4歳児の年間カリキュラム(年間指導計画)をまとめました。
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年間目標
- 保健的で安全的な環境の中で、ひとり一人の欲求を十分に満たし、集団生活が快適にできるようにする。
- 感動する体験を通して表現意欲を育てる。
- 全身を動かして、運動遊びを楽しんだり丈夫な体をつくる
- 自分の思いを表現したり、相手の思いに気づいたりしながら友達と一緒に遊ぶ
ねらい
1期
- 在園児、新入園児共に「大きくなってできるようになった実感」を大切にできるように、「〜したい」「〜してあげたい」気持ちを大切に汲み取り、子どもの興味や「〜できたよ」に丁寧に寄り添い、喜びを分かち合う。
- 子どもの発見や楽しさに共感し、時に上手く言葉では伝えられないところや、少し我慢してしまう子どもの援助をしながら、やりとりを楽しみつつ遊びや生活をつくっていく。
- 子どもが不安な時は、子どもの葛藤しているところ、良い所を認め、励ましながら寄り添って同じ目線で向き合う。
- 新しい生活に慣れ、安定して過ごせるよう、自分なりにやってみることを大切にする。
2期
- 雨が降り、草の水滴や生き物など、子どもの小さなところの発見や不思議さに共感し、生き物を飼育する、子どもと一緒に図鑑で調べてみるなどし、探求心や冒険心を満たしていく。
- 夏野菜の収穫、虫捕り、スイカ割りなど、普段の生活でも夏らしい発見や心が動く経験になるように、環境をつくっていく。
- 友達や保育者との繋がりを十分に味わい、身体を動かして楽しむ遊びを取り入れて友達や保育者と一緒に過ごして楽しいと感じる環境をつくっていく。
- 友達同士で遊びの中で自分の考えや気持ちを伝え、友達の話も聞く経験をする。
3期
- 戸外で楽しく身体を動かして遊ぶ心地良さを味わう。それぞれの子どもの興味の方向を知り、子どもの価値観を認めながら戸外で遊ぶ楽しさを保育者自ら実践していく。
- 落ち葉を一緒にほうきで集めたりするなど、遊びの時だけではなく生活動作から自然を感じられる環境をつくる。
- 他人の気持ちを考えられる子どももいれば、自分のやりたいことしか見えない子どももいるため、他者の気持ちを考えて譲るなどの行動した子どもをしっかり認めて、まだ自分のことしか見えない子どもについても、叱らず代弁しながら手助けする
- それぞれの思い描くイメージが具体的な形になるように、保育者はヒントやアイディアを出しながら、子ども達と実現までの創意工夫を楽しむ。
4期
- トラブルや困ったことが続けば、クラスで共通のルールをもって話し、考える機会をつくり、ルールは保育士が子どもに与えるものではなく、みんなが快適に過ごすためであると知る。
- 手がかじかむ、息が白い、霜柱があるなどの、冬の自然現象に興味をもち、いつもとの違いに体で気付く子どもたちに「不思議だね」「どうしてこうなるんだろう」と一緒に共有しながら調べていくと、楽しく自然の変化を楽しむ。
- 身の回りのことは手伝わなくても自分達でやろうとしている時期であるため、できたことが次につながるようにグループで何かをする経験を少しずつ取り入れて、集団でやり遂げるたのしさや達成感を味わう。
- 子どもの興味関心に合わせた共感の言葉かけや、できるできないではない、子どものやっていることに対する価値観を認めて過ごす。
子どもの姿
1期
- 進級を喜び、身の回りのことを張り切って行おうとする姿がある。
- 生活の流れが分からずに戸惑っていた子どもも少しずつ覚え、身の回りのできることは自分でやろうとする姿がある。
- 新しい環境や保育者に慣れ、安心して生活する姿が見られるようになった子どももいれば、まだ自己発揮できずに大人しく過ごす子どももいる。
