こんにちは、モモンガ(自然大好き保育士)です。
保育園に勤めたけど、様々な理由から辞めたという保育士を良く聞きます。
もう保育園では働きたくない、でも子どもと関わる仕事はしたい。
こんな方のために、今回は保育士資格を活かして子どもと関われる仕事をまとめました。
人生の選択に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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どうして保育園以外で働きたいの？
保育園の仕事は給料が安い、きつくて時間が長い
保育士のお給料は、他業種に比べて平均よりもかなり安いです・・・
政府統計の『平成29年賃金構造基本統計調査』によると、月平均約23万円です。
園長から新卒の平均値がこれなので、普通の保育士はもっと低いです。
しかも、昇給しないのが困ったところ。
そんな安い給料だったら、仕事は楽？
いえいえ、そんなことありません、体力的にも精神的にもめちゃくちゃきついです。
9時出勤で、5時まで保育をして、そこから明日の保育の用意をする。
あれれ？もう退勤時間です。
これらの裏方仕事をするために、ほとんどの保育士はサービス残業、家に持ち帰り仕事をしています。
「子どもは可愛いけど、さすがに給料に見合ってない」と思ってしまいますよね。
保育士を辞めるひと押しは、人間関係の悩み・・
世間では、働きやすさを大切にした企業が増える中・・・
保育の現場ではいまだにパワハラブラック当たり前です。
上の者の言うことは絶対。
先輩や園長から嫌われればおしまい。いじめ(パワハラ)がはじまる。
人格から否定されて、辞めてしまう保育士も少なくありません。
「しんどいし、持ち帰りも多いし、給料も少ないし、人間関係もギスギスしてるし、もう辞めよう」
となってしまうのです。
もちろん、全体の傾向として近年改善には向かっているのですが、まだまだ・・・というのが現状です。
保育園や幼稚園以外にも子どもと関わる仕事はある！
保育士資格を取ったのは、子どもが好きで、子どもに関わる仕事がしたいからだと思います。
しかし、保育園や幼稚園では人間関係の悪さ、仕事のきつさ、給料の低さなどの職場環境が悪いという理由で辞めてしまっている保育士が多いです。
「でも、子どもが好き！」
「仕事するなら、子どもと関わる仕事がしたい！」
こんな願いを持つ保育士さんのために、保育園、幼稚園以外の意外と知られてない保育士資格を活かせる仕事を16種類ご紹介します。
保育士が保育園以外でできる仕事の種類とメリット・デメリット
病児保育
生後6ヶ月以降、小学6年生までの病気の子どもを一時的に保育します。
普通の保育園と違う所は「熱が出るなどの病気の子どもが預けられている」というところ。
医療のプロに見守られながら、病気の子どもを安心して預けられる施設というわけです。
そのため、毎日利用しなくても良い、一時保育の利用が主となっています。
医療機関が一緒になっている場合が多いですので、看護師、医師、保育士などが協力して保育に当たっています。
規模は小規模が圧倒的に多く、ゆったりと子どもの状態や病気に寄り添いながら保育を進めています。
訪問型もあって、ベビーシッターのように家に訪問して保育、看護をするという形態もあります。
最近ニーズが高くなってきているので、就職・転職しやすくなっています。
保育士資格は必須なことが多いです。
医療法人などが求人を出しているので、転職サイトなどから探してみましょう。
参考程度に、大体給料は月18万程度で賞与は2か月程度です。
こんな方におすすめ！
- ゆったり、静かな室内遊びを得意とする保育士や、あまり声を張らないタイプの方
- 小児の医療について興味がある方
院内保育
こちらは病院で働く看護師、医師などが利用するためにつくられた保育施設です。
託児所をイメージしてもらえるといいかもしれません。
病院で働く人は、患者さんが急変、緊急手術などの理由で急に出勤になるということがあります。
なので、院内保育所はコンビニのように24時間開いています。
