こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『子どもを見守ることについての解釈が勤務先と異なり、否定されます』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『あくまで『現在の勤務先』と『こまりんさん』の間で解釈が異なっているのだと考えます。ですから、こまりんさんと解釈が一致する職場で働くのも選択肢の一つではないかと感じます』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】40代
【保育士経験年数】6年
【相談文】
よろしくお願いいたします。児童発達支援、放課後等デイサービスに勤める保育士です。
保育所に4年勤務したのち、発達障害の支援の保育をしたくて、転職しました。現在の勤務先に勤めてまだ1年未満です。
会議で朝の勤務分担リーダーを任されました。しかし、翌週出勤すると会議で決まった分担はすでに終わっていました。
施設長と社長に「先週の会議が終了したその時点で来週の段取りを組めなかったから会議で決めた朝の勤務分担ができないと判断した」と言われました。
会議で決めた流れを実際1週間やってみて様子をみるという話はいらなかったということですか?ときくと「そうだ」と回答されました。「では私の役割はいらなかったということですね。朝の勤務分担止めますか」と尋ねるとそうではない、と返答がありました。そのあと切り替えて朝礼をして朝から勤務を始動させたかったのですが、施設長と社長に3時間も叱責されました。
理由は保育士と看護師兼指導員が
一人で子どもたちを6,7人みることができない。アルバイトから社員に昇格した人が中・高生の学習支援ができるのに、私にできない。
能力のない人材は切りたい。と匂わされました。
仕事のこと何から努力していったらいいのか…茫然としています。
子どもたちを見守っていることの解釈が違っていて、否定されます。
こまりんさんのご相談文を読ませていただきました。
お話を拝見し、おつらい状況が伝わってきました。
当方も少しでもお力になれるよう一緒に考えていきたいと思います。
お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
目の前にこなさなくてはならないことがたくさんありますが、手につかなくなってきています。
私そのものが否定されたといまは感じてそこから脱け出せないです。
よろしくお願いいたします。
お返事お待ちしております。
お待たせいたしました。
発達障害の支援をしたくて現在の職場に就職されたにもかかわらず、現在の状況はあまりにもおつらいものとお察しします。
先日は3時間の叱責があったとのことですが、さすがに長すぎだと感じますし、業務に差し障りが出るのではと心配です。
【子どもを見守ることについての解釈が勤務先と異なり、否定されます】とのご相談につきまして、当方の回答としましては、【あくまで『現在の勤務先』と『こまりんさん』の間で解釈が異なっているのだと考えます。ですから、こまりんさんと解釈が一致する職場で働くのも選択肢の一つではないかと感じます】。
療育の方法について双方の解釈が異なるのは確かにやりづらいことと思います。
ただ、一つ言えるのは、こまりんさんが今まで培ってこられた信念ややり方を、ご自身で否定しないでいただけたらと感じます。
勤務先の方針がたまたまこまりんさんの考えと合わないのであり、どの施設で働いても否定されるということは決してないと思うからです。
もし現在の勤務先で続けていきたいと思うのであれば、勤務先の解釈に合わせる必要があるでしょう。
その解釈が勤務先の方法であり、方針だからです。
「なぜそのような療育の仕方なのか」、分からない時にはその都度尋ね、吸収していくと良いかもしれませんね。
受け身ではなく、積極的に尋ねていくことをおすすめします。
ただ、上記の方法はストレスを抱える恐れもあります。
ですから、こまりんさんの解釈に近い職場で働くのも選択肢の一つだと考えます。
その方が負担もなくのびのびと働きやすくなるのではと感じます。
勤務分担リーダーの件につきましては、今まで週末にリーダーを決め、翌週に段取りを組むという流れであったのならば、こまりんさんは間違っていないのではと感じます。
「会議で決めた流れを実際1週間やってみて様子をみるという話」が翌週には変わっていたとのことですが、もし日頃から上司が話を二転三転させる方であれば、振り回されるでしょうし、仕事もしづらいのではと思います。
また、上司からこまりんさんの能力を否定される発言をされましたが、そもそもこのような業務形態で働くことが初めてのこまりんさんに対して、この一年間でスキルを上げることが出来るようフォローを続けてきたのかという疑問もあります。
初めて勤める人が少しでも早く仕事に慣れ、戦力となるためには、職場から細やかなフォローを受けることが必要だと感じます。
現在も不安の中でいらっしゃるのでは・・・と心配しております。
繰り返しとなりますが、こまりんさんが培われた考えややり方を、どうかご自身でしっかりと認めていただけたらと願ってやみません。
おつらい時にはいつでもお話しにいらして下さいね。
お話できて、地に足がついた感じがしました。
回答をじっくり読み、改めて返信をさせていただきます。
ご相談を差し上げた日から1週間は本当にいろいろあり帰宅すると、ばったりと倒れてきづけば朝でした。
この一週間は心身ともに非常におつらい状態だったのですね。
まずはゆっくりと休めますように・・・
数日後・・・
相談をさせていただいたこまりんです。
先日は回答をありがとうございました。