- 保育者や友達に対して自分の気持ちを言葉で表現しようとするが、なかなか言葉が出ず、泣いたり物を投げたりして態度で表現してしまうこともある。代弁しながら相手に一緒に伝えられると、嬉しそうにしたり納得している姿が見られる。
2期
- 梅雨に入ると雨の日が続き、傘などの雨具や空が暗いことにも興味を持ち、「傘はどうやったら上手く片付けられるのかな?」「なんで雨の日は黒い雲なんだろう?」と考える姿もある。
- セミやザリガニなど夏の生き物に興味を持ち、観察したり触れてみたりしながら親しんでいる。
- 体操遊びには喜んで参加している子どもが多い。ケンケンしたりしゃがんだりするなど様々な身体の動かし方をしているうちに、少しずつ上手に身体が使えるようになってきている。
- 経験したことなどを自分なりの言葉でゆっくりとでも表現し、最後まで聞いてもらえると嬉しそうにする姿があった。相手の話は落ち着いて聞けないこともあったが、少しずつ聞こうとする姿勢も見られるようになってきている。
3期
- 年長児の遊びを見て、自分も真似をしてやってみようとしている。
- 戸外での遊びでは、身近な自然現象に興味を持ち、繰り返し取り組んだり思い切り体を動かしたりしている。
- 自分のイメージしたこと考えたことを一生懸命に友達に伝えようとする姿が見られた。また、相手の言っていることを聞こうとする姿も見られている。
- 様々な素材を組み合わせて作ったり、作った物を使って遊ぶことを楽しんでいる。
4期
- 友達と話し合いながら簡単なルールを決め、ルールを守りながら遊ぶ楽しさを感じられるようになってきている。
- 地面や水が凍っているのに気付き、氷が割れる音や冷たい感触を楽しんでいる。
- 自分の気持ちを言葉で表現し、相手が分かるように伝えようとする姿がある。
- 簡単なルールのある遊びを好んで友達と楽しそうに遊んでいた。また、ルールが少しずつ難しくなっても理解して遊んでいる子どももいたが、複雑なルールはなかなか理解できない子どももいた。
内容
1期
養護
- 新しいクラスでの生活の流れや約束を覚え、できることは自分でやろうとする。
- 保育者や友達に親しみを持ち、安心してのびのび過ごす。
- 保育者に気持ちを受け止めてもらいながら安心して過ごす。
- 当番活動を覚え、友達と協力しながら行う楽しさを味わう。
教育
- 遊びを通していろんな友達と関わりをもち、一緒に遊ぶ楽しさを味わう。
- 思ったことや考えたことを自分の言葉で相手に伝えようとする。
- 戸外で身体を思いっきり動かして遊ぶ心地よさを味わう。
- 春の自然や季節の移り変わりに興味をもち、不思議に思ったり調べたりする。
2期
養護
- 季節や天候に応じた生活の仕方を自分なりに考え、心地よく過ごす。
- 夏の自然に興味を持ち、生き物に触れたり草花の移り変わりに気付いたりする。
- 夏の生活の仕方を知り、熱中症などに気をつけながら元気に過ごす。
- 今まであまり関わっていない友達とも関わりを持ち、関係を深める。
教育
- 夏野菜の収穫や行事を通して、異年齢の友達とも関わることを楽しむ。
- 泥んこ遊びなど夏ならではの遊びに親しみ、思いっきり遊ぶ。
- 自分の思いや考えを言葉やしぐさで友達に表現し、受け止めてもらう満足感を味わう。
- 自然に触れ、生き物や植物に関心を持つ。
3期
養護
- 季節の移り変わりに気付き、自然に対して興味や関心を持つ。
- 手洗い、衣服の調節などを自分の状況に合わせて自ら行おうとしている。
- 自分たちで食事の準備を行い、友達と楽しく食事をする。
- リズムに合わせて身体を動かすことを楽しみ、表現することを楽しむ。
教育
