こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『3月に退職します。年間を通して先生方との関係が悪化していますが、このまま辞めるのは悲しいです』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『悲しいお気持ちはとても良く分ります。現在の関係を良くすることよりも、次の職場での人間関係に期待を寄せた方が気持ちも前向きになるのではと考えます』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】2年目
【相談文】
持ち上がり1歳児の担任、最初は頑張りを他の先生も認めてくれ、子どもも、唯一昨年から知ってる私を安心できる存在として求め、昨年より仲良くなれたが、段々子どもとの信頼関係は他の先生の方が強くなり、保育にめりはりがない等注意を受けることが増え、めりはりを意識しても全然できてないと言われ、しっかりしようと思う程その注意以外にも失敗を重ね、クラスの先生とは必要最低限しか会話がなくなり、子どもにも言うことを聞いてもらえなくなり、入職した時から何一つ成長できてないと言われる。9月、先生の声かけが子どもに一切届いてないと、園長、その下の上司、乳児リーダー、クラスの先生と私で会議を設けられ、それぞれ担当の子を見てるから先生と先生の子まで見切れない、私の担当4人をばらけさせ、他の先生にみてもらい、見切れないところを私が補助に入り勉強するのはどうか、今は4人を一緒にすることで、余計落ち着きがなくなってると言われ、他の先生の協力が得られるなら、と私も言う。順番に回してたフリー専門になり、今まで補助に入ってくれてたパートさんに、他の先生の補助をお願いし、私がその雑務もすることになり、時間がかかるが、少しずつ慣れる。私が近くにいると近くにいるのに担当してもらえないと子どもが混乱する、と。今は子どもと密に関われるのは早朝と延長の当番時のみ。毎日日誌を書き、クラスリーダーや上司にコメントを貰うが、出来てると思ったことは今まで一度もない、と言われる。10月後半、主活動の補佐を外れ清掃してほしいと上司に言われ、掃除専門のパートさんと掃除、1月から他のクラスの産休や休みの先生の補助にも入る。保護者を不安にさせないよう、と連絡帳は書いてたが、途中で外され、日誌のコメントもクラスの先生はくれなくなる。挨拶を無視される等先生たちとの関係はどんどん悪化。他のクラスの先輩に、掃除で同じ給料、こんなに言われても治らないのは発達障害、なぜこの園にこだわるのか、小規模でもよいのでは、上司に相談するが、どうしたらいいんだろうね、と言われる。保護者対応もしてたが、途中から怪我等引継ぎ事項を伝えられず、他のクラスの先生が対応。把握不足で不信感を持たれたくなく、保護者とすれ違っても挨拶のみ。クラスで先生が足りない時も私は人数に外され、私抜きで散歩に行く。3月末で辞めるが、このまま辞めるのは悲しいです。
こまりんさんのご相談内容を、拝見いたしました。
挨拶を無視される等の対応に、心が傷まれていることと思います。3月末でやめられるとのことですが、明るい一歩を踏み出せるよう、一緒にこまりんさんの抱える悩みについて考えていければと思います。
お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせいたしました。
園でのこまりんさんの役割がどんどんと削られ、頑張りたいと思う反面、とてもおつらい状況にいらっしゃるとお察しします。
3月末で退職されるとのことですが、「このまま辞めるのは悲しい」という非常に強い思いが伝わってきます。
【3月に退職します。年間を通して先生方との関係が悪化していますが、このまま辞めるのは悲しいです】とのご相談につきまして、当方の考えとしましては【悲しいお気持ちはとても良く分ります。現在の関係を良くすることよりも、次の職場での人間関係に期待を寄せた方が気持ちも前向きになるのではと考えます】
お話を拝見し、当方が気になったのは「先生方はこまりんさんに指導をしてきたのか」ということです。
「注意」はしていらっしゃるようですが、同時に「どうしたら良いか」をその都度こまりんさんに伝えてきたのか、非常に疑問に感じます。
「成長していない」のであれば「どのようにすれば成長出来るのか」、「子ども達に声が届いていない」のであれば、「どのような言葉がけをしたら子ども達に声が届くのか」をその都度伝える必要があったでしょう。
9月での会議の際に先生から「それぞれ担当の子を見てるから先生と先生の子まで見切れない」という話がありましたが、「自分の担当の子どものみで手一杯」であることを理由に、こまりんさんに適切なタイミングで指導をしていなかったのでは、とも推察されます。
その結果、注意をしても(注意をするのみで)改善しない(と先生方が感じる)ため、「こまりんさんはなかなか成長していない」と思うに至ったのではないかと感じます。
また、進級当初に「段々子どもとの信頼関係は他の先生の方が強くなり」とありましたが、子ども達がどの先生ともバランスよく信頼関係が築けるようにお互いに配慮する必要があったのではと感じます。
子どもが特定の先生との関係ばかりが強くなるようであれば、他の先生との関係を築けるように意識して働きかける必要もあったでしょう。
周りの先生から見てこまりんさんとの関係が浅いと思ったのであれば、フォローし関係を深められるよう配慮することも大切であったのではと感じます。
複数で担任を持つということは、「自分の担当する子ども」との関わりだけではなく、同時にクラスの子ども全体も見守っていくという責任感や、先生方との連携を大切にしようとする意識が欠かせません。
上司も含めこまりんさんが「出来ない」ものとしてみなし、認めたり汲み取ろうとする姿勢がないというのも非常に悲しく感じます。
これらの配慮が充分にされておらず、こまりんさんのみに非があると決めつけてしまうのはいかがなものかと思うのです。
もちろんこまりんさんはまだ2年目でいらっしゃいますから、戸惑うことや間違うこともあるでしょう。
だからといってどのような行動に対しても「出来ない」ものと判断してしまうと、それ以上成長するきっかけを失うでしょうし、こまりんさんもますます関わりづらく感じることでしょう。
その結果、先生方からの評価をますます下げてしまうという悪循環に陥っているのではと感じます。
「こんなに言われても治らないのは発達障害」というのは、決して言ってはならない言葉です。
上司もこまりんさんが置かれている状況を改善しようという意識が低いように思われますので、正直なところ、現在の関係が上向くということは難しいのではと感じております。
もし現在の職場の人間関係が良好になったとしても、保育方法など得るものは少なく、保育士として成長することが難しいのではと思います。
それよりも次に就職する職場の方針や考え方をあらかじめ理解しておき、働きやすく、大きく成長できる環境であることに期待を寄せた方が気持ちも前向きになるでしょうし、得るものが大きいのではと感じます。
子ども達とは通りすがりに声をかけたり、補助に入る際にはしっかりと関わるなどして、退職の日まで関係を積み重ねて頂けたらと思います。
少しでもお気持ちに寄り添うことが出来ましたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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