こんにちは!モモンガ(自然大好き男性保育士)です!
今回は男性保育士による男性保育士のための記事です。
最近何かと話題の男性保育士がありがちな悩みを6つ紹介し、それに対する解決策をどどーんとお答えします!
もくじ
男性が少なく、孤独を感じやすい
悩み
気軽に話せない!遊びに行けない!相談出来ない!距離がとにかく他の職員同士に比べて遠いんです。
保育園に男性保育士がいる園はちらほら増えてきました。
しかし、男性保育士が1つの園に複数人働いているというのはまだまだ少ないです。
「職場に男性は私だけ。」こんな方多いと思います。
女性ばかりの職場なんて羨ましい・・・という男性もいるかもしれませんが、実態は違います。
悩みがあっても気の許せる職員もいなくて誰にも相談できず、苦しんでいる男性保育士がほとんどです。
例えば、職場で知り合って、「今度遊びにいこう!」なんてことは、男性と女性では何かと問題になります。
問題というのは噂を広められたりして、友好な関係が築きにくいところです。
女性は人のあれこれ、噂話が大好きな方、多いですよね。
まぁ、気にしない人は気にしないのでしょうが、やっぱりほぼ全て気にします。
女性と男性では話す内容だって違います。雑談の輪には参加しにくい。あるあるです。
解決のアドバイス
今の気にしてしまう自分でいながら完璧に解決するならば、転職しちゃうことです。
気の合う仲間ができるまで転職しましょう。
しかし、人生そんな簡単にいきません。
ぶっちゃけた話、男だから、女だからと気を使うことはあるにしろ、いつの間にかそれを理由にして逃げている部分もないでしょうか?
確かに今の職場でちょっと気まずくなってしまったような、悪くなってしまったような人間関係を転職によってリセットしてするのは良いと思います。
人間は失敗するので、また新たにやり直せばいいんです。
しかしながら、転職するにしろしないにしろ、自分が何かしら変わった方が良いです。
いちいち敏感に周りの目を気にしながら、孤独だから・・・と考えていては保育士としてやっていくことはできません。
それに、信頼関係というのはどこで築かれるかなんてわからないことです。
何年も一緒に仕事してきて、その人とその人なりの信頼関係ができてくることがあります。
とりあえずは今の職場の人間関係がどうしても嫌なら転職しましょう。
できれば男性保育士のいる園に行くことが望ましいでしょう。
きっと歓迎されると思います。そういった意味ではやりやすい可能性が広がります。
その上で、人間関係に完璧や理想を持ち込まずにやっていくといいと思います。
性差ゆえの『オムツ問題』
悩み
オムツ問題とは、「男性保育士に女児の着替えやオムツ交換をさせないで」と保護者から要望があるという問題です。
これを訴える保護者の気持ちは、漠然とした不安です。
原因として最近「男性保育士が女児にわいせつ行為により逮捕」というニュースが、報道されていることが大きいかと思います。
これにより園が男性保育士に女児の着替え指導を禁止したり、配置換えをする場合もあります。
男性保育士は抱っこ禁止というような措置もとられたりします。
着替えも手伝えない、抱っこも禁止。
「他の人がやればいいじゃん!」と簡単に思う人もいるかもしれません。
しかしこれ現場ではどうなるかっていうと、
- 子どもが「せんせーてつだってー」といっても断る
- 子どもが「せんせーすきー」と甘えてきても接触を断る
っていうことになるんです。
これではまともに仕事できません。
子どもの心にしっかり向き合う保育は難しいでしょう。
さぁ、このオムツ問題という悩みに男性保育士はどう向き合っていったら良いでしょう?
解決のアドバイス
このオムツ問題、マスコミやニュースで騒がれていましたが、実際はどれくらいの割合でいるのでしょうか?
私の経験ですが、私含め周りでは聞いたことがないです。
全国的に集計をとったわけでもないので感覚的ですが、これを実際に言う人たちは実はごく一部だと思われます。
実際このようなクレームがきた場合、園の対応によって決めましょう。
保護者のいいなりになって禁止措置をするなら転職しましょう。
ちゃんと保護者に一緒に説明してくれるような園なら残りましょう。
子どもが「あの先生嫌だ」と言うなら別ですが、この問題は男性保育士の主観的な印象だけで、大人が全てを決めつける差別問題です。
間違っていることをNOと言えないような、差別を助長するような園にいても、よくはありません。
そんな園は逆に淘汰されるべきなので、関わらないようにしましょう。
ピアノも苦手!製作も苦手!
