幼稚園から保育園へ転職しましたが毎日悩んでいます【第386回|保育士お悩み相談】

2020年2月28日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回の相談者からのお悩みは、『幼稚園から保育園に転職しました。慣れないことが多く、保育をすることが苦痛です』というご相談。

回答者のほいくのおまもりは『勤め始めてまだ間もないのですから、一人で抱え込まず、周囲の先生に質問や相談をしながら少しずつ慣れていけるよう方向づけてみてはいかがでしょうか』とアドバイス。

どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談(LINE)

こまりん
【性別】女性
【年代】20代
【経験年数】4年目
【ご相談文】
昨年末に職場の雰囲気、人間関係で体調を崩して3年間勤めた幼稚園を退職。12月に知人の紹介で経験も加味して保育園に就職。自分の中でここなら私のやりたい保育(1人1人に沿った保育)ができるのではないかと思い転職。人には恵まれたのだが、保育園では幼稚園よりもコミュニケーション、連携力、スピードが求められ、慣れていないことなので仕方がないとは思いつつ、服の入れ間違い、補助に入るタイミング、リーダーとの連携もうまく取れず、さらに毎日の保育業務ですら苦痛に感じ、子どもの前に立つことも恐くなってきている。また、1人1人ゆったり保育できると思っていたが、リサーチ不足もあり、毎日保育が時間に追われている日々にも疑問を抱えている。転職したばかりで慣れていないから、とは思い切り替えようとするのですが、毎日保育園に行くのが苦痛でたまらない。どんなに予習復習しても、意欲が起きず、覚えていたものも全て記憶が飛んで何をしたら良いか分からず、立ち尽くしてしまう毎日。どんなに奮い立たせても帰りに涙が出てきてしまう日もある。(たまに)経験者だからと色々任せてもらえてきているのだが、それも日々怖い。転職の初めはいろいろ質問出来ていたが、いままた一人で抱え込みすぎてしまっている。知人の紹介でもあり、まだまだ転職して2ヶ月目、できなくて辞めたいとなるのは時期尚早な気がするが、保育への意欲が全く出ず、それもまた辛い。辞めたいと思いながら働く日々も辛く、このまま続けてみたら明るい未来が、と思いながらも、すぐに挫折してしまう。その為に努力する気力すら起きず…本当に悶々としています。去年建てた新園でもあり、人も足りておらず、今日も膝に水が溜まっていたのを抜き歩くのがままならない状態で2日後から仕事復帰なのも心配である。自分で嫌な部分を書き出して整理したり、友人などに話を聞いてもらったり…出来ることをしているのですが、気分によっても波があり自分でも自分の気持ちがよくわからない。長くなってしまいましたが今とても悩んでいます。
ほいくのおまもり
こんにちは。

こまりんさんのご相談内容を、拝見いたしました。

当方も幼稚園と保育園の両方を経験しておりますが、同じ「保育」という括りであっても内容が大きく異なるため、戸惑い不安になるお気持ちはよく分かりますよ。
また、膝に不調を抱えていらっしゃるとのことで、当方も心配しております。
少しでもお役に立てるよう、返信を考えていきたいと思います。

お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。

ほいくのおまもり
こんばんは。

お待たせいたしました。

保育に復帰されていらっしゃるかと思いますが、その後の足のお加減はいかがでしょうか。
歩くのもままならない状態で保育をするのはかなりおつらいのではと心配しております。

幼稚園から保育園に転職し、以前の職場とは大きく異なる環境での保育は不安も大きいのではとお察しします。
また「保育経験者」という理由で色々任されるということもプレッシャーに感じることと思います。
頑張りたくともくじけてしまう・・・こまりんさんご自身もどうしたら良いのかと葛藤していらっしゃる様子が強く伝わってきます。

