こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。
最近の保育園事情ってどうなのよ?ってことを、現役男性保育士の友人(ふっくん)に聞いてきました。ふっくんは、現場はもちろん裏方的な仕事もしているため、通常の保育だけでは見えていない保育園事情にも詳しいです。私も知らない話が目白押しでした。
もくじ
良い人間関係の保育園を見つけるには?
人間関係がいい保育園を見つけたい。
誰しもが気になることですよね。ふっくんはこれについて、厳しいことをいってました。
「人間関係、見学、面接で判断するのは難しいですよねー。」だそうで。ありゃりゃ(笑)
ただ、これってやっぱり一理あります。
そもそも自分と人間性が合うかどうか?なんてことは実際に入って、ある程度付き合ってみないとわからないですよね。
そのため、派遣社員として入社してもらって、その後、気に入ったようなら正職員になってもらう。
というのが多いという話をしていました。
職場としても離職率を抑えることが出来ますし、保育士からみても合わない保育園に入ることを防ぐことができます。
とはいえ、このやり方だと正社員になるまでに時間がかかるのも事実。
必ずしも正解のやり方というわけではなく、一つの方法として考えてみてください。
ただ、それでも見学で見るとしたら、子どもへの関わり方を見るといっていました。
子どもに対して怒鳴り散らしているのは言語道断。
丁寧に子どもに関わっているか?そのために時間をかけることを面倒だと思わないか?
そういうところをチェックすると言っていましたね。
男性保育士の将来プランについて
ふっくんはかなり多彩で、楽器も出来るし製作もできるし、子どもとの関わりも穏やか。
たまに会ったとき、私の子どもはふっくんに懐きまくりで、たくさん遊んでもらっています。
というのがあって、「裏方の仕事もしているの?もったいなくない?」と聞いたんです。
そして返って来た答えは…「男性は、早かれ遅かれ、事務方に回ることになる人が多いんですよねー」という達観した意見。
結構、衝撃的だったんですけど、これはまさに現実だと思います。
「子どもが好きで保育士になったんだ!」という男性にはちょっと悔しい、悲しい、悩ましい意見だと思います。
でも、事実として20代は現場で問題ないでしょう。30代も主任保育士として現場をみることはまだ多いと思います。
でも、40代、50代になっても現場で、子どもたちのオムツを交換し、鬼ごっこをし、製作活動をする。ちょっと想像し難いですよね。
だから現実のことを考えると「いずれは現場を離れる可能性が高い」この視点をしっかりと持っておくことが大事です。
ふっくんは元々パソコンが得意だったことがあり、裏方を任されることになりました。
Word、Excelを使って事務作業をするスキルというのは、早いうちから身につけておくことが、男性保育士には求められます。
もちろん「俺は死ぬまで現場を貫く!」という意思を持つのも、いいと思います。
ただ、私の周りを見ていると(あくまで私の周り、ですが)段々と現場を離れる男性保育士が増えてきました。
それは収入的な問題(主任や園長だと役職手当などがつく)もあるでしょうし、体力的な問題(走るのしんどいwみたいな)もあるでしょう。
死ぬまで現場!という考えがダメなのではありません。
男性保育士は現場を離れる人が増えていく。そのために備える、という考えを持つことが大事。なんです。
勤務経験の短さは、強さ
勤務経験が短いことをマイナスに考える人は多いと思います。
でも、この点についてふっくんはハッキリと否定していました。
「前の保育園に染まってないのは強さ、魅力です。下手に経験年数があって、前の園のやり方に固執する人は大変です」
これについては具体例をあげて教えてくれました。
それは「声の大きさ」です。
子どもたちを集める時、ふっくんの保育園は大きな声で「集まってー!」ということはしないそうです。
一人一人近くにいって、普通の声で話す。
これが良いとか悪いとかではないです。ふっくんの保育園はそういうやり方をするというだけです。
そして経験年数が長く、他の園で元気よく「みんなー!集合ー!」というやり方をしている人は、ふっくんの保育園のやり方はまどろっこしく感じるでしょう。
このやり方だって、怒鳴り散らすわけでなければ、元気のある保育園。というだけで、特段悪いわけじゃないです。
でも、ふっくんの保育園とは違う。ただそれだけです。
そうなったときに「今までこのやり方でやっていたんです!」と固執してしまうと、保育がやりにくくて仕方ない。
保育園側から見ても、うちの園のやり方をわかっていない問題職員。となってしまいます。
その点、経験年数が浅い保育士は柔軟に対応できます。
そもそも前のやり方が身についていない短い期間(1年未満)の転職であれば、すぐに新しい保育園のやり方に馴染めるでしょう。
また、3年以内くらいであれば、まだ経験年数も長いとはいえないので、「うちの保育園はこういう方針ですよ」と言われれば、比較的素直に受け入れられると思います。
経験年数が少ないことは大きなメリット、強みと考えて間違いないです。
年度途中でも問題なし!