悩み
男性保育士にありがちなこと。不器用。
ハンマーとか木工みたいなことは得意なのですが、手芸とか細かい作業が苦手みたいなの、ありがちですよね。
「女性保育士はなんでこうも作り物を可愛くできるんだろう・・・」
「ピアノを華麗にひけるんだろう・・・?」思ってしまいますよね。
私もそうでした。
しかし、現場では当たり前のように求められますよね。
「はい、この曲覚えてきて」
「次の壁面はこうして(とても細かい作業)」
その度にオーマイガー!!!と落ち込むこともあると思います。
さて!この不器用からくる悩みどうしましょう?
解決のアドバイス
まず、ここでも女性男性の壁は考えないようにしましょう。
ピアノが苦手な女性保育士はわんさかわんさかいます。
不器用な女性保育士だってうんさかわんさかいます。
制作なのですが、これは慣れやすいように思います。
やっていくと案外できるものです。
アイディアが浮かばない人は、制作の本に頼りましょう。
ネットで調べてみても良いのですが、本の方がよりバラエティに富むので、そちらをおすすめします。
1500円くらいでたくさんのアイディアを買えて、仕事がしやすくなるなら安いものです。
後、不器用な人は、道具をそろえましょう。
例えばカッターで一枚の写真から、子どもの部分だけ縁取るように切る作業をするとします。
100均のカッター1本よりも、プラモ用の薄刃カッターでやるほうがかなり楽です。体験談です。
切れるし楽だし、思ったようにいきます。
このように、自分の不器用さを道具でカバーすると、段々できるようになって楽しくなってきますよ!
続いて、難関のピアノです。
これは伴奏の簡易化を考えましょう。
アレンジして簡単にするってことです。
左手がメロディに合わせて「ド、ソ、ミ、ソ、シ、ド、レ、ド」と本来なら弾くとします。
どうしてもメロディに合わせて指がうごかないよ!というときに簡易化です。
「シ・レ・ソ、シ・ファ・ソ」と3つ鍵盤を一気にジャーンと弾きましょう。
音楽に力を入れているような園では通用しないかもしれません。
(ピアノが全く弾けないような、しかもできることなら弾きたくない保育士が、そんな園に受かるのも謎ですし、そこで仕事しているのもまた謎ですが・・・)
しかし、きっと多くの園ならばこれでOKです。
伴奏のねらいとしては、子どもが分かりやすく楽しく歌えれば良いのです。
最近では、ギターでもOKとか、ピアノを必ずしも必要としない保育園もあります。
ギターは弾けるよ!って男性保育士は、そういったところに就職するのも一つでしょう。
男性だから、という変な期待(力仕事とか任されがち)
悩み
かつて、保育園は、まるで男子禁制といわんばかりの女性の職場でありました。
女性は長年、身の丈以上の大きな作り物、運動遊び、畑仕事、力仕事に悩まされてきました。
今になって、体力と力がある男性保育士が勤務するようになりました。
現場は大助かりです。
「運動会のロープ張りに使う杭、全部打ってきて!お願いね!」
「研修で使う椅子とか机、全部こうやってセットしといてね!」
などなど、力仕事は全部男性保育士がすることに。
男性保育士は一番新人なので、NOとは言えず、言われるがまま・・・
オフィスで「女性だからお茶くみしてきて」が差別だと問題になっているのに、「男性だから力仕事よろしく」はこれも同じような差別じゃないの?!こんな悩みどうすればいいの?!
解決のアドバイス
「できないことはできないとはっきり言う」これで大方解決します。
女性の前で良いとこ見せたかったり、「男のくせにできないの?」と言われたくないという男のプライドがあるのかもしれませんが、もしあれば捨てて下さい。
- 筋肉自慢で保育士しているのではないのです。
- 職員からチヤホヤされるために保育士しているのではないのです。
- 我慢くらべのために保育士しているわけではないのです。
仕事に見合った人の数と量を要請できるのも、これは大きな能力で、特に将来役立ちます。
思い切って「この作業では一人では辛いので、○人手伝ってください」と言いましょう。
それでも分からずに押し付けてくるようであれば迷わず転職してしまいましょう。
男性保育士を差別しない園はたくさんあるので、転職したほうが良いです。
環境設備が整っていない
悩み
今まで男性保育士がいるということを考えてこなかった保育園がほとんどで、更衣室も職員用のひとつしかないし、トイレも職員用がひとつしかありません。
勤務時間は男性女性皆同じです。
時間前になると、保育士が更衣室に殺到し、着替えています。
男性保育士は一緒に着替えるわけにはいきませんので、使っていない部屋とかでささっと周囲の目を気にしながら、すばやく着替えます。
常に不安です。「誰か物を取りにこないだろうか」「カーテンないから外から丸見えだよ・・・」
まるで、悪いことでもしているかのように、緊張しながら着替えなければいけません。
ロッカーもないので、自分の持ち物は箱に入れて用具入れに入れておきます。
同じ働く女性保育士と比べると、ひもじくて、困っています。
トイレも男女兼用で、ちょっと気が引けます。どうすればいいでしょうか?
