こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『集まりの際に子ども達が話を聞いてくれず、トラウマに感じています』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『話を聞いてくれる子どもを沢山認めてみてはいかがでしょうか』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】1年
1歳児の10人クラス、2人担任です。
私の園では朝の会帰りの会をロッカーの前で座って行うのですが、集まる前に1部の子ども達が教室を走り始め、他の子もつられて走りと、中々会始めれません。
移動の前に、絵本を読むのでロッカーに座るよう伝えたり、
絵本や手遊び始めてして、楽しく集まれるようにしてみましたが、中々上手くいきません。また、せっかく集まっても、1人の子が立ち始めてと、また同じような繰り返しになってしまいます。
注意する(「〇〇ちゃん!今帰りの会のだから座って下さい。」)
紙皿シアターなど新しい事をしてみる。など色々してまましたが、全く効果はありません。
余りにもまとめれない情けなさで、朝の会や帰りの会がトラウマになってしまいました。
声が小さいのも原因だと思います。職場は先輩保育士しか居らず、常に緊張してしまい、自信のなさから、声が小さくなったしまいます。
ご相談内容を、拝見いたしました。
子ども達が興味を持てるよう様々な工夫を重ね、悩んでいらっしゃる様子がひしひしと伝わってきました。
少しお時間をいただきますが、お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせいたしました。
子ども達皆が楽しく集まれるよう、一生懸命考えていらっしゃる様子がひしひしと伝わってきました。
集まりの際には事前に細やかに伝えたり、子ども達の興味を引くような事や手遊び等、様々なものを試してこられたのですね。
こまりんさんが一生懸命保育をされていらっしゃる中で子どもが立ち上がってしまうと心が折れてしまうでしょうし、集まりの時間がトラウマに感じてしまうお気持ちは大変良く分かります。
【集まりの際に子ども達が話を聞いてくれず、トラウマに感じています】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【話を聞いてくれる子どもを沢山認めてみてはいかがでしょうか】と考えます。
まず、こまりんさんが実際に試していらっしゃる「集まりの前にこれからすることや座る場所を伝える」「手遊びで子どもの興味を引く」「新しいことを試してみる」事等、とても素敵な考えだと思います。
子ども達にとってもこれから何をするのか見通しがつくでしょうし、楽しい雰囲気の中で集まることができますね。
是非これからも続けて頂けたらと思います。
ただ、集まりの際に立ち上がって走る子どもや、それにつられて走り回る子どもがいるのですね。
こまりんさんの担当クラスは1歳児とのことですので、もしかしたらこまりんさんの話が「1歳児」という年齢に見合わず、少々長くなってしまっているということはないでしょうか。
1歳児の集中できる時間はまだそれほど長くはないので、あれこれと取り入れず、出来るだけ短めに終えることを意識してみても良いかもしれません。
また、先輩の先生方が行う集まりの時間よりも短めに終わらせるのも方法の一つです。
先輩方は長年の経験で子ども達を引きつけるテクニックを持ち合わせているでしょうし、子ども達自身も小さいながらに「この先生の話は聞かないと」ということを感じ取っています。
ですから、まずは短い時間の中で子ども達の興味を引けるよう意識し、「こまりん先生の話は面白いな」「もっと話を聞きたいな」と思えるよう方向づけてみても良いのではと感じます。
集まりの際には、立ち上がる子どもを注意するよりも、座って話を聞いている子どもを沢山認めてみてはと考えます。
ついつい走り回ってしまう子どもを注意したくなりますが(その場の雰囲気も雑然としてしまうでしょうから)、注意する時間が長くなってしまうと、座って聞いていた子ども達も待ちくたびれて飽きてしまうでしょうし、走り回っている子どもに目が行くことで、かえって面白そうだと感じてしまうかもしれません。
また、走り回る子どもの中にはこまりんさんの気を引きたい、かまってもらいたいという子どももいるかもしれませんね。
ですからまず集まりの際には座ったことをしっかりと認めてあげると良いでしょう。
その際には少々大げさでも、こまりんさんが「座れたね」「えらかったね」「話を聞いてくれて嬉しいな」という気持ちが子ども達に伝わるように表現してみてはと感じます。
子ども達も認められたら嬉しい気持ちになるでしょうし、「もっと褒められたいな」とも思うでしょう。
もし立ち上がる子どもがいてもあえて言葉をかけず(視線もなるべくかけない方が良いでしょう)、座って話を聞いている子ども達へそのまま話を続けてみてはと感じます。
立ち上がる子どももこまりんさんや周りのお友達が自分への関心が持たれていないと感じれば、つまらないと思うようになるかもしれません。
ただし、立ち上がった子どもが怪我をするようなことがないよう(また、話を聞いている子ども達の空間が乱れないよう)、先輩の先生にはフォローをお願いしても良いかもしれません。
声の大きさは一人ひとり出せるボリュームが異なるでしょうから、無理して大きな声を出そうと頑張らなくても良いでしょう。
常に声が大きいのというのも、子ども達の耳が疲れてしまいます。
だからといって、小さすぎて子ども達に声が届かないのも困ってしまうでしょうから、どれぐらいの声量だと子ども達全員に届くのか、保育の中で試してみるのも良いかもしれませんね。
こまりんさんの声量をプラスに捉えて「先生は小さな声で話すからね。いいお耳で聞いていてね」と伝えてみるのもおすすめです。
また、日頃の保育の中で、先輩がリーダーの際にはどのように言葉をかけ、どのような視線を送っているのか、よく観察をし、ご自身の保育に取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
もし上手くいかないことや分からないこと、お困りの際にはいつでも話しにいらして下さいね。
こまりんさんのお悩みの解決のきっかけとなることを願っております。
次のリーダーの機会の時に活かしていけるよう頑張ってみます。
まだまだ悩みはつきませんが、今後ともお付き合い頂けたらなと思います。
今回は本当にありがとうございました!!!
少しでもお役に立てれば幸いです。
こまりんさんは一年目でいらっしゃいますから、まだ上手くいかないと感じるところもあるかもしれませんね。
上手くいったことだけでなく、上手くいかないことや失敗したこと、困ったことも全てこまりんさんのこれからの保育につながっていきますから、どうか怖がらずに乗り越えて頂けたらと願っております。
もちろん、お困りの際にはお話を伺いますので、いつでもいらして下さいね。
また、よろしかったらその後のお話もお待ちしておりますね。
これからもこまりんさんを応援しております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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