- 友達との関わりでは、自分の思いを言葉で伝え、相手の話を聞いて気持ちや考えを理解しようとする。
- 遊びや活動を通して様々な友達と関わりを持ち、一緒にイメージを膨らませて遊ぶ楽しさを味わう。
- 木の実や虫など秋の自然に興味を持ち、遊びに取り入れる。
- 敬老の日やクリスマスなどの行事を知り製作する。
4期
養護
- 白い息が出たり手が冷たくなったりすることに気づき、冬ならではの現象に興味や関心を持つ。
- 年長児との触れ合いを通して、進級に対して期待感を高める。
- お餅つきやお正月料理、給食などを通して食材に関心を持ち、楽しんで楽しい雰囲気の中で食事をする。
- 気温や室内の温度に合わせて衣類を着脱し、脱いだ衣類は綺麗に畳もうとする。
教育
- ルールのある遊びを通して、友達との関わりを深める。
- 自分のイメージを言葉で友達に伝え、遊びのイベージを膨らませながら楽しく遊ぶ。
- 活動や遊びの中でできないことがあっても諦めず、何度も繰り返し挑戦しようとする。
- 劇遊びやダンスなどを通して、音楽に合わせて身体で表現することを楽しむ。
環境構成や援助
1期
- 新しく入った友達や年下の友達にどのように接するかを一緒に考え、子どもなりに優しい言葉や態度を工夫できるよう援助する。
- 新しい環境にすぐ馴染める子どももいれば戸惑い、気持ちが安定しない子どももいる。一人ひとりの行動や様子を気にかけ、安心感が持てるように援助していく。
- 子どもが言葉で表現しようとしている時にはじっくりと時間をとり、自分で伝えられた満足感を味わえるようにする。また、必要に応じて代弁をし、どう表現したらよいか伝えていく。
- 暖かい日には戸外でもゆっくり遊ぶ時間を設け、好きな遊びに夢中になれる機会を設けるようにする。
2期
- 夏に起こりやすい熱中症などの病気がどんなものかを伝え、予防するために必要なことが分かりやすいように繰り返し伝える。また、水分補給の際には一度にたくさん飲むのではなく、こまめに(ちょっとずつ)飲むよう伝えていく。
- 普段関わらない友達になかなか馴染めない時には無理強いをしないようにする。自分から関わるのが苦手な子どもには援助を行い、保育者が仲立ちになれるようにしていく。
- 子どもが話そうとしている時にはゆっくりと時間をとって聞くことで、言葉で伝えられた満足感を味わえるようにする。また、子どもが相手の話を聞きやすいよう、環境作りや声かけも工夫していく。
- 夏になると出てくる生き物や植物に触れられるように準備をする。また、生き物を飼う際には、子どもと一緒に家の作り方やエサなどを調べ、親しみが湧くように援助する。
3期
- ハサミなどまだうまく使えない子どももいる。プレゼント製作の際には、一人ひとりの様子をよく把握しながら援助を行い、怪我のないように気を付ける。
- 自然の中で子どもが気づいたことを調べられるよう、秋の図鑑なども早めに準備しておく。
- 子どもが経験したことや楽しかったことをゆっくり話せるよう、みんなで話す時間を設けるなど環境を作っていく。集中力が続きにくい子どももいるため、時間設定をして数人ずつ発表するなど工夫をする。また、友達の話を聞く大切さも伝えていく。
- 子どもが自ら身の回りのことを行えるよう、なぜ行うのかも繰り返し伝えていく。
4期
- 料理に使われている食材について話をする機会を設け、子どもが食材に興味を持てるようにする。
- 寒いと息が白くなるなどの冬ならではの現象に、子ども自身が気付けるように声掛けをする。
- 遊びのイメージがなかなか共有できず、友達の輪に入れない子がいないかよく注意してみておく。友達に一緒に声をかけたり、遊んでいる子にルールをゆっくり説明してもらうなど援助し、友達と遊ぶ楽しさを味わえるようにする。