解決のアドバイス
これは辛い問題ですよね。
トイレなんかよりも、着替え場所やロッカーの問題が大きいのではないでしょうか?
すぐに女性保育士と同等に男性保育士のための更衣室を与え、ロッカーを与えと完璧にするのは無理でしょう。
しかしながら、とりあえずの緊急措置を考えてもらうことはできます。
部屋でしたらカーテンをつけるとか、パーティションなどの壁をもってきて仕切ってもらいます。
入ってこないか不安ならば使用中という札をつけるシステムにするとか、工夫は出来ると思います。
ロッカーは現状しょうがないならば、棚をひとつリサイクルショップで見つけてくるとかすれば予算も抑えられるでしょう。
ただ、「困ってるんです・・・」だけならば他人任せで甘え過ぎなので、提案をしましょう。
園だっていじめたいわけではありません。
悩みに対して提案のある相談ならば、親身にのってくれると思います。
今の現状が変わっていくには、年月が必要です。
社会的に男性保育士が認められるまで、今個人でできることからはじめていきましょう。
小さいことの積み重ねがやがて、大きな取組みとなっていくはずです。
難しいコミュニーケーション、人間関係
悩み
特に、男性保育士が自分一人だ!という状況では起こりやすい悩みです。
声をかけても気づかない女性保育士に肩を叩くだけでも「セクハラ」と受け止められそうで怖いとか、
言葉も選ぶし、気も使うし、ああ・・・息苦しい・・・という気持ちの男性保育士は少なくないでしょう。
もしも、あらぬ疑いをかけられて「あいつは変態だ」とか流されたら社会的に男性は死にます。
下手に仲良くしていて「あの二人は付き合っている」だとか噂を流されたら仕事がしにくくなります。
こんな不安があるので、男性保育士は予防線として壁をつくってしまいがちです。
いつしか、その壁はコミュニケーションがしっかりとれないほどに・・・
さぁ、男性保育士の人間関係の悩みどうしたらよいでしょう?
解決のアドバイス
ちょっとこれは孤独の問題と被るかもしれません。
まずは必要以上に恐れて壁をつくるのをやめましょう。
今現在、辛くて悩んでいて、もうしんどくて仕方ない男性保育士は休みましょう。
休んで客観的に見つめられるようにしましょう。
案外しょうもないことだったりするのです。
周りは実はそこまで気にしていないことも多いです。
きっと、恥ずかしい思いをしたくないというプライドがあるかもしれません。
しかし、勇気を出して、駄目な自分も受け入れて、生活していきましょう。
怒られるたびかっこいいはずの自分の理想とずれて、しんどくなっていくかもしれません。
でも大丈夫です、明日は新しい自分です。
怒られたことは明日に引きずらず、リセットするたくましさを持ちましょう。
人間関係に繊細で悩むあなたは、間違いなく保育士に必要です。
しかし、たくましさはどこへいっても楽しく生きていく上で必要な能力です。
この人間関係の悩みと付き合いながら成長できるかもしれませんよ?
まとめ
男性保育士には性差ゆえのとまどい、偏見、設備が貧弱といった問題があると思います。
「問題があるから保育士やーめた」という道もひとつかもしれません。
しかし、あえてこの問題に向き合い、自分からできることを発信することで、大きな成長にもつながると私は体験を通して思います。
現場は男性保育士を必要としているところがほとんどです。
男性保育士は保育に間違いなく必要なんです。
男性保育士が増えることで、その地位が強固なものになり、いつしか保育士は男性と女性どちらも必要な仕事なんだと世間に広まることを夢見て頑張りましょう!
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