保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。
文化の日とは
11月3日文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」主旨の祝日です。
文化の日は日本国憲法が公布された日と同じ日付であるため、新しい憲法の精神に基づいて自由と平和を大切にするという意味が込められています。
また、戦後に目覚ましい発展を遂げた日本の文化を、さらに推し進めていこうといった力強さを感じられる祝日です。
ちなみに【文化】とは農業をすることが文化の始まりといわれています。
文化という考えがなかった時代は収穫したものを全て食べていました。
しかし毎回食べていては木の実などすぐになくなってしまいます。
そこで昔の人々は収穫した木の実を再び植えることにしました。
未来のために今食べることをせずに土に植えたというアイディアが文化のはじまりだったそうです。
成り立ち
文化の日が制定されるまでは、明治6年(1873年)〜明治44年(1911年)までは「天長節」(現代での天皇誕生日)、昭和2年(1927年)〜昭和22年(1947年)までは「明治節」という祭日でした。
しかし敗戦後にGHQが、天皇と国民の繋がりを少なくしたい、無くしたいということから「明治節」を廃止しました。
そのため、憲法が公布された日で【憲法記念日】ありますが、国にとっての重要な日と以前の天皇の誕生日結びつけたくないというGHQの反対から、憲法が公布された記念日として「文化の日」が11月3日に制定されました。
子ども達への伝え方
乳児
「11月3日は文化の日です。みんなが保育園で音楽を聴いて踊ったり、クレヨンを使ってお絵描きをしていることも文化というものなんだよ。だから今日もたくさん踊ったり、お絵描きを楽しもうね。」
文化についての説明は乳児にとっては難しいかもしれません。例えをしてあげることで少しでもわかりやすく説明してあげるといいですよ。
幼児
「11月3日は文化の日です。みんなは“文化“って何か知っているかな?(子ども達の意見を聞く)みんなありがとうね。“文化“とはみんなが好きな絵本や歌、アニメだったり楽しく、幸せに暮らせるように…と昔から人が考えたり、作ってきたものを“文化“というんだよ。」
できるだけわかりやすく文化の例えを多く出してみました。
「文化の日はそんな文化をこれからも大切にしていこう!ってみんなで考えたり、文化を楽しんだりする日だよ。だから文化の日にはみんなが好きなことを楽しんでみてください。」
文化の説明をした後に文化の日のことを説明すると、とてもわかりやすいのでしっかりと語句説明をしてあげるといいですよ。
↓その他の保育ネタ↓