こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『1歳児の担任です。他の保育士が活動に誘うと応じるのに、自分が誘うと「イヤ!」と言われるため、悩んでいます』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『子どもがもし「イヤ!」と拒む際には、理由や気持ちを汲み取ってあげると良いかもしれません』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】1年目
【相談文】
今年4月から新任で働き始めた、1歳児(高月齢児クラス)の担任保育士です。*こども園です。
子どもとの関係がなかなか築けずに悩んでいます。
担当制保育を実施しており、わたしの担当は4人です。満2歳児の男女が2人、11月と12月で2歳になる男女が2人です。
食事やトイレに誘っても、他の保育士なら手を出しただけでもついていくのに、わたしが誘うと「イヤ!」と言って走り回ります。
何よりも子どもの気持ちが分からず、言葉がけをしても的外れな気がします。
心の中では焦りと不安が消えません。
また、同じクラスの主担任が怖く、関係も良くありません。毎日表情も強張り、ビクビクしながら保育をしてしまいます。
保育士を続けるかどうかも悩みましたが、
やはり、子どもとちゃんと関係がつくれる保育士になりたいです。
ご相談内容、拝見いたしました。
子どもにどのような言葉をかけ、関係を築いていけばよいのかと、悩んでいらっしゃる様子が伝わってきました。
また、主担任の顔色を伺いながら保育をされることで、ストレスもたまるのではとお察しします。
ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
とんでもございません。何卒、よろしくお願いします。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
主担任や子ども達との関わりに悩みながらも「ちゃんと関係がつくれる保育士になりたい」という思いを絶やさず、こまりんさんが子ども達と向き合おうとする誠実なお人柄が伝わってきました。
とても素晴らしい考え方だと思いますよ。
現在こまりんさんが関わっていらっしゃる子ども達は2歳前後ということもあり、まさに「イヤ!」の真っ盛りなのではないかと思います。
そして、他の保育士の言葉がけではスムーズに応じるのに、なぜ自分が言葉をかけると「イヤ!」となるのか、戸惑い焦ることもあるのではとお察しします。
また、「的外れな言葉がけをしているのでは」と不安に感じるのですね。
【1歳児の担任です。他の保育士が活動に誘うと応じるのに、自分が誘うと「イヤ!」と言われるため、悩んでいます】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【子どもがもし「イヤ!」と拒む際には、理由や気持ちを汲み取ってあげると良いかもしれません】と考えます。
「イヤ!」と言われた時には焦りを感じることと思います。
次の活動の流れも控えているでしょうし、「イヤ!」と言われてしまうと、どのようにしたら良いのかと困惑することがあるのではと思います。
「的外れな言葉がけをしているのでは」とのことですので、まずは日頃の関わりから子ども達の様子や性格・傾向などを観察してみると良いかもしれません。
一人ひとり好みも性格も異なりますから、子どもに響く言葉がけも一人ひとり違ってくるかと思います。
子どもが今「何をしたいのか」を考え、気持ちに寄り添いながら言葉をかけることで、段々と的から外れることもなくなっていくのではと感じます。
とはいうものの、子どもの気持ちが納得するまで待ってしまうと、時には次の活動が遅れてしまうこともあるでしょう。
ですから「もっとブロックで遊びたかったんだね」「積み木で大きなお家を作りたかったんだよね」とまずは子どもの気持ちを汲み、その後で「もうすぐご飯の時間だから片付けようね」と誘うと、子どもも「先生は自分の気持を分かってくれた」と納得し、応じることもあるのではと思います。
また、次の活動に移る前には事前に言葉をかけるのも方法の一つだと思います。
「もうすぐご飯の時間になるから、この遊びが終わったらトイレに行こうね」など、早めに知らせることで「そろそろおしまいの時間」と自分の中で区切りをつけようとする時間を持てるのではと思います。
「もうご飯の時間だから遊びはおしまいにしよう」と直前になって声をかけてしまうと、もしかしたら「もっと遊びたかったのに!」と納得がいかない気持ちになることもあるかもしれませんね。
「子供が言うことを聞いてくれない」とのことですが、まずは身近なお手本である他の先生方のやり方を見てみると良いかもしれません。
先生方の保育の中で、こまりんさんも出来そうなやり方はないかを学んでいけば良いかと思います。
また、分からないことは直接尋ねてみるのも良いでしょう。
実際にやってみて、うまく出来たのであればその方法を続けていけば良いでしょうし、うまくいかなければ他の方法を考えてみればいいと思います。
まだ一年目なのですから、失敗を恐れずにどんどんと試していけば良いと思いますよ。
当サイトの記事になりますが、1歳児と2歳児の保育方法についてそれぞれまとめておりますので、よろしかったら参考になさって下さいね。
1歳児保育のポイント
2歳児保育のポイント
「主担任が怖い」という件につきましては、こまりんさんが主担任の顔色を伺いながら保育をし、ご自身がやりたい保育が出来ないだろうということを考えると、望ましい環境とは言えないのではと思います。
職場の上司が信頼のおける方でしたら、相談してみるのも良いかと思います。
こまりんさんの気持ちを理解してくださる方であれば、どのように改善したら良いのか、一緒に考えて下さるのではと思います。
少しでもお力になれたら幸いです。
良い方向へ向かいますように。
今の子どもたちはまさに「イヤ!」の真っ只中で、関わりにすごく戸惑います…
教えていただいたように、もっと一人ひとりを理解するところから見直そうと思います。
幸い、同じクラスには尊敬する先輩もいるので、失敗を恐れずどんどん挑戦しようと思います!
またその先輩にも思い切って主任のことを相談します。
何より子どもを第一に考えて保育を見直していきます。
ご丁寧にお返事をいただきありがとうございました!
こちらこそ早々の返信をありがとうございました。
同じクラスに尊敬する先輩がいらっしゃるとのことですので、先輩の姿を見て沢山の保育を学ぶことが出来ると思います。
是非分からないことはどんどんと質問し、吸収して下さいね。
きっとこれからの保育の大きな糧となると思いますよ。
当方もお話を伺いますので、もし困ることがありましたらいつでもいらして下さいね。
これからもこまりんさんを応援しております。
頑張って下さいね。
また行き詰まったときはお伺いしたいと思います。
本当にありがとうございました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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