比較的預かる子どもの数が少ないので、小規模での保育になります。
行事もほぼないし、夜勤手当もつくので、仕事内容からすれば案外給料は良い・・・と感じる保育士もいます。
院内保育の求人は多く、また最近保育士にも人気の仕事なので、枠はあるでしょう。
保育士資格は必要なことが多いです。
転職サイトなどに求人が掲載されています。
参考程度に、大体給料は月20万程度、賞与が2か月程度です。
こんな方におすすめ！
- 夜勤が苦にならない方
- 盛大な行事をあまり好まない、家庭の雰囲気を大切にしている方
学童保育
学童保育は小学生からの子どもを放課後に保育します。
言わば小学生版の預かり保育みたいな感じです。
小学校内に施設がある場合もあれば、小学校外に独立して施設がある場合もあります。
待機児童問題がとりだたされていますが、小学生も保育ニーズが増えてきています。
小学生は幼児よりも口も力もパワフル。手はかかりませんが、仕事するならよりスタミナが要ります。笑
学習塾が一緒になっている習い事のようなところや、小学校で普通の保育の延長をしているようなところまで、本当に保育内容は様々です。
中には「え、こんなユニークなものもあるの？」と言う保育内容もあるので、色々見ても面白いですね。
学童保育に携わるなら、市の求人情報をチェックしてみても良いでしょう(小学校と同じところにある場合が多いため)。
それ以外は民間の学童になります。
転職サイトに求人がある場合もありますし、学童専門の転職サイトもあります。
保育士資格はあれば優遇されますが、なくても可というところが多いです。
参考程度に、大体給料は月18万円程度で、賞与はなしが多いです。
学童保育についてはこちらの記事で詳しく書いていますので、ぜひどうぞ。
こんな方におすすめ！
- 学童期の創造性や自主性に魅力を感じる方
保育ママ
最近待機児童問題解消のために国が認めた、家庭的保育事業という保育の形です。
イメージとしては自宅とか公園で0～2歳5人を2人の保育者でみんな一緒に見ている感じです。
国の決まりで5人までとなっています。ちなみに1人で見る場合は3人までです。
保育士資格があれば仕事をできますが、それ以外でも家庭的保育者という講習受けてとるものでもOKです。
保育ママの給料は、保育料+行政負担×人数分となります。
完全に自分で独立して行うなら、月に25万ほどが見込めるでしょう。
最近では保育ママに仕事を斡旋する業者もいるようで、こちらの正社員ではもうちょっと給与は下がります。
こんな方におすすめ！
- 園長のような感じで保育を先立って進められる、進めたい方
ベビーシッター
親に代わって、保護者自宅で、その子どもを保育するという仕事です。
最近では求人が出ていますので、転職サイトからの求人をチェックするのもマルです。
人気のベビーシッターは単価も高く、月50万稼ぐ人もいるらしく、人気がでれば保育士の中では高給取りになるかも？です。
良くも悪くも人気商売となるでしょう。
保育士資格は他の資格でも代用できますが、あると完璧です。
こんな方におすすめ！
- 対集団よりも、対個人を得意とする方
- 保護者対応が得意な方
保育園の本部スタッフ
いわゆる縁の下の力持ち的な存在です。
最近では、保育園、学童、一時保育、習い事事業などを複数もつ法人が増えました。
本部スタッフはその運営全般に関わるお仕事です。
人事、経理、総務、採用などなど、事務仕事を行っています。
子どもと直接は関わらないですが、保育士やスタッフが働きやすい環境をつくることで、間接的にはかかわっています。
保育士資格は必要ありませんが、現場を知っている人が本部のスタッフになると、より的確な運営ができるので、経験は必要だと言えます。
保育士資格よりも、パソコンのスキルが必要となるでしょう。
各法人のホームページから申し込みましょう。転職サイトでの掲載はほぼありません。
こんな方におすすめ！
- 保育園経営を学びたい独立志望の方
- 体力が原因で保育現場を離れた方、数字に強い方
児童厚生施設
児童館と言われる施設です。
