新規園の施設長に…業務量が増えてパンクしそうです【第391回|保育士お悩み相談】

2020年3月6日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回の相談者からのお悩みは、『施設長をしています。次年度より新規園での施設長として異動が決まったのですが、業務量が多くどうしたら良いのか悩んでいます』というご相談。

回答者のほいくのおまもりは『同僚の方々に現状を伝えること、思い切って減らせる業務は減らすことで、少しでも負担が軽くなるのではと考えます。』とアドバイス。

どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談(LINE)

こまりん
【性別】女性
【年齢】40代
【保育士経験年数】24年
【相談文】初めまして。
私は、ある保育園(小規模)の施設長をしております。同僚の方々の協力あって、なんとかやってこれました。来年度、新たに園が出来る事になり、私はそこの施設長として異動が決まりました。数ヶ月前からコツコツ準備をしながら通常の業務、保育もしております。始めは張り切っていましたが、日々の業務と保育に追われ、毎日残業と始業2時間前位から仕事、休日も仕事を持ち帰りしております。同僚の方々にも助けを求めたいのですが、それぞれ家庭や事情があって打ち明けられず、法人の上司に打ち明けたいのですが、跳ね返られたり、他の施設長と比べられる言動がたまにあり、誰にも言えず、イライラしてしまいます。同僚の方々にも、それが伝わっている感じがして、このままでは、運営にヒビが入りそうで怖くて自分が嫌になりそうです。
同じように、施設長をしている方々は、どのように仕事をこなしているのか、どうしたら自分が仕事出来るようになるのか、ビジネス書とか読んでいますが、何から手をつけたらいいかも分からずにいます。
 私は、この仕事、子ども達が大好きで、保護者の方々にも恵まれています。来年度も頑張りたい気持ちはあるのですが、いつ爆発してしまうか不安ばかりです。
 愚痴ばかりですみません。誰にも言えず、このサイトを知り、打ち明けてしまいました。何かアドバイスがあれば幸いです。宜しくお願い致します。
ほいくのおまもり
こんばんは。

ご相談文を読ませていただきました。

業務量の多さに加え、お気持ちを打ち明ける場所がないというのはとてもつらいこととお察しします。
少しでも寄り添った回答が出来るよう、当方も考えていきたいと思います。

お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。

こまりん
早速のご返信ありがとうございます。

いつでも大丈夫です。
宜しくお願い致します。

ほいくのおまもり
こんにちは。

お待たせいたしました。

次年度新規園の施設長として異動されることになったのですね。
現在お勤めの園での業務や保育を行いながら、新規園の準備もされていらっしゃるとのことで、業務量もさらに増え、心身共に疲れもたまっていらっしゃるのではとお察しします。
上司にはおつらい状況を汲み取ってもらえず、さらには他の施設長と比較される等働きぶりを認めてもらえないような言動もあるとのことですので、イライラされるのもごもっともだと思います。

【施設長をしています。次年度より新規園での施設長として異動が決まったのですが、業務量が多くどうしたら良いのか悩んでいます】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【同僚の方々に現状を伝えること、思い切って減らせる業務は減らすことで、少しでも負担が軽くなるのではと考えます。】

当方は施設長としての経験がありませんので、お悩み相談で伺った話や当方が実際にお世話になった施設長の姿を思い浮かべながら答えていきたいと思います。

こまりんさんは施設長という立場でいらっしゃいますが、園のトップだからといって「休息時間を返上して働くことは当たり前」ということは決してありません。
無理を重ねていくことで、いつかは疲弊してしまうのではないかと思います。
疲れがたまると業務の効率も落ちるでしょうし、ストレスがたまることからイライラしやすくもなるでしょう。
それが職員にも伝わることで職場の雰囲気も悪くなってしまうかもしれません。

当方は今まで多くの方のお悩みを伺ってきましたが、皆さんの望みは「働きやすい、居心地の良い職場」です。
上司がイライラしてしまうと、やはり部下にとっては居心地悪く、働きづらい職場となるでしょうし、実際にそれが原因で悩みを抱える方もいらっしゃいました。

同僚の方々にはそれぞれ家庭や諸事情があるので、「打ち明けたら悪いかも・・・」と思われるかもしれません。
ただ、こまりんさんがここまで業務を抱えていらっしゃる現状は伝えても良いのではと感じます。
また、施設長であるこまりんさんしか出来ない業務、どうしても削れない業務はそのままとしても、削っても良いと思う業務については、思い切って減らしたりなくしたりする方向で検討してみるのも良いのではと感じます。
他の職員に代わりがきく業務であるならば、平等に割り振れば一人あたりの業務量も大きな負担とはならないでしょう。