- 歌やダンス、絵を描くなど気持ちを様々な方法で表現する機会を設け、表現する楽しさを感じられるようにする。
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1期
ねらい
- 在園児、新入園児共に「大きくなってできるようになった実感」を大切にできるように、「〜したい」「〜してあげたい」気持ちを大切に汲み取り、子どもの興味や「〜できたよ」に丁寧に寄り添い、喜びを分かち合う。
- 子どもの発見や楽しさに共感し、時に上手く言葉では伝えられないところや、少し我慢してしまう子どもの援助をしながら、やりとりを楽しみつつ遊びや生活をつくっていく。
- 子どもが不安な時は、子どもの葛藤しているところ、良い所を認め、励ましながら寄り添って同じ目線で向き合う。
- 新しい生活に慣れ、安定して過ごせるよう、自分なりにやってみることを大切にする。
子どもの姿
- 進級を喜び、身の回りのことを張り切って行おうとする姿がある。
- 生活の流れが分からずに戸惑っていた子どもも少しずつ覚え、身の回りのできることは自分でやろうとする姿がある。
- 新しい環境や保育者に慣れ、安心して生活する姿が見られるようになった子どももいれば、まだ自己発揮できずに大人しく過ごす子どももいる。
- 保育者や友達に対して自分の気持ちを言葉で表現しようとするが、なかなか言葉が出ず、泣いたり物を投げたりして態度で表現してしまうこともある。代弁しながら相手に一緒に伝えられると、嬉しそうにしたり納得している姿が見られる。
内容
養護
- 新しいクラスでの生活の流れや約束を覚え、できることは自分でやろうとする。
- 保育者や友達に親しみを持ち、安心してのびのび過ごす。
- 保育者に気持ちを受け止めてもらいながら安心して過ごす。
- 当番活動を覚え、友達と協力しながら行う楽しさを味わう。
教育
- 遊びを通していろんな友達と関わりをもち、一緒に遊ぶ楽しさを味わう。
- 思ったことや考えたことを自分の言葉で相手に伝えようとする。
- 戸外で身体を思いっきり動かして遊ぶ心地よさを味わう。
- 春の自然や季節の移り変わりに興味をもち、不思議に思ったり調べたりする。
環境構成や援助
- 新しく入った友達や年下の友達にどのように接するかを一緒に考え、子どもなりに優しい言葉や態度を工夫できるよう援助する。
- 新しい環境にすぐ馴染める子どももいれば戸惑い、気持ちが安定しない子どももいる。一人ひとりの行動や様子を気にかけ、安心感が持てるように援助していく。
- 子どもが言葉で表現しようとしている時にはじっくりと時間をとり、自分で伝えられた満足感を味わえるようにする。また、必要に応じて代弁をし、どう表現したらよいか伝えていく。
- 暖かい日には戸外でもゆっくり遊ぶ時間を設け、好きな遊びに夢中になれる機会を設けるようにする。
2期
ねらい
- 雨が降り、草の水滴や生き物など、子どもの小さなところの発見や不思議さに共感し、生き物を飼育する、子どもと一緒に図鑑で調べてみるなどし、探求心や冒険心を満たしていく。
- 夏野菜の収穫、虫捕り、スイカ割りなど、普段の生活でも夏らしい発見や心が動く経験になるように、環境をつくっていく。
- 友達や保育者との繋がりを十分に味わい、身体を動かして楽しむ遊びを取り入れて友達や保育者と一緒に過ごして楽しいと感じる環境をつくっていく。
- 友達同士で遊びの中で自分の考えや気持ちを伝え、友達の話も聞く経験をする。
子どもの姿
- 梅雨に入ると雨の日が続き、傘などの雨具や空が暗いことにも興味を持ち、「傘はどうやったら上手く片付けられるのかな?」「なんで雨の日は黒い雲なんだろう?」と考える姿もある。
- セミやザリガニなど夏の生き物に興味を持ち、観察したり触れてみたりしながら親しんでいる。
