こんにちは。モモンガ(自然大好き保育士)です。
今回はふと困ったときに使える、遊びネタを紹介!
- 今日の遊びを何するか考えないといけない・・・
- 次の活動まで微妙な時間ができてしまった、何しよう?
- 遊びのネタがもうないよ・・・
こんな経験ありませんか?
出来るだけ用意が簡単で、すぐに実践できる&ちょっと切り口が面白い遊びを選んでいますので、新人にもベテランにもおすすめです。
このシリーズは12か月、毎月季節に合った遊びを紹介しています。
よければ他の月も見てみてくださいね。
乳児(0,1歳クラス向け)
室内遊び
+.◆ 宝探しゲーム ◆ .+
おもちゃをみんなで探せ!的な遊びです。
「ここにあるかな?」こんな期待感が抱けるほど育まれてきたこの時期。
期待や目的をもっておもちゃを探せるぴったりな遊びです。
~ねらい~
- 期待感をもって遊びにとりくむ
- 隠れている場所を想像しながら遊ぶ
~用意するもの~
- 段ボール等おもちゃを被せられるもの複数
~遊び方~
保育室に被せ物や壁をいくつか置きましょう。
ダンボールの箱がおすすめです。
そしてそのうちの一つに宝物となる人形などのおもちゃを隠し、見つけてもらいましょう。
段ボールの中や物の後ろ側など、簡単に見つけられる場所が望ましいですね。
この遊びは普通に日々の自由遊びの中で取り入れても楽しいですし、ちょっとした時間で何回かやるのも面白いですよ。
あまりにも簡単な場合は、ちょっと難易度を上げておもちゃの棚の中やロッカーに置くなど、範囲を広げてみましょう。
集中力が続く子続かない子がいるので、今回は続く子に合わせた難易度、次は続かない子に合わせた難易度に変えるなど、工夫していきましょう。
+.◆ ピンポン玉的当て ◆ .+
軽くて扱いやすいピンポン玉。
投げることができるようになってきた1歳児のこのころにピッタリです。
もちろん投げるではなく、入れるでも楽しめますよ。
誤飲には注意しながら入れる楽しさを味わいましょう。
~ねらい~
- 目標に向かって投げる力を育む
- ピンポン玉の不規則な動きを楽しむ
~用意するもの~
- 紙コップ(10ほど)
- ピンポン玉
~作り方、遊び方~
紙コップをまとめましょう。
3×3個で9個の紙コップを四角にまとめます。
あとは子どもに投げ入れてもらうだけです。
机の上に置いて、机の端から投げてもらうのが一般的。
机の上で跳ねるピンポン玉を楽しんだり、音を楽しんだり、紙コップに入るのを楽しんだり。
色んな楽しみ方で遊んでみましょう。
戸外遊び
+.◆ つくしを探してみよう ◆ .+
最近見なくなったなぁと思うつくし。
実は、身近なところに結構生えているものです。
意識して探さないと見つからないのがつくしの不思議。
つくしを探して子ども達と遊んでみましょう。
~ねらい~
- 3月の身近な自然に触れ、親しむ
- 探す、摘む行為により、五感や手指の操作を育む
~用意するもの~
- 特になし
~遊び方~
土手のように、水はけがある程度良く、日当たりの良いところに生えます。
都内でも公園や道のわきに見つけることが出来ます。
是非是非、よく地面を見てみましょう。
地面と同じような色をしたつくしがきっと見つかりますよ。
1本見つけたら、周りに「こんなにあったのか」と思うくらい生えています。
とったつくしは子どもと一緒に触ってみたり、はかま部分をとってみたり。
思ったより瑞々しいつくしをいじってみましょう。
ちなみに夏にスギナという植物を見つけたら、そこはつくしスポットです。
つくしはスギナの根っこみたいなもので、繋がっているからです。
夏や秋ごろから何となく目星をつけておくのも良いでしょう。
幼児(2~5歳クラス向け)
室内遊び
+.◆ 人間知恵の輪 ◆ .+
みんなで手をつなぎ、ぐちゃぐちゃからほどいていく遊びです。
子どもたちは手を離さずに円に戻れるかな?
