もしもそんな職場でも、自分がストレスやプレッシャーを感じずにいたらどんなに楽でしょう。
実はストレスやプレッシャーは自分がそう勝手に感じているものなのです。
もちろん原因はありますが、それを「嫌だ」「ストレスだ」「プレッシャーだ」と感じるのは自分なのですよね。
なので、受けるストレスを最小限に抑える技を持っておきたいところです。
ここで具体的に転職について考えてみましょう。
退職から転職まではエネルギーが結構要りますよね。
「いつ辞めるか?」
「どう理由つけて辞めるか?」
「できるだけ円満に辞めたいけどどうすれば?」
「そもそも退職を切り出すのは怖い、ストレスになる」
「忙しくて疲れ切って新しい場所を探す気にもならない」
「履歴書を書いて見学して面接して大変」
「新しいところが合わなかったらという恐怖と戦うのは大変」
「その間の生活費とかはどうするか」
計画的に進めるのにも結構大変です。あぁ、考えることが沢山!
もちろん、「合わなきゃ辞めればいい」これには大賛成で、早めに見切りをつけた方がいいと思います。
でも、生活もある。
良い求人が出る期間まで待ちたい戦略もある。
履歴書に「退職」が増えるのも心配になりますよね。
短期間で転職を繰り返していると、履歴書に積み重なる「一身上の都合により退職」の文字。
面接官に「この人、どれだけ一身上の都合あるのか」
「どうせちょっと嫌なことがあったら辞めちゃうんじゃないか」
こんな風に思われたらどうしようと考えてしまいますよね。
なるべくこれからの人生に負荷をかけないためにも、ある程度の期間は働き続けたい。
でも、そんな思いとは裏腹に毎日職場に行くのは嫌で、逃げたい気持ちばかり膨らんでしまいます。
「なんでこんなことしなければいけないのか」
「なんでこんなに言われないといけないのか」
「いつまでも続くのか」
不満ばかりが積み重なり、周りも自分も嫌になってしまう。
でも、子ども達は可愛い。
どうすればいいのか分からない。
ただ単に我慢していれば、このように新しい職場に行くことを考える猶予もなくなり、とにかく自己否定に走ってしまいます。
繰り返しですが、自分を守るためにも、合わない職場で感じるストレスを最小限にする考え方が必要なのです。
考えられないくらい辛いときはまず休む
保育士の職場環境がひどい所が多いのは事実です。
そんなひどい環境で自分が壊れるまで頑張るのは違います。
休みましょう。それからゆっくり考えましょう。
有給の消化やお給料のこと、人間関係など、理想はあると思いますが、思い切って休んでください。
今の少しばかりの時間とお金、職場のために、将来何十年と続く自分の人生を犠牲にすることになるかもしれないので、絶対に休んでください。
保育士は人なのです。
先生と言われても立派である必要もないし、理想通り綺麗に生きる必要もないのです。
1回休んで、冷静にこれからどうしようかを考えられるようにしましょう。
悪意や敵意に搾取されつくされる前に、自分を守ってください。
自分に不向きだと感じた職場でのりきるノウハウ
落ち込んで良い時間を決めよう
失敗したり、怒られたり、周りに使えないやつと思われていると感じても気分は落ち込んでしまいますよね。
ただ落ち込むと底なしに気分が沈んでしまいます。
1つの失敗で怒られ、恐縮し、さらにミスが・・・
こんなことよくありますよね。
こんな負の連鎖を防ぐために、失敗したときは落ち込む時間を決めましょう。
できるなら、その後反省する時間も決めましょう。
時間は短くていいのです。
例えば、落ち込む時間を10分、反省する時間を5分と決めましょう。
「あぁ、辛い、これは落ち込んで良い時間をとろう」
「あーなんであんなことやっちゃったんだろう」
「自分なんて何やってもダメなのかなぁ」
「しかし、あそこまで言わなくてもアイツ・・・」
もうめちゃくちゃ落ち込んで、愚痴ってもOKです。
そして10分後、5分反省します。
「あの時こうして、この準備が足りなかったな」
「やはり計画的に進めるべきだった」
「そもそも無理な業務を受けるべきではなかった」
「自分の状態を分かってもらうべきだった」
失敗で落ち込んでいるということは、自分が分かっているから落ち込んでいるのです。
反省に時間は要りません。
ずっと反省すると、余計な負の感情でたらればで考えてしまいます。
「あの時~しておけばよかった」
「もしこうだったならば」
そうなると益々今の自分を認められなくなってしまいます。
失敗して落ち込んだ時にこそ、落ち込む、自己否定、ネガティブは時間を決めてしましょう。
そしてそこから切り替えて、少し反省することで次につながっていくのです。
保育士の中にはわざと落ち込むことを言う意地の悪い人もいます。
「レベルが低い」とか
「責任感が無い」とか
「やる気が感じられない」とか
「保育士に向いていないから辞めてしまえ」とか
でも、自分だけは認めてあげましょう。
さっきの自分より少し成長できれば良いのです。
こんなときこうする!怒られないシリーズ