当方が過去に関わった施設長は、ご自身の困ったことについてはっきりと伝えて下さる方でした。
だからこそ職員も施設長の立場を汲み取り配慮することが出来たのではと感じます。
また、別の施設長は自身も含めて職員全員の負担を減らそうと、業務や保育について大きな見直しをされました。
「なぜ見直しをしたのか」を職員とも共有し、保護者にも機会があるたびに伝え続けたことで、保護者の理解も得られたのではと感じます。

同僚と同じように、こまりんさんも一人の人間です。
時間も労力も限りがありますし、それを超えれば負担となるでしょう。
「可能な範囲」の中で行える業務量を調整していくのも、大切な業務のひとつではないかと思いましたが、いかがでしょうか。

少しでもお役に立てますことを、強く願っております。
そして、新規園で良いスタートが切れますように。

こまりん
こんばんは。
遅い時間に失礼致します。

お忙しい中、ご返答頂きありがとうございます。
ひとつひとつ、じっくり読ませて頂きました。

振り返ると、自分が仕事を抱え込み過ぎていたのかもしれません。私がしっかりしなきゃ!や私が頑張れば周りが気付いてくれるかな?と思い…走り過ぎていたのかもしれません。

同僚の皆様は思いやりのある方ばかりなので、気付かない訳では無いと思いますが、私ががむしゃら過ぎて、引いてしまってる雰囲気を私が作っていたかもしれません。

実は今日、開園準備に向け、手作り玩具を依頼した業者から出来ないかも。と上司から連絡がありました。一瞬目の前が暗くなりましたが、ある意味私から助けて欲しいと言えるチャンスが出来たのでは?と思いました。
年度末に向けて、大変なのは承知ですが、皆様に声を出してみようと思います。
施設長だって、頼って良いんですよね⁉︎
勇気もってやってみます。

ありがとうございました。

ほいくのおまもり
こんにちは。

早々の返信をありがとうございました。

こまりんさんは責任感が強く、同僚に対して思いやりをもって接していらっしゃる方だとお見受けしました。
だからこそ「施設長」という園のトップとしての職務に誠実に取り組み、同僚を気遣うからこそご自身で業務を抱え込んでしまうのかもしれませんね。

同僚が思いやりのある方ばかりなのは、こまりんさんが同僚一人ひとりに気を配り、園の雰囲気を良くしようと努めてこられたからだと感じます。

施設長でも勿論頼って良いのですよ。
その際にはこまりんさんが当方に話して下さったことを同僚の皆様にも伝えれば良いのではと感じます。
一人ひとりが思いやりのある方だからこそ園がここまで成長することが出来た、同僚達の家庭や諸事情は考慮していきたいと感じている、けれども自分の業務量が多くどうしても回らない部分があるので助けて欲しい、と同僚への感謝をしっかりと伝えた上でご自身の困っていることを伝えてみてはいかがでしょうか。
もし同僚が仕事を請け負うことで負担がかかりそうなのであれば、他に減らせる業務はないか見直しをしても良いかもしれませんね。

そして、助けてもらった時には心からのお礼を伝えれば良いのではと感じます。

業者に注文していた新規園での手作り玩具が間に合わないかも、とのことですので、こまりんさんお一人では対処が難しい問題かと思います。
同僚の皆様に相談をしてみてはと思いますよ。

良い方向に話が進みますように。
もしよろしければその後のお話を教えて頂けたら幸いです。

こまりん
ご返信ありがとうございました。

早速、新規園の手作り玩具協力を相談しました。
皆様、引き受けて下さるとの事で、明日在庫確認、ミシンを事務所に置いておく等の対応して進めていきたいと思います。

見ず知らずの私に、沢山の温かいお言葉、ありがとうございます。読んで込み上げるものがあり、施設長として、とても未熟で自信喪失になりかけてましたが、一歩一歩進んでいきたいと思います。

ありがとうございました。

ほいくのおまもり
こんばんは。

その後のお話を教えて下さいましてありがとうございます。

同僚の皆様が手作り玩具作りを引き受けて下さるとのことで、良かったですね。
こまりんさんの思いが皆様に伝わったのだと思いますよ。

これから新規園の開園に向けて大詰めの時期に入るでしょう。
また、現在の園では卒園、年度末を控えておりますし、ますます慌ただしくなるのではと思います。

こまりんさん、同僚の皆様が体調を崩すことなく無事に乗り越えられますように。

もしおつらいことがありましたら、いつでもいらして下さいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ままりん

ほいくのおまもり管理人の妻。ほいくのおまもりでは、『お悩み相談』と『絵本記事』を主に担当しています。 幼稚園でアルバイト2年、正職員6年、保育園で保育士3年。その後、結婚を機に退職し3児の母に。2021年9月から再びパート保育士として復帰しました。その他に、夢の国のキャストや大手監査法人で事務職を2年半経験。買い物が大好きで、セールの季節はそわそわしています。

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