こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『病気療養後に職場復帰しました。頑張りすぎてしまい雇用形態の変更をお願いしようかと悩んでいます』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『現在の園で働き続けたいという意思をはっきりと伝えたうえで、まずは「相談」という形で話をしてみてはいかがでしょうか』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】幼稚園教諭3年半、保育士2年目
【相談文】
前職の幼稚園を病気で続けられなくなり、休職の申し出が受け入れられずやむなく年度途中で退職することになりました。
2年の病気療養を経て、新たに勤め先を探し、今の職場(認可保育園)に転職しました。働き始める際、2年ブランクあったし、ちゃんと自立して働かないといけないと思ってたのと、採用されたいのもあり、正社員になりたい意欲がありますと全面に出してました。本当は、体も気持ちもゆっくり慣らしていきながら無理のないペースで働けたらよかったのですが…。
入職して4ヶ月頃には働きを認められて契約から正規に、今年の4月からは正規の上に幼児の主担任を任されました。打診があったとき、断りきれなかったのと、頑張れるだろうと思っていましたが、今は自分のキャパを越えて、無理して頑張り過ぎているなと日々思い、ストレスフルな毎日です。
自分の真面目すぎる性格もあり、常に頑張らなきゃって自分を追い込んでしまってる感じで、とてもしんどいです。
だから、今の職場でせっかく見込まれて正規職員にあげてもらったけど、契約社員に雇用形態の変更をお願いしたいと思っています。
もちろん年度途中ではご迷惑をおかけするので、次年度からですが…
ただ、今ままで、時短勤務や退職などとなった職員に対していろいろと言われてるのを耳にしたり、実際に会議で話題にしたりするのを目の当たりにし、自分もこんな風に悪く言われたらどうしようと怖い気持ちが大きいです。
どのように伝えると、今後も今の職場で契約社員で働き続けられるでしょうか?
働きづらくなってしまったら、やはり転職しかないのでしょうか?
今のところは待遇面ではとても恵まれており、人間関係もあからさまに悪いということもなく、もやもやする点はありますが、できるだけ転職はしたくないと考えています。
職場の方にはなかなか相談できるほどまだ関係が作れておらず、もともと相談とかが苦手なタイプというのもありまして…
ご相談内容、拝見いたしました。
こまりんさんの真面目で一生懸命に仕事をされていらっしゃる姿が伝わってきました。
だからこそキャパを超え、負担に感じていらっしゃるのだとお察しします。
少しでも不安が解消されるよう、回答を考えていきたいと思っております。
ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
2年もの間、病気療養を続けていらっしゃったとのことで、大変おつらかったこととお察しします。
復帰後は契約から正規に、そして今年度は主担任となられたとのことですので、「頑張りたい」という意欲や働きぶりが園側にしっかりと伝わり、認められたのだと思います。
ただ、その分無理を重ねていらっしゃったのですね。
頂いたお話からもこまりんさんの一生懸命なご様子が伝わってきます。
【病気療養後に職場復帰しました。頑張りすぎてしまい雇用形態の変更をお願いしようかと悩んでいます】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【現在の園で働き続けたいという意思をはっきりと伝えたうえで、まずは「相談」という形で話をしてみてはいかがでしょうか】と考えます。
こまりんさんは仕事に対してとても誠実でいらっしゃるため、求められたものはしっかりと取り組もう、それ以上に応えようという意欲をお持ちなのではと思います。
真面目な性格がゆえにご自身のペースの加減はせず、常に100%の力で取り組んでいらっしゃるため、無理が生じるのかもしれませんね。
だからこそ園側にこまりんさんの働きぶりを好意的に受け止めてもらえたのだろうと思いますが、このままのペースで進めてしまいますと、心も身体も疲れ切ってしまうのではという心配があります。
ですから、園長に「このまま働き続けたい」というお気持ちをしっかりと前置きしたうえで、現在のお気持ちを話し、雇用形態の変更は出来ないか「相談する」という形で話をしてみてはと思います。
「今の雇用形態を変更して下さい」と「お願い」として伝えてしまうと、もしかしたら園長にとっては快いものではなく、過去の職員のように対応が変わってしまうという可能性も考えられます。
ですから、あくまでも最終的な判断は園長に委ねるというニュアンスで話をしてみてはと思います。
それでも「そのうち慣れるわよ」というようにこまりんさんのお気持ちを汲んで下さらなかった場合、もしくは雇用形態を変えてもらったものの対応が変わってしまい、働きづらいと感じた場合には職場を変更するという方法を検討しても良いかと思います。
こまりんさんお一人でお気持ちをためこんでしまいますと、キャパオーバーとなってしまうのではと思います。