施設の中にはコンピュータールーム、図書館、アスレチック、プラネタリウムなどなど、子どもの遊びを考えた設備があります。
大自然の中でダイナミックに遊べる児童館もあります。
生活の場というよりも、遊びの場という感じです。
児童の遊びを指導する者が置かなければならないという決まりがあります。
遊びの面と同時に、母子相談などを受け付けているところもあります。
こういったところはもう学童と変わりないところもあるようです。
参考程度に、大体給料は18万ほど。賞与がでるところもあります。
保育士の資格が必要というところも多いです。
こんな方におすすめ！
- 遊びを企画して展開するのが特に好きな方
- 自分自身もたくさん子どもと遊びたい方
乳児院・児童養護施設
乳児院、児童養護施設では、虐待された、保護者が病気で入院している、保護者と死別したなど、様々な理由で保護者と一緒に生活出来ない子どもが入所しています。
乳児院では2歳児の子どもがいる所も多いです。理由によって就学前までの子どもがいます。
児童養護施設では主に18歳までの子どもが入所しています。
保育園とは違って、言ってしまえば親代わりなので、責任は重大です。
子どもの心のケア、夜勤もあるので、大変な仕事ではありますが、やりがいはとてもある仕事です。
乳児院については、こちらで取り上げていますので、ぜひどうぞ。
参考程度に、大体給料は夜勤もあるので月22万程度です。賞与は法人によって違います。
保育士資格はほぼ必須です。
こんな方におすすめ！
- 夜勤が苦にならない方
- 自身も辛い幼少期を過ごしたなどの理由で、児童福祉について強い思いのある方
施設型障害児保育
保育園の障害児版と思っていただければイメージしやすいですね。
一般の保育園には、障害児はなかなか通えません。
そもそもカリキュラムについていけなかったり、障害児の子どもは、健常の子どもよりも小さなステップを積み重ねる環境が必要なので、障害児保育施設が必要なのです。
そこで働く保育士には、子どもひとりひとりにきめ細やかな援助をすることが求められます。
保育士資格があれば優遇されます。
転職サイトの求人からもエントリーできるので、チェックしてみましょう。
お給料は民間の保育園と同じぐらいです。
こんな方におすすめ！
- 障害児に対する理解を深めたい方
- 障害、健常に関わらず、子どもが分かる保育を目指す方
助産施設
助産施設は、出産したくても費用が払えない方が利用する施設です。
出産～退院までの施設という位置づけです。
ここで保育士は、ミルクをあげたりおむつを替えたりという生活全般に関わる仕事をしています。
病院なので夜勤もあります。
求人数が少ないので、自分で助産施設に当たっていった方がよさそうです。
給料は夜勤の分、普通よりかは高いようです。
こんな方におすすめ！
- 新生児が好きで、医療に関する知識を積みたい方
託児所
企業内にあったり、商業施設にあったり、その形は様々です。
親からすると「ちょっと子ども預かってほしい」という気持ちをかなえてくれる、一時保育の場所と考えてもらうと良いです。
一時保育という特性から、毎日毎日子どもは違う顔ぶれです。
お母さんがいないと泣きやまない子どもや、とにかく色んな子どもが突然いるという感じなので、仕事には臨機応変さが求められます。
転職サイトで扱っている場合もありますが、その他求人サイトに問い合わせても良いでしょう。
給料はパート、バイトの場合も多く、低めと言われています。
こんな方におすすめ！
- 保育士ブランクある人でも、ライフスタイルに合わせて働けるので、1歩を踏み出しやすい
小規模保育園
小規模保育園は国が待機児童問題を解決するため、新しい認可保育園の形です。
0,1,2歳が対象なのと、全園児15名ほどの少人数でゆったり保育していることが特徴です。
大規模な保育園で疲れた・・・と言う保育士さん、行事などの用意、裏方仕事に追われずにじっくり子どもを保育してみませんか？
小規模保育園については、こちらで詳しく解説しています。
お給料は民間の大規模保育園と大差はありません。
