園の「養護のねらい」の書き方に納得できません【第468回|保育士お悩み相談】

2020年6月23日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回の相談者からのお悩みは、『書類の書き方について、園のやり方と違うという理由で受け入れてもらえません』というご相談。

回答者のほいくのおまもりは『書類上は園の書き方に合わせつつも、実際の保育では『子ども主体のねらい』で保育を進めてみてはいかがでしょうか』とアドバイス。

どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談(LINE)

こまりん
【性別】女性
【年齢】30代
【保育士経験年数】15年
【相談文】
この春転職し、書類のねらいの書き方に疑問を感じました。
現在の園は養護のねらいは保育者がしてあげる内容(安心して過ごせるようにする、生活できるようにするなど)なのです。
私は、子ども主体のねらいで保育がしたいのですが、園の書き方と違うので、ダメだと言われています。
乳児はやはり、保育者がしてあげる内容のねらいが養護になるのでしょうか?
幼児は子ども発信でいいみたいです。
ほいくのおまもり
こんばんは。

こまりんさんのご相談文を読ませていただきました。

書類の書き方は園によって異なりますので、疑問に感じることもあるのではと思います。
当方でも考えたうえで返信をいたしますね。

お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。

こまりん
ありがとうございます
保育の中で色々な場面があり、子どもの姿により、ねらいもニュアンスも変わってくるのは理解しているのですが、自分が納得できる理由があると、園の書き方も受け入れることができると思います。
上司に質問しても明確な返事がないまま、記入を勧められた為、葛藤になりました。
よろしくお願いします
ほいくのおまもり
早々の返信をありがとうございます。

上司に質問しても明確な返事がなかったのですね。
理由ははっきりと教えてもらえないけれど「ダメ」というのは、確かに納得の行かないことと思います。

返信で頂いた内容も含めて回答を考えていきたいと思います。
もう少々お時間を頂けましたら幸いです。

こまりん
よろしくお願いします
ほいくのおまもり
こんばんは。

お待たせいたしました。

こまりんさんからの返信にありましたように、こまりんさんの書類の書き方がなぜいけないのか、明確な理由がないまま「ダメ」と言われるのは確かに納得の行かないことと思います。

【書類の書き方について、園のやり方と違うという理由で受け入れてもらえません】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【書類上は園の書き方に合わせつつも、実際の保育では『子ども主体のねらい』で保育を進めてみてはいかがでしょうか】と考えます。

園側から明確な理由を説明してもらえないとのことですので、あくまでも推測の範囲内となりますが、こまりんさんの園では「養護のねらい」について、乳児の場合は保育士側の配慮によりウェイトを置いた記述を求めるのではと考えます。
保育士の配慮という土台があって、子どもが健やかに成長する・・・勿論幼児においても保育士の配慮は不可欠ですが、乳児の場合は自分から思いや要求を発することが難しい場合もあることから、記述の際により保育士の配慮に焦点を当てているのかもしれませんね。

当方も転職経験がありますので書類で戸惑うお気持ちはよく分かります。
園によって書類の書き方やねらい・ポイントはそれぞれ異なりますから、『書類の書き方の正解はあくまでもそれぞれの園にある』と割り切ってしまうと、気持ちが楽になるかもしれません。
もしかすると、こまりんさんがお話を伺った方も「今までこのやり方だから・・・」ということでそのやり方をしているだけで、こまりんさんをしっかりと納得させられる理由を持っていないことも考えられます。
もちろん、最善のものを作るためにその意見とぶつかっていくことも一つの方法ではありますが、場合によっては関係に摩擦が生じることもあるかもしれません。
ですから、書き方については今の園の方法にならいつつも、実際の保育ではこまりんさんが感じる保育を進めていけば良いのではと感じます。

「子ども主体」を保育のねらいとすることはとても素敵な考えだと思いますので、是非実践の場で(保育の場で)発揮し続けて頂けたらと願っております。

少しでもお悩みが解消されますように。

こまりん
早々のお返事、ありがとうございます。
園側からも、この様な返事があれば、納得できたのだと思います。
人間関係も保育には大切になってきますので、ぶつかり合わず、子ども達にとってより良い保育ができるように、していきたいと思います。
ちょっとスッキリしました。
ほいくのおまもり
こちらこそ返信をありがとうございます。

「ちょっとスッキリ」して下さったとのことで、当方もほっと安心しております。

これからも円滑な人間関係の中で子どもを主体にした保育を続けられますよう、願っております。
頑張って下さいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ままりん

ほいくのおまもり管理人の妻。ほいくのおまもりでは、『お悩み相談』と『絵本記事』を主に担当しています。 幼稚園でアルバイト2年、正職員6年、保育園で保育士3年。その後、結婚を機に退職し3児の母に。2021年9月から再びパート保育士として復帰しました。その他に、夢の国のキャストや大手監査法人で事務職を2年半経験。買い物が大好きで、セールの季節はそわそわしています。

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