回答をいただいている間に私の気持ちに受け止めきれないことがおきてしまい、今日は心の整理がつかず欠勤しました。
その後なのですが、トラブル続きです。
今の施設の療育の方針や月間計画、子どもの支援計画を指導員が話し合う風土がなく、途中入社の看護師と再三そのお願いをしてきましたが、今は会社内が途中入社組と社長派で割れています。
【社長からは三時間の叱責の中】で、看護師と仲良くするなら、今優秀な人材があふれているからいつでもかえられる、給与もね。と言われました。
入社して1ヶ月は先輩について、業務の流れを教えていただいたのですが、業務の流れを教えていた二人の先輩には、私に業務を分担する気はありませんでした。
社長から「先輩二人が事務作業に集中できるように療育室を1日みる」のが仕事と言われていますが、療育について、指導について社長は会議をすることはムダだと考えています。
日々の帰りがけの話をして、口頭で伝えあっていけばいい、と言われました。
再三、保育園でいう職員会議を要望をしましたが、聞き入れてもらえず、いま医療ケア児5名、日中支援20名の施設運営をしようとしていて、私と古参の社員にその療育室のリーダーを任せようとしています。
積極的に療育の方法をきいたり、行事の準備や事務作業を手伝おうと会社に馴染もうと努力してきました。
しかし、事務作業が遅い人は頼みたくない、自分たちの意向に沿って行事準備をすすめられない人はいらないといわれ、業務分担を手伝いたいとおもっても声をかけずらいままです。
社長からこどもをたくさんかかえて遊びをつくれないのは、指導力がない、
「保育士なんだから社員の手本となるような療育と保育をしろ、姿勢を社員とアルバイトにみせろ」
と言われ、返答に困ってしまいました。
社長と対等に意見を言えない人はいらないとまで言われて、
口をつぐんでしまいました。
社長に相談すると「僕ならできるけど、あなたにはむりだよ」施設長に相談すると質問の主旨とはとはな関係ない答えがかえってくる。古参の社員に尋ねると答えはありません。要望はいいますが。
先週お話した、勤務分担リーダーのことも1週間すぎたところで、社長の意見をうかがいにいったところ
「高山さんは自分の仕事に自信がないから僕の評価をもらいたいのでしょ。僕はもう今週は評価を、することは疲れました」
という回答で、ご指摘があったとおり、話が二転三転して振り回されています。
【この一年間でスキルを上げることができるように会社がフオローを続けてきたかと】
いう点については、全くなく、疑問に思ったことを話したりや提案したり、私から働きかけるように努めてきました。
しかし、 4年バイトをしていた学生が新卒で入社して仕事の流れもよくわかっているし、古参の社員や社長、施設長の懐に要領よく立ち回って仕事をしている社員から遅れをとってしまいました。
先日、行事会議があり、資料も用意して臨みました。会議のしめくくりの 社長の答えは「資料はいらない。作るのはムダ、会議もムダだ。企画は古参のいままでやっていた社員に任せればいい、
要望を古参の社員にこれからは伝えるようにとのことでした。
私がしていきたい保育と療育を見失ってしまい、いま、保育士むかないんだなあ、コロナ禍で家計を支えて自分の子どもたちも育てなくちゃならないのに、どうやって生きていけばいいのか、とペタっと座り込んでしまいました。
この歳でいまの職場で仕事をつづけられるのか、環境をかえたほうがいいのか、とても迷っています。
返信とその後のお話をありがとうございました。
今回は取り急ぎの返信とさせていただきますので、改めてお返しいたしますね。
何度もお待たせして申し訳ありませんが、もう少しお時間をいただけたら幸いです。
お忙しいのに、何度も何度も相談をしてすみません。
どうぞよろしくお願いいたします。
その後のお話を伺い、こまりんさんがどれだけ誠実に業務に取り組んでいらっしゃるかがひしひしと伝わってきました。
仕事も早く覚えようとご自身から一生懸命に働きかけていらっしゃったのですね。
それでも一緒に働く仲間として迎え入れてもらえるような環境ではなく、業務に取り組まれても手応えのない反応では悲しい思いをされるでしょうし、モチベーションも下がることと思います。
当方もお話を拝見し、こまりんさんを正当に評価しない職場に悔しさを感じます。
こまりんさんは保育士に向かない方ではありません。
これははっきりと言えることです。
こまりんさんは何よりも子ども達のことを考え、業務にも丁寧に取り組んでいらっしゃいます。
子ども達にとってかけがえのない先生でいらっしゃるはずです。
事務作業が遅いのではなく、協力が難しい職場であり、スムーズに働くための環境が整っていないからなのではないでしょうか。
職員同士が子どもの情報や重要事項を共有するためには会議は必要であり、帰りがけにさらっと口頭で伝えるだけでは充分に共有出来ないでしょう。
それだけでなく、重要な情報が共有しきれないというおそれもありますね。
当方は職場の業務に対する姿勢(子どもに対する療育・職員同士でスキルを高めあっていく環境)に疑問を感じざるをえません。
先の返信でもお伝えしましたが、やはりこまりんさんと療育の意識や解釈が一致する職場で働くことが良いのではと感じます。
こまりんさんの意欲とスキルを充分に発揮することのできる職場を見つけることで、自信を取り戻し、やりがいを感じられるのではと思います。
もし子どもと関わる仕事がお好きでしたら、今後も是非続けていただけたらと強く願っております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「私も相談してみたい・・・」というあなたは↓↓↓
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