他の職員に相談し、客観的な視点からアドバイスをもらうことで、新たな発見や仕事のやりやすさにつながることもあるのではと感じます。
また、こまりんさんのお気持ちにも余裕が生まれ、ご自身のペースをもう少し落としながら仕事が出来るかもしれませんね。
職員との関係がまだ作れておらず、もともと「相談するのが苦手」なタイプとのことですので、かなりの勇気が必要になるかと思います。
相談をするということはいけないことではありませんから、是非話しかけてみてはと思います。
もちろん、当方も引き続きお力になれたらと思っております。
お困りの際にはいつでもいらして下さいね。
「お願い」と「相談」、話の持っていき方による違いとは思いますが、相手の受ける印象は全然ちがいますものね。
私にとって、自分の気持ちを言葉にして伝えるのはすごく難しくて、ハードルの高いことなので、どういう風に話していったら相談という形で伝わるのかとまた悩むところではあります…
早々の返信をありがとうございます。
こまりんさんが安心出来ますよう、改めて回答をしたいと思います。
今回は取り急ぎとさせていただきますので、少々お時間を頂ければと思います。
度々お待たせしまして申し訳ありません。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
返信を拝見し、改めてこまりんさんの誠実なお人柄が伝わってきました。
確かに自分の気持ちを言葉に出して伝えることは非常に難しいことですよね。
ましてや、相手がどのように受け取るかと考えると、より言葉選びも慎重にならなければと不安に感じるのではと思います。
「自分の事を見込んで下さり、正社員にあげて下さったこと」に対する感謝の気持ち、そして「園側の期待に応えたい」「このままここで働きたい」という思いをまずしっかりと伝えてみてはと思います。
ただ、「頑張りすぎてしまったことで自分のキャパを超えており、しんどいと感じる」ため、「雇用形態を変更することは難しいでしょうか?」と疑問を投げかけることで、あくまでもこまりんさんのお気持ちを話しつつも、最終的な決定権は園側に任せてみてはと考えます。
先の返信でもお伝えしたとおり、「雇用形態を変更して欲しいです」とご自身のお気持ちを一方的に伝えてしまいますと、園側も快く思わない可能性があるのではと感じます。
こまりんさんが「どうしよう」と困っている姿勢を出すことで、園側もおつらい気持ちを汲み取ってもらえるかもしれませんね。
こまりんさんのストレスが解消されることを願うばかりです。
数週間後・・・
もう、どうしていいかわかりません。
このままだと保育が嫌いになりそうなので、転職をしようと思います。
今の保育園は勤めてまた1年ちょっとです。
退職意志を伝えるタイミングはいつがいいのでしょうか?
自己保身ですが、いろいろ言われたくなく、当たり障りなく話が終わればと思います。
本が好きで、図書館司書の資格を持っていて、本関係の仕事につきたいと何度か考えたことがあったので、それを理由にどうしてもやりたい仕事があるのでと話そうとは思いますが…
前職では、病気での強制退職だったので、どう辞めたらいいのかわかりません。
前職を年度途中で退職せざるえなくなったことを後悔しているので、何があっても3月までは続けます。
でもそれ以上は保育も子どもも嫌いになりそうで、いや、嫌いになりかけているかもしれません。
無理をして頑張り過ぎてしまい、限界を超えてしまったのでしょうか。
大泣きをしながら帰るのは余程の状態だとお察しします。
改めて考えたうえで返信をいたしますので、もう少しだけお待ち頂けたらと思います。
おつらい状況の中、お時間を頂くことに当方も心苦しく感じております。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
お話を伺ってから数日が経過しましたが、その後のご様子はいかがでしょうか。
今年度末で退職し、転職を考えていらっしゃるのですね。
退職意思を伝えるタイミング、退職理由につきましては、当サイトの記事がありますので、こちらをご紹介したいと思います。
記事内にもありますが、退職理由として「やりたい仕事があるため」というのは良いのではないかと思いますよ。
こまりんさんは今までのお話から非常に真面目な方だとお見受けしました。
現在の仕事も「何があっても3月までは続ける」とのことですね。
前職が後悔の残る中での退職となったため、今回は「最後までやりきる」というお気持ちなのではと思います。
ただ、「何が何でも続けよう」とご自身の心の逃げ場をふさいでしまいますと、よりおつらく感じることもあるかもしれません。
ですから、限界を感じた時にはご自身の心を守るためにも、そして子ども達を嫌いにならないためにも無理は重ねないことをおすすめします。
「出来るならば3月まで頑張ってみよう」とお気持ちにゆとりを作ってみるのも良いかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「私も相談してみたい・・・」というあなたは↓↓↓
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