【幼稚園から保育園に転職しました。慣れないことが多く、保育をすることが苦痛です】とのご相談につきまして、当方の考えとしましては、【勤め始めてまだ間もないのですから、一人で抱え込まず、周囲の先生に質問や相談をしながら少しずつ慣れていけるよう方向づけてみてはいかがでしょうか】と考えます。

幼稚園は園全体や学年間での連携はあるものの、クラス運営は一人で行うので(もしくは二人)、自分が感じるタイミングで保育の流れを決めることも出来ます。
ところが保育園の場合は年齢が小さくなるほど担任の数も増えていくので、担任同士の連携は欠かせず、コミュニケーションが必須となるでしょう。
また、保育園はシフト勤務ですから、勤務前・勤務後の子ども達の様子を共有するために、保育士間で情報を伝達し合うことも非常に大事な業務となります。
ここでも漏れがないようにとかなりの気を使うでしょう。

何よりも保育園は生活の流れが幼稚園とは大きく違いますし、受け入れる子どもの年齢の幅も0〜6歳までと広がります。
幼稚園も保育園も「保育」をすることには変わりはありませんが、その中身が異なりますから、不安や戸惑いを感じることは仕方がないことだと思うのです。
ですから、こまりんさんが苦痛だと感じたりつらいと感じたりすることで、ご自身をこれ以上「頑張りたいのに」と責めないで頂けたらと思います。

また、前職を退職された理由が「職場の雰囲気、人間関係で体調を崩して」とありますので、今の園が本当に安心して働ける園なのかと不安にも感じるでしょうし、心も敏感になりやすい時期なのではとお察しします。
服の入れ間違いや補助に入るタイミングなど、小さな間違いや分からないこと、周りの保育士から見れば「気にしなくても大丈夫だよ」ということが、今のこまりんさんにはとても大きなストレスとなっていらっしゃるのかもしれませんね。

こまりんさんは勤務されてから1ヶ月少々と日がまだ浅いのですから、不安に感じること・分からないことはどんどんと質問してみてはと感じます。
こまりんさんが質問することで、周りの保育士も「ここが分からないんだな」と把握出来るでしょうし、フォローしやすくなるかもしれません。
また、「経験者」という理由で色々なことを任されるプレッシャーについても、正直に不安な気持ちを打ち明けてみても良いのではと感じます。
「なんとかしないと」と一人で抱え込んでしまうことで大きなストレスを感じ、保育をすることそのものがどんどんと苦痛になってしまいます。
「それでもなんとかしないと」「頑張らないと」とさらに無理を重ねることで、ますます苦痛に感じるといった悪循環に陥る可能性もありますね。
ですからまずはこまりんさんが「困っている」という状況を周りに汲み取ってもらえるよう働きかけてみてはと思います。
もしクラスの先生方に相談しづらいのでしたら、上司に相談するのも良いでしょう。

足のお加減についても、クラスの先生方や上司に現在の状態を伝え、どの業務をすると負担に感じるのかを話しても良いのではと感じます。
無理をして悪化してもいけませんし、より治りが遅くなるのも心配ですから。

お知り合いの方から現在の園を紹介されたという経緯があり、勤め始めて日が浅く、現在園は人手不足ということもありますので、辞めてはいけないと心の中でブレーキをかけることで、ますます気持ちが追い詰められてしまうこともあるでしょう。
「どうしてもつらくなったら辞めよう」と逃げ道を作っておくことも、ご自身の心を守るための有効な方法となるのではと感じます。

少しでもこまりんさんのお気持ちに寄り添うことが出来ましたら幸いです。
もし不安が残るようでしたら、いつでもお話しにいらして下さいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ままりん

ほいくのおまもり管理人の妻。ほいくのおまもりでは、『お悩み相談』と『絵本記事』を主に担当しています。 幼稚園でアルバイト2年、正職員6年、保育園で保育士3年。その後、結婚を機に退職し3児の母に。2021年9月から再びパート保育士として復帰しました。その他に、夢の国のキャストや大手監査法人で事務職を2年半経験。買い物が大好きで、セールの季節はそわそわしています。

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