こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『園での事故を防止するために、気をつけることを知りたいです』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『まずは職員間の連携を取り、死角がないように気をつけてみてはいかがでしょうか』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】事務中心に1年
【一番解決したいこと】事故防止について
【相談文】
初めまして。さっそくですが質問させていただきます。
私は私立の保育園で勤務しておりそこで事故防止担当となりました。
どのようにすればよいかを考え、とりあえず事例等があればと思ったのですが、開園して日が浅い園になりますので集まるヒヤリハットや事故報告書も全然少ないものなので、何か保育園、福祉、教育機関の事故報告やヒヤリハットが集まるデータベースが無いかまたどのように事故防止担当として取り組んでいけばいいかアドバイスが欲しく相談させて頂きました。よろしくお願いいたします。
ご相談内容、拝見いたしました。
園で安全管理について、きちんと担当を設け、危機管理意識を共有していこうという取り組みはとても良いものだと感じております。
当方も是非お役に立てたらと思います。
ただいま多くのご相談を受けておりますため申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
日にちの件、了承いたしました。
回答の方、楽しみに待っておりますのでよろしくお願いいたします。
お待たせいたしまして申し訳ありませんでした。
先の返信とも重なりますが、こまりんさんの園では事故防止担当を配置し、危機管理意識を持つための働きかけを行っており、とても素晴らしい取り組みだと感じております。
ただ、新規園ということもありますので、園でのヒヤリ・ハットの事例はまだまだ少ないでしょうから、外部のデータベース等は参考になるかと思われます。
【園での事故を防止するために、気をつけることを知りたいです】とのご相談につきまして、当方の返答としましては【職員間の連携を取り、死角がないように気をつけてみては】と考えます。
まずはご質問頂きましたデータベースについてですが、事故報告については、内閣府の「教育・保育に関する報告・データベース」をご紹介いたします。
情報量が豊富ですので、こまりんさんの園でも参考になるのではと思います。
また、同ページ内の「危険地図」はイラストで分かりやすい説明となっておりますので、職員室といった保育士が目にふれやすい場所に掲示しておくのも良いかと思います。
内閣府|教育・保育に関する報告・データベース(リンク切れ)
次に、どのようなことに気を付けたら良いのか、どのような部分で事故が起きやすいのかについての記載がある資料についてご紹介いたします。
まずは厚生労働省の「保育所保育指針解説」です。
第3章に「健康及び安全」という項目があり、アレルギー対応や睡眠時、衛生管理、プール遊び等保育中の具体的な活動にもふれ、記載しています。
また、災害時における対応(避難訓練を含む)についての記載があります。
また、内閣府が作成した「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」では、死亡や重篤な事故への対応を念頭に置いており、安全な教育・保育環境を確保するため、どのような点に配慮したら良いのか、詳細な記載があります。
上尾市が作成した年齢別のチェックリストも添付されており、参考になる部分も多いと思います。
内閣府|教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン(リンク切れ)
さて、上記の資料をふまえて、「事故防止担当としてどのように取り組んでいけばいいのか」ということになりますが、やはり職員間で声を掛け合う等の連携を取りながら、子供を「見ていなかった」という死角となる場所を作らないよう、働きかけていくことが大切になるのではと思います。
また、安全面で注意が必要なもの(例えば園庭の遊具等ですね)は保育士が子供のそばにつく等して危険のないように見守ったり、保育室の床に物が落ちていないか、おもちゃや遊具が壊れていないか等、保育士一人ひとりが日常的に目を配り、危険につながる可能性のあるものは早めに取り除いたりするよう働きかけていくことも大切です。
保育士がこれらの安全面に関して日常的に意識を向けられるよう、例えば職員会議や園内研修といった場で、どのような点に気を付けたら良いのか、危ない箇所はないか、話し合うことも良いのではないかと思います(出来れば定期的に機会を設けられるとより良いと思います)。
保育士一人ひとりが危機管理をしっかりと持つことで事故防止につながるのではと思いますし、そのための役割をこまりんさんが担っていらっしゃるのだと感じます。
少しでもお役に立てましたら幸いです。
子供達が安全に楽しく過ごせますように。
これからも頑張って下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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