- 体操遊びには喜んで参加している子どもが多い。ケンケンしたりしゃがんだりするなど様々な身体の動かし方をしているうちに、少しずつ上手に身体が使えるようになってきている。
- 経験したことなどを自分なりの言葉でゆっくりとでも表現し、最後まで聞いてもらえると嬉しそうにする姿があった。相手の話は落ち着いて聞けないこともあったが、少しずつ聞こうとする姿勢も見られるようになってきている。
内容
養護
- 季節や天候に応じた生活の仕方を自分なりに考え、心地よく過ごす。
- 夏の自然に興味を持ち、生き物に触れたり草花の移り変わりに気付いたりする。
- 夏の生活の仕方を知り、熱中症などに気をつけながら元気に過ごす。
- 今まであまり関わっていない友達とも関わりを持ち、関係を深める。
教育
- 夏野菜の収穫や行事を通して、異年齢の友達とも関わることを楽しむ。
- 泥んこ遊びなど夏ならではの遊びに親しみ、思いっきり遊ぶ。
- 自分の思いや考えを言葉やしぐさで友達に表現し、受け止めてもらう満足感を味わう。
- 自然に触れ、生き物や植物に関心を持つ。
環境構成や援助
- 夏に起こりやすい熱中症などの病気がどんなものかを伝え、予防するために必要なことが分かりやすいように繰り返し伝える。また、水分補給の際には一度にたくさん飲むのではなく、こまめに(ちょっとずつ)飲むよう伝えていく。
- 普段関わらない友達になかなか馴染めない時には無理強いをしないようにする。自分から関わるのが苦手な子どもには援助を行い、保育者が仲立ちになれるようにしていく。
- 子どもが話そうとしている時にはゆっくりと時間をとって聞くことで、言葉で伝えられた満足感を味わえるようにする。また、子どもが相手の話を聞きやすいよう、環境作りや声かけも工夫していく。
- 夏になると出てくる生き物や植物に触れられるように準備をする。また、生き物を飼う際には、子どもと一緒に家の作り方やエサなどを調べ、親しみが湧くように援助する。
3期
ねらい
- 戸外で楽しく身体を動かして遊ぶ心地良さを味わう。それぞれの子どもの興味の方向を知り、子どもの価値観を認めながら戸外で遊ぶ楽しさを保育者自ら実践していく。
- 落ち葉を一緒にほうきで集めたりするなど、遊びの時だけではなく生活動作から自然を感じられる環境をつくる。
- 他人の気持ちを考えられる子どももいれば、自分のやりたいことしか見えない子どももいるため、他者の気持ちを考えて譲るなどの行動した子どもをしっかり認めて、まだ自分のことしか見えない子どもについても、叱らず代弁しながら手助けする
- それぞれの思い描くイメージが具体的な形になるように、保育者はヒントやアイディアを出しながら、子ども達と実現までの創意工夫を楽しむ。
子どもの姿
- 年長児の遊びを見て、自分も真似をしてやってみようとしている。
- 戸外での遊びでは、身近な自然現象に興味を持ち、繰り返し取り組んだり思い切り体を動かしたりしている。
- 自分のイメージしたこと考えたことを一生懸命に友達に伝えようとする姿が見られた。また、相手の言っていることを聞こうとする姿も見られている。
- 様々な素材を組み合わせて作ったり、作った物を使って遊ぶことを楽しんでいる。
内容
養護
- 季節の移り変わりに気付き、自然に対して興味や関心を持つ。
- 手洗い、衣服の調節などを自分の状況に合わせて自ら行おうとしている。
- 自分たちで食事の準備を行い、友達と楽しく食事をする。
- リズムに合わせて身体を動かすことを楽しみ、表現することを楽しむ。
教育
- 友達との関わりでは、自分の思いを言葉で伝え、相手の話を聞いて気持ちや考えを理解しようとする。
- 遊びや活動を通して様々な友達と関わりを持ち、一緒にイメージを膨らませて遊ぶ楽しさを味わう。