経験年数が少ないことがメリットになるということは、年度途中も問題なし?
もちろん、年度途中で辞めたことを評価してくれることはないでしょう。
でもふっくん曰く「プラスにはならないけど、理由がしっかり説明してくれれば、マイナスにもならない」とのこと。
このブログでも何度も書いてきましたが、辞めざるを得ないような理由があるならば、無理に続ける必要はありません。
それを途中でやめたからと言って「根性なし!」と判断するような保育園はそもそも転職先から除外したほうがいい保育園。
ただの気分で辞めた!というのは論外ですが、理由があれば世間が思っているほど年度途中での退職は問題視されない。
これは事実としてしっかりと頭に入れておきましょう。
もしあなたが今、年度途中だけど…ということで悩んでいるとしたら、現場でも「理由があればしょうがないんじゃない?」という意見があるんです。
転職回数はやっぱり気になる、だけど…
これは私自身の考えですが、保育士は専門職ですから、もっと転職に寛容になっていいと思います。
例えば看護師は、1年間働いて、お金をためて1年間海外にワーキングホリデーにいって、また戻ってきて働く。
そんな働き方をする人が増えています。
保育士にもそんなふうになって欲しいと思います。
一つの保育園に縛られず、たくさんの保育園を知って経験を重ねる。そんな働き方です。
というのはあくまで私の思い。
ふっくんに話を聞いたら「転職回数が多いのは問題ですかねー、30歳で5回とか。1ヶ所の勤務期間が極端に短いとか。」とのこと。
なるほど。そこで「転職回数30歳で5回だけど、面接で好印象ならどうする?」と聞くと「採用ですね(笑)」とのことw
これって一つには、多くの保育園で保育士不足になっているという現実があるからです。
保育園としては、転職回数が少なくて、若くて、素直で、、、といった「こんな人がほしい!」という条件があります。
でも現実には、そんな求めている人材とピッタリの人が現れることなんて、なかなかないということがわかっているんです。
だから面接してみてOKならば、ちょっと転職回数が多いとか、そんなところには目をつぶるというわけです。
このあたりからも、今、どこの保育園も非常に人手が不足していて、転職しやすい環境になっていることがわかります。
転職サイトについて
ふっくんは現場の保育士として、そして裏方として働く傍ら、飲み会にも沢山参加して保育士の人脈がやたら広い(笑)
という事情があるのですが、普通の人はそんな人脈がないですよね。
「人脈がないなら、サイトを使いますね」と話していました。
ただ、転職サイトの流れが見えないから、抵抗あるとも。
そこで転職サイトの流れを紹介した記事を見せたら「なるほどー」とも。
転職サイトへの理解を深める事で、積極的に転職活動をする姿勢を感じられましたね。
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保育士を辞める理由は給料が安いから?
これはふっくん、明確に「給料だけではないでしょー」といっていました。
これは私もそう思います。
言葉は悪いですけど、保育士の給料が安いことなんて、学生のうちから理解していることですよね。
実際は給料が安いからというよりも、給料が安い上にサービス残業が多くて、しかも人間関係も悪い。
ということだと思います。
これはふっくんとも意気投合。
それを回避するためにはどうすればいいか?
ぜひ、このサイトを読み込んでくださいw
まとめ
- 見学、面接だけでは人間関係の良い園は探せない
- 派遣社員→正社員が一つの選択肢
- この方法は時間がかかるので要注意
- 見学時には職員と子どもの関わりを注意深く見る
- 男性保育士の多くは遅かれ早かれ、事務方に回る
- 男性保育士はWord、Excelといったパソコンスキルを身に着けておくといい
- 勤務経験の短さは強さ、魅力になる
- 経験が長く、前の保育園のやり方に固執する人は苦労する
- 年度途中の退職も理由がしっかりしていれば問題なし
- 転職回数は気になるが、魅力的な保育士なら問題なし
- 人脈がなければ転職サイトはいい選択肢
- 保育士を辞める理由は給与よりも人間関係
まとめが長いですね^^;
雑談ベースでふっくんと話したことを書き連ねていったので、結構長くなってしまいました。
やや内容に脈略がない部分もあるかもしれません。すみません。
ただ、非常にリアルな保育園の裏事情が伝えられたのではないかと思います。
ぜひ、転職活動や今後の保育園ライフの参考にしてみてくださいね。
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