意地の悪い怒り方をする人もあくまで人間です。
怒る側も怒りやすい人と怒りにくい人がいます。
そこで、されると心理的に怒りにくい態度や言動を2つ紹介します。
真摯な人に対しては責めにくい
「ありがとうございます」
「すみませんでした」
これらをはっきり言う人には怒りにくい、いじめにくいです。
かなり極端な例を出すのですが、後輩が保護者から預かった手紙を紛失したとします。
不貞腐れた顔で「あー・・・まぁ、すみませんでした・・・」という人と、
土下座してすまなそうな顔をして「すみませんでした!」という人がいたとします。
自分が上の立場だとしたら、不貞腐れた人の方に怒りの感情が沸きますよね。
「何こいつやらかしておいて反省してないのかよ」
と思いますよね。
逆にはっきり謝ったり、感謝の気持ちを伝える人にはそこまで強く言いにくいですよね。
これは別にオーバーリアクションしたり、ごますりをするという意味ではありません。
してもらうと「ありがとう」、失敗すると「ごめんなさい」
保育士が子どもに教えるようなことを普通にやるだけです。
世の中大人になると当たり前のことが当たり前にできない人の方が多いので、本当に大切です。
「そんなこと言わなきゃ損しないのに」思われると得
「この人信頼できるな」
こう思われると少なくともいじめようという気にはなりません。
人は信頼できる人に心を開くからです。
軽微なミスでもしっかり報告、これはポイント高いです。
嘘つかない、正直な行為だからです。
軽微なミスをしたときごまかさない。
当たり前のようだけど・・・なかなかできないんですよね。
結構頻繁に怒られる人は積もってやられるケースが多いので、最低限、バレないだろうけど人に迷惑がかかるミスをしてしまったらちゃんと報告することが大切です。
理不尽に怒られない、いじめられないために
上では当たりがきつくならないように、自分がやっておきたいことを書きました。
しかし、世の中意地悪い人もいて、理不尽に自分のネガティブな感情をぶつけるようにいじめてくる人もいます。
こういった行為をしてくる人の中には、本気で自分を潰そうとしてくる人もいますので、戦いましょう。
ある時態度を豹変させる
理不尽な怒り方や、陰湿ないじめ方をしてくる先輩保育士は、残念ながら世の中にいます。
そんな人には、基本的には少々理不尽と思っても普段は笑って流したり、「はい」と言って従うようにしておきましょう。
そして、そのうち本当にありえないことをしてくる(言ってくる)と思うので、その時態度を豹変させましょう。
上司だろうが先輩だろうが、ここは噛みつきます。
中途半端に不貞腐れるのはだめです。逆効果です。
ただの嫌なやつになってしまいます。
0か100の態度の切り替えが重要なポイントです。
相手は「こいつだったら大丈夫だろう」とある程度タカをくくっているので、衝撃を受けます。
そして、「あ、やりすぎるとヤバイな」という制御する意識を生まれさせるのです。
これは私が経験済みで、ちょっと泳がす期間はあれどかなり効果があるのでおすすめです。
同僚の信頼を得ておく
仲間は多いほうが良いです。
いじめるほうからしても、同僚と仲良くやっている仲間がいる人はターゲットにしにくいのですよね。
何故なら、理不尽にいじめた内容がパートや同僚に広まり、自分が不利益被る可能性があるからです。
学校、職場、何でもいいです、ちょっと思い出してみてください。
いじめられる人というのは、孤立していることが圧倒的に多いです。
なので、できることなら同僚、パートの人と仲良くしておくと得がいっぱいあります。
他にも「この人の手伝いならしたいな」と思ってもらえれば、一緒に仕事を手伝ってもらいやすくなりますし、結果的に仕事は間違いなくはかどります。
自分勝手な人と関わっていくコツ
- 人は変わらないことを理解して相手を否定しない
- 困り感を出しながら問題は定義する
自分勝手な人とやっていくにはプライドを傷つけないように付き合うことが大切です。
自分のやり方や方法にそぐわないと機嫌が悪くなったり、怒ったりする人がいます。
そんな人には報告したり、頼んだり、改善を促しにくいですよね、先輩上司なら尚更です。
まず、その人の価値観を心の中でも否定しないようにしましょう。
そして、自分が困っていることを出しながら、「こうできないでしょうか」と、相談テイストで話してみましょう。
自分勝手な人は自分を否定されることを極端に嫌います。
なので、否定する言い方をせずに、お願いテイストでそっと伝えてみましょう。
「なんでこちらが合わせないといけないんだ」
こう思われる方もいるかと思います。
たしかにそれも一理あるのですが、保育士の仕事は人がいないと成り立たない仕事です。
そして、完璧な人的環境は整いません。
今ある環境でできることをできるだけやるしかないのです。
他人を大事に扱うことは結果的に自分を救うことになるので、自分のためと思っておくと、無用なトラブルにもなりませんし楽ですよ。
合わない職場で我慢して良いことはあるの?→あります!