- 木の実や虫など秋の自然に興味を持ち、遊びに取り入れる。
- 敬老の日やクリスマスなどの行事を知り製作する。
環境構成や援助
- ハサミなどまだうまく使えない子どももいる。プレゼント製作の際には、一人ひとりの様子をよく把握しながら援助を行い、怪我のないように気を付ける。
- 自然の中で子どもが気づいたことを調べられるよう、秋の図鑑なども早めに準備しておく。
- 子どもが経験したことや楽しかったことをゆっくり話せるよう、みんなで話す時間を設けるなど環境を作っていく。集中力が続きにくい子どももいるため、時間設定をして数人ずつ発表するなど工夫をする。また、友達の話を聞く大切さも伝えていく。
- 子どもが自ら身の回りのことを行えるよう、なぜ行うのかも繰り返し伝えていく。
4期
ねらい
- トラブルや困ったことが続けば、クラスで共通のルールをもって話し、考える機会をつくり、ルールは保育士が子どもに与えるものではなく、みんなが快適に過ごすためであると知る。
- 手がかじかむ、息が白い、霜柱があるなどの、冬の自然現象に興味をもち、いつもとの違いに体で気付く子どもたちに「不思議だね」「どうしてこうなるんだろう」と一緒に共有しながら調べていくと、楽しく自然の変化を楽しむ。
- 身の回りのことは手伝わなくても自分達でやろうとしている時期であるため、できたことが次につながるようにグループで何かをする経験を少しずつ取り入れて、集団でやり遂げるたのしさや達成感を味わう。
- 子どもの興味関心に合わせた共感の言葉かけや、できるできないではない、子どものやっていることに対する価値観を認めて過ごす。
子どもの姿
- 友達と話し合いながら簡単なルールを決め、ルールを守りながら遊ぶ楽しさを感じられるようになってきている。
- 地面や水が凍っているのに気付き、氷が割れる音や冷たい感触を楽しんでいる。
- 自分の気持ちを言葉で表現し、相手が分かるように伝えようとする姿がある。
- 簡単なルールのある遊びを好んで友達と楽しそうに遊んでいた。また、ルールが少しずつ難しくなっても理解して遊んでいる子どももいたが、複雑なルールはなかなか理解できない子どももいた。
内容
養護
- 白い息が出たり手が冷たくなったりすることに気づき、冬ならではの現象に興味や関心を持つ。
- 年長児との触れ合いを通して、進級に対して期待感を高める。
- お餅つきやお正月料理、給食などを通して食材に関心を持ち、楽しんで楽しい雰囲気の中で食事をする。
- 気温や室内の温度に合わせて衣類を着脱し、脱いだ衣類は綺麗に畳もうとする。
教育
- ルールのある遊びを通して、友達との関わりを深める。
- 自分のイメージを言葉で友達に伝え、遊びのイベージを膨らませながら楽しく遊ぶ。
- 活動や遊びの中でできないことがあっても諦めず、何度も繰り返し挑戦しようとする。
- 劇遊びやダンスなどを通して、音楽に合わせて身体で表現することを楽しむ。
環境構成や援助
- 料理に使われている食材について話をする機会を設け、子どもが食材に興味を持てるようにする。
- 寒いと息が白くなるなどの冬ならではの現象に、子ども自身が気付けるように声掛けをする。
- 遊びのイメージがなかなか共有できず、友達の輪に入れない子がいないかよく注意してみておく。友達に一緒に声をかけたり、遊んでいる子にルールをゆっくり説明してもらうなど援助し、友達と遊ぶ楽しさを味わえるようにする。
- 歌やダンス、絵を描くなど気持ちを様々な方法で表現する機会を設け、表現する楽しさを感じられるようにする。
他学年の指導計画はこちら
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