5歳児向け。
~ねらい~
- 友達と協力し、意思疎通を行いながら取り組む
- 全員で取り組む一体感や達成感を味わう
~用意するもの~
- 特になし
~遊び方~
- 子どもを1グループ10人程度に分けます(数が少ない場合は1グループ)
- グループで手をつないで円をつくります
- 手を離さないで、保育士の掛け声とともに、移動しながらぐちゃぐちゃと複雑な形を作っていきます
- 保育士の掛け声で止まり、手を離さないまま元の円に戻ります
- 無事円に戻れたら終了です
最初に何時いかなる時も手を離してはいけないルールを伝えておきましょう。
形に対して前向きな言葉をかけることで、子どもの前向きさが変わってきます。
例えばぐちゃぐちゃと形を作った時、「すごいおもしろい形だね~」
終わった時に円に戻れなくても「芸術作品みたいだね」等、みんなと一緒に楽しめたことを第一に取り組みましょう。
+.◆ ハンカチ落とし ◆ .+
レクといえばハンカチ落とし。
実は高度な動きがつまった遊びです。
- ルールが少し複雑で理解力が必要
- ハンカチが落とされるまで注意深く待つ集中力
- ハンカチをなるべく気づかれずに落とすための想像力
- 気づいたら即走る瞬発力も求められる
このように総合力が試されています。
今の学年最後の遊びに是非。
対象は4,5歳クラスかな?
~ねらい~
- ハンカチを気づかれずに落とす、落とされてもすぐ気づけるように想像しながら集中して取り組む
- ルールを友達みんなで共有し、自分の出番が来るのを待つ
- みんなで遊ぶ楽しさを味わう
~用意するもの~
- ハンカチサイズの布
~遊び方~
1. みんなで大きな円をつくって座り、鬼を一人きめます
2. 鬼以外の子どもは内側を向いて座り、手を後ろに回してハンカチが落ちてくるのを待ちます。後ろを振り向いてはいけません
3. 鬼は円の外を回って誰かの手になるべく気づかれないようにハンカチを落とします
鬼以外の子は手探りでハンカチを落とされているか確認します。
4. ハンカチを落としたら鬼は円の周りを逃げ、落とされた子はハンカチを取って追いかけます
5. 鬼がハンカチを落とした子の場所に先に座れたら鬼は交代します
鬼が座る前にハンカチを落とされた子にタッチされると鬼はそのまま継続
おおまかな流れはこのような形です。
ここで良く起きるのが、好きな子を狙って同じ人ばかりが鬼になる現象です。
周りの子からすると「全然ハンカチ落としてくれなくてつまんない」とクレームが来ます。
「鬼は2回までしかできない」のようなルールを取り入れましょう。
分かりやすくするために、2回鬼になった子どもはカラー帽子を被るとか、背中にカラーテープをつけるとか、目印をつけましょう。
保育士も参加して落とすフリをしたり、盛り上げるとより一体感が増して楽しめますよ。
戸外遊び
+.◆ めくって「おはよう」 ◆ .+
3月、そろそろ春ですね。
生き物も冬眠から目覚めだします。
そんな時期に石や倒木など、めくってみつけてみましょう。
~ねらい~
- 身近な生物に触れ、他の生命を尊重しようとする
- 発見しその思いを伝え、分かち合う体験を繰り返す
~用意するもの~
- あれば軍手
~遊び方~
石の下、落ち葉の下、倒木の下、時にはゴミと思われる板の下など、めくってみましょう。
色んな生物たちが目覚めかけています。
この時期の生物は寝起きなので動きが遅く、捕まえやすいです。
特に倒木の下や朽ち木の中は虫のコロニーになっています。
もしかしたらヘビにも会えるかも?
毒の虫に気を付けながら、生き物との出会いを楽しみましょう。
3月の時期では子どもにもよりますが、生物への関心は高まっていると思います。
夏に色んな虫に出会い、いくつか名前も知っているでしょう。
「見つけた」「嬉しい」「楽しい」こんな気持ちを汲み取ると同時に、生命の大切さも伝えていきたいところです。
「今お休み中だから、そっと逃がしてあげよう」
「また春に会おう」
など、生き物の気持ちを代弁しながら、同じ対等な命として関わりを見せましょう。
そうすると、子どもも自然とやさしい気持ちになっていきますよ。
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