保育士資格は必要です。
こんな方におすすめ！
- 保育するなら乳児保育がしたい方
- ゆったり家庭的な保育を目指す方
プレイリーダー
日本には子どもが遊ぶ場所となるプレイパークがあります。
プレイリーダーは、主にそこで遊びの仕掛けやきっかけをつくります。
子どもが遊び込みはじめると、安全を見守るという形態が多いようです。
保育園との違いは、プレイリーダーは生活ではなく、遊びの場所を保障していることです。
お給料はアルバイト形態が多く、月15万程度と、少ない傾向にあります。
保育士資格があれば優遇されますが、なくても可です。
こんな方におすすめ！
- 遊びが好きで、根本的に自分で遊びの環境をつくっていきたい方
子ども服(アパレル)業界
子ども服の販売を行います。
お店で接客をする仕事です。
保育士資格があり、経験があれば、着脱のリアルなところなどきっと役に立ちますし、販売するときにでもそのアドバイス、営業トークには説得力が増します。
おしゃれ好きな方には良いかもしれません。
給料は18万ほどから、エリアマネージャなどに昇格すると給料もあがります。
たまに保育士転職サイトにも掲載されます。
こんな方におすすめ！
- 服が好きな方、営業が得意な方
アミューズメント業界
ディズニーランドやUSJ、ミュージアムなどでアトラクションの受付、おみやげの販売など、仕事内容は多岐にわたります。
いつも笑顔で楽しい時間を提供するスタッフです。
保育士資格は必要ありませんが、経験があると優遇されるかもしれません。
給料はアルバイトであれば時給、正社員であれば１５，６万からのようです。
こんな方におすすめ！
- 外仕事に抵抗のない方
- 笑顔を届けることが幸せな方
インストラクター業界
習い事と思ってくれればよいです。
スポーツを子どもに教えたり、家庭教師をしたり、ピアノの先生など・・・
自分の得意な分野を活かして子どもに関わる仕事ができます。
名が売れればお給料も稼ぐことができます。
自分の得意なことを活かして子どもと関わりたい方は、思わぬ天職になるかもしれません。
こんな方におすすめ！
- 自分の好きを仕事にしたい方、これなら負けないものをもっている方
うまく転職するには
まずは転職サイトに登録してみましょう
転職サイトでは、保育士資格を活かして、保育園以外の求人も取り扱っている場合があります。
転職サイトに登録したら電話がかかってくるので、職場を辞めた理由や、今の仕事の嫌なところを相談してみましょう。
転職サイトは忙しい保育士の味方です。
自分に合った求人を見つけてくれ、面接の日程調整などもしてくれるので、おすすめですよ！
自分でも探してみよう
転職サイトに求人がない場合ももちろんあります。
どんな施設があるのか？ネットで調べてみて、そこに問い合わせてみましょう。
こういった地道な作業で、本当は募集していなかったけど、やる気ある人なら欲しいと思って採用される場合もよくあります。
まとめ
保育士資格を持っているから、保育園か幼稚園かという選択ではない時代です。
医療現場、託児所、乳児保育専門、学童保育、福祉施設、遊びのスペシャリストなど自分のカラーに合わせて、保育士資格を活かした仕事ができる時代になりました。
仕事をするなら、自分の得意なことを活かして楽しいお仕事ができると毎日幸せですよ。
保育士資格を活かして一般企業で働く
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保育士資格で出来る仕事、活かして働ける仕事とは？一般企業にはどんな仕事があるか教えます！
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今すぐ一般企業への転職方法が知りたいなら
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保育士から転職（事務職や異業種）は正しいやり方で実現できるから諦めないで
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