今までの章では、自分の感じ方、考え方、関わり方を変えて何とか乗り切ろうという話をしてきました。
ここでは合わない職場で自分が我慢することで、何か自分にプラスになることはあるのか?
どうせ長くは働かない、いつか辞める場所なのだから、そんな我慢して頑張っても無駄なんじゃないか?
こんな疑問に対しての答えを出しました。
人に合わせる=人の役に立っている
自分の好きややりたい気持ちは大事ですが、仕事は誰かが必要としていることに答えるものです。
だれも必要ないことにはお金を使いませんから。
つまり、仕事は自分のためではなく、人のためにやるものということです。
人に合わせることは面白くありません。
でも、間違いなく人の役にたっているのです。
そして、世の中には色んな人がいて、色んなやり方、考え方、人生、クセがあります。
言い方、保育方針、好き嫌い、全てにおいて千差万別です。
それらを認め、判断して上手く活用していくことで、はじめて自分に利益をもたらしてくれます。
そもそも、自分に合うところってないかもしれないのです。
自分が求めるすべての条件が満たされる完璧な職場は無いでしょう。
他人に「ああしてほしい、こうしてほしい」求めると、不思議と逃げていくのが人生です。
自分は何ができるか、何をすべきかと考えると、思いがけないスキルや人脈、良いことが手に入ります。
味わい深い人生のためにも、人に合わせることは何かの役に立っていると思うことは悪くないですよ。
保育士は対人職 対人のスキルは間違いなく上がる
方針の合わない所、人間関係的にやりにくい所で修行することにより、やりやすい所に行ったとき確実にレベルがあがった状態でできます。
ここは超大事なところです。
方針の合わない所で工夫してやってきたからこそ、やりやすい所で自分の意見を言ったり、人に説明するときに間違いなくこのスキルはプラスとなります。
見てきた世界や、見識が広い方が色んなことを理解できるからです。
保育士は自分ひとりでできる仕事ではありません。
子ども、保護者、職場の保育士、切っても切れない人と関わる仕事です。
多かれ少なかれ、大体自分にとって嫌な奴、自分勝手な奴、困った奴はどこにでもいます。
そういう人と全て戦っても、その先にあるのは闇なのです。
上手く人と付き合うということは、自分自身の魂を磨いた証拠です。
何故なら、それは人を許せる心を持つという事だからです。
自分のスキルアップのためにも、合わない所の経験は役に立ちますよ。
現に私は失敗経験も含めて、かなり役立っています。
快適な人生の合言葉は「まぁいいや なんとかなる 人それぞれ」
この記事を読んでいる皆様、「明日はもっと悪くなれ」と思っている人はいないはずです。
誰もが、明日は今日よりも良くなればいいと思いますよね。
でも、今の環境に怒り、不満を吐くだけでは何も成長しないどころか、明日はもっと悪くなっていくばかりです。
まずは自分の能力、状況、性格ひっくるめた今を認めることが大切です。
完璧ではなく、快適な人生を送るために、ちょっと一息つきましょう。
「まぁ、いいや」
「なんとかなる」
「人それぞれ」
嫌なことがあったら、思ってなくてもいいので、こうつぶやいて見てください。
どうですか?ちょっと力が抜けませんか?
そして、自分を許して認めてあげてください。
明日には新しい自分です。
私たちは1歩ずつ着実に歩いています。
人生はまだ先があります。
明日できなくても明後日があります。
合わない職場で働いていても、それも過去になるときが来ます。
確実な1歩を1日1日踏んでいきましょう。