こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『年長クラスの担任です。色々な方法を試していますが、子供達が話を聞けず、クラスのまとまりもないため、困っています』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『話を聞く姿勢が定着するまで、補助をつけてもらえないか相談してみてはと考えます』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】8年
【相談文】
今の園は2年目で年長クラスを持っています。自分なりにいろいろな方法を試しているつもりですが子供達が全くまとまらずにいます。中には机に乗って歩き回ったりする子がいたり、一人の子供につられて皆んなが集まって話をしている時でも後ろのスペースで走り回ったりふざけている子達がいて困っています。以前の保育園では子供たちと遊ぶ時間がたくさん設けてありコミュニケーションも取りやすかったのですが、今の保育園は遊びの時間がほとんど無く、また、子ども達が自由に遊べる環境がありません。おもちゃを投げたり友達にすごい力で叩いたり蹴ったりする姿も見られます。私がいけないと話していると後ろでふざけて笑わせてくる子どももいます。どうしたらいいですか?
ご相談内容、拝見いたしました。
色々な方法を試してもクラスのまとまりがつかず、お困りの様子が伝わってきました。
当方も少しでもお力になれるよう、考えていきたいと思います。
ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
よろしくお願いします。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
こまりんさんは現在の保育園では2年目でいらっしゃるものの、保育経験は8年と長いため、保育スキルがあり、保育方法も沢山お持ちのことと思います。
「いろいろな方法を試している」とのことですが、こまりんさんが今まで積んでこられた多くのご経験から、あれこれと駆使して試していらっしゃるのではとお察しします。
園自体は「遊びの時間がほとんどない」とのことですので、特に体力のある子供達にとっては、気分や「遊びたい気持ち」を発散できる時間と場所がなく、ストレスもたまっているのかもしれませんね。
【年長クラスの担任です。色々な方法を試していますが、子供達が話を聞けず、クラスのまとまりもないため、困っています】とのご相談につきまして、当方の返信としましては【話を聞く姿勢が定着するまで、補助をつけてもらえないか相談してみてはと考えます】。
子供達は現在年長児とのことですので、間もなく就学を控えるこの時点で「まとまりがつかない」というのは、年長クラスに入る前から、子ども達にとってこの状態が「当たり前」のものだったのではないか、「話を聞く」という姿勢が子ども達に定着してこなかったのではとも思うのです。
ただ、このままの状態で就学を迎えてしまいますと、困るのは子供達自身になるでしょう。
また、本当はこまりんさんの話を聞きたいのにふざける子供がいることで気が散ってしまう、面白そうだとついつられてしまうということもあるかもしれません。
「机に乗る」「おもちゃを投げる」「友達にすごい力で叩いたり蹴ったりする」というのも、怪我をする危険がありますし、何よりも「してはいけないこと」ですから早急に改善した方が良いでしょう。
こまりんさんが様々な方法を用いてクラスをまとめようとしても、ふざけたり子供達の気を引くような行動をする子がいると、クラスの雰囲気も落ち着かず、まとまりがつかなくなるのではと思います。
その際注意をすることで活動を始めるまでに時間がかかってしまうでしょうし、真面目に話を聞いている子供達にとっては面白くない時間だと感じてしまうかもしれません。
ですから、まずはスムーズに「先生の話を聞く」「話を聞くための必要な姿勢」を子供達に定着させる必要があるのではと感じます。
出来ればこまりんさんお一人で取り組むのではなく、手の空いた職員に補助として入ってもらい、ふざける子供や気を引くような子供の対応をしてもらえないか、相談してみてはいかがでしょうか。
はじめのうちは補助に入ってもらう時間が長くなるかもしれませんが、クラスがまとまってこれば、徐々にクラスから離れてもらい、最後はこまりんさんお一人でも話が聞けるよう方向づけてみてはと思います。
ここで大切なのは、あくまでも指示はこまりんさんが出し、補助をしないということです。
「担任であるこまりんさんの話を聞く」ということが最終的な目標になるかと思います。
こまりんさんは現在と同様に、子供達が興味を持って話を聞けるよう、配慮をしていけば良いのではと感じます。
「おもちゃを投げる」「友達を叩いたり蹴ったりする」については、現在も取り組んでいらっしゃることかと思いますが、繰り返し「危険であること」「してはいけないこと」を伝えていけば良いのではと感じます。
同時に、ここでは毅然と対応する分他の場面でしっかりと認めることで、叱りっぱなしにならないように、そして「どんな時でもあなたのことを見ているよ」という思いが伝わるよう関わってみてはと思います。
もし分からないこと、お困りのことがありましたらいつでもお知らせ下さいね。
少しでもお役に立てましたら幸いです。
すごく参考になりました。
今補助の先生に入ってもらい落ち着かない子達の対応をしてもらってます。
園長先生や一部の先生の言うことは聞くのですが
いなくなった瞬間にふざけだすのです。
私が叱っても全く響いてなく、信頼関係が築けてないとしか思えないんですよね。
今からでもやり直せますかね?
きっと今の私は自信が無く毅然な態度が取れてないのだと思います。
参考にして頑張っていきたいと思います!
「参考になった」と思って頂けて、当方も嬉しく思います。
クラスには補助の先生も入って頂いているとのことですので、当方の回答がすでに実践されていらっしゃる方法と同じとなってしまいまして申し訳ありませんでした。
補助の先生が「いなくなった瞬間にふざける」とのことですので、補助の先生とも連携を取り、あくまでも子供達の視線が常にこまりんさんに集まるよう、補助の先生の存在が目立ちにくくなるよう配慮してもらうのも方法の一つかと思います。
例えばこまりんさんが話をする際にはしゃがんでもらう等姿勢を低くして、子供達の視界から目立ちにくくしてもらう、クラスが落ち着いた時には子供達に気付かれないよう「そっと」クラスから離れるというのも良いでしょう。
トラブルやハプニングが起きた時には、補助の先生が静かに子供を部屋の外に連れ出して対応するというのも良いかもしれません。
こまりんさんと子供達だけの空間になっても、毎日少しずつでも落ち着いた環境を維持する時間が増えていけば良いのではと思いますよ。
信頼関係については、卒園までまだ時間がありますので、改めて子供達一人ひとりの姿をとらえ、築きあげてみてはいかがでしょうか。
こまりんさんは今までのご経験がありますから、きっと子供達と関わるポイントも把握していらっしゃることと思いますよ。
現在はクラスの状況が不安定なこともあり、一時的に自信を失っていらっしゃる状態かとお察ししますが、ここまで8年も続けてこられたのですから、スキルは充分に持っていらっしゃるはずです。
クラスが落ち着くまでにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、どうか前を向いて頑張って頂けたらと思います。
よろしかったらその後のお話を教えて頂けたらと思います。
お困りの際には勿論お話を伺いますので、いつでもいらして下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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