こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『今年入学を迎えた小学生、情緒不安で対応に困っている』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『長男君の不安定な気持ちをまずは受け止めてみては』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】45歳
【保育士経験年数】1年
【一番解決したいこと】行動の意味を知りたい
【相談文】
土曜日のみ3兄弟のお預かりしており、
長男君の行動や発言の対応で悩んでいます。
公園でボールを出したらまず長男君がボールを私の目の前で拾い、
(あてあいっこかな?)
と構えると
無表情で顔に目掛けて投げつけました。
両膝をついて長男君と両手を繋ぎ、
『顔にわざと当てるのは良くないよ、どうして当てたの?』声は荒くなく本当に悲しい気持ちだったのでそんなテンションで聞きました。
長男君は無表情のままで
『知らない、覚えてない』
私『どうして顔を狙っちゃったかを覚えてないの?それとも何をしちゃったか覚えてないの?』
長男君『何も覚えてない』と無表情表情、声のトーンも普通です。
私『覚えてないならわからないね。今ね、長男君の投げたボールが先生の顔に当たったんだよ、コントロールが狂って当たってもごめんねって言えた方がいいし、わざとだったらそれは良くない、先生悲しい気持ちになった。』
長男君『わかった、わかったから』
とボールを私の膝元から取り遊び始めました。
3月の出来事です。
長男君の無表情が気になっていましたが、この頃長男君は進学など環境変化の不安などからか不安定な日も多く
保護者には報告はしませんでした。
そして先日
3兄弟普段から遊びもケンカも激しいですが、その日は弟たちの頭めがけてボールを投げたり、体当たり、遊んでるおもちゃを奪ったりと普段と変わらずですが強目でした。
見ていた私の顔にボールを投げました。
注意しに行きました。
私『前も言ったけど覚えてる?顔にわざとぶつけたらいけないって話したよね?』
長男君『知らない、覚えてない』(無表情)
私『覚えてないなら今言うね、顔にわざとぶつけたらいけないよ』
走っていって遊び続けました。
この時困りましたし、無表情が気になりました。
この日の児童館へ向かう途中でも気になることがありました。
ご老人3人が前を歩いていました。
手押し車?の女性に、寄り添う女性、その後をゆっくり進む男性、
その男性めがけて石を蹴りました。
幸い男性には当たらなかったのですが、すぐ注意しました
その時も知らない、わからない。
対応の仕方、注視すべき点、心配り方や保護者への報告の仕方、アドバイスをお願いいたします。
ご相談内容、拝見いたしました。
ただいま、多くのご相談を受けております。
お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせしてしまい、すみません。そして本当に申し訳ないのですが、当方、体調を崩してしまっており、本日中の回答が難しくなっております。本当に恐縮なのですが、明日中に返させていただきます。
日程を超えてしまうことになり、申し訳ございません。もう少しだけお待ちいただくこと、お許しください。どうぞ、よろしくお願いします。
どうかご無理なさらず。
明後日でも大丈夫です。
返信は不要です。
大変お待たせいたしまして、申し訳ありませんでした。
また、お気遣い頂きましたこと、本当に嬉しく思います。
当方からの回答としましては【長男君の不安定な気持ちをまずは受け止めてみては】と考えております。
長男君はこの春卒園と入学を迎えたのですね。
大人でも新しい職場に就く際「仲良くやっていけるかな」「どんな職場だろう」等、不安な気持ちを持つのと同じように、子供もまだ体験したことのない学校に対して「どんなところだろうか」と期待とともに不安な気持ちを持つのではと思うのです。
また、慣れ親しんだ園や先生、お友達とお別れしなければならない寂しさもあったことでしょう。
もしかしたら仲良しのお友達は違う小学校、もしくは同じ小学校だったとしても違うクラスになってしまったということもあるかもしれませんね。
不安定になり始めたのが3月頃とのことですので、卒園間近の時期になりますね。
その頃は卒園式の練習など、今までとは違う活動もあり、行事で覚えることも沢山あったのかもしれません。
修了証書授与の練習で大勢の友達や先生、(当日は)保護者の前で緊張していたのかもしれません。
また、そのような行事から卒園を意識していたのではと思います。
入学をすると、園で過ごしていた生活とは大きく異なります。
授業が始まりますので、好きなように遊ぶ時間が減り、椅子に座って話を聞く時間が長くなりますね。
先生や友達も大きく変わり、新たに関係を作っていかなければなりません。
すべてが初めてのことで、精神的にも体力的にも「疲れが続いている」状態なのではと思います。
もし、運動会が春に開催される学校でしたら、体育(運動)の時間も大幅に増えるでしょうから、ますます疲れるのではと思います。
長男君は「人の顔にめがけてボールを投げること」や「ご老人に向かって石を投げる」ことがいけないことだということは、分かっているはずです。
なぜならば、今までやらなかった行動なのですから。
いけないことだと理解しながらもするということは、長男君がこまりんさんに自分の気持ちを「気付いてほしい」「受け止めてほしい」ために、あえていけないことをすることで気を引こうとしているのではないかと推察します。
それだけ長男君の心と身体が環境の変化についていけず、疲れている状態なのではないでしょうか。
ですから、まずは、長男君が話すどんな小さな出来事でも耳を傾け、受け止めてあげてみてはと思います。
今は気持ちが疲れている時でしょうから、イライラしたり多少言葉が乱暴になることもあるかもしれません。
ただ、今は特に注意をする機会を増やすのではなく、別の場面で認め、褒める機会を増やし、不安を取り除いたり自信をつけることが出来るよう配慮しても良いのかなと思います。
保護者にも、まずは長男君の気持ちを受け止めていくことを優先したうえで対応していきたいと伝えてみてはいかがでしょうか。
遊びの内容は気持ちが落ち着く時期まで、長男君に「何をして遊びたい?」と聞いてみて、好きなことをすることでのびのびと過ごせるよう方向づけても良いかもしれません。
もし室内の遊びをしたがるのであれば、長男君が一人でゆっくり遊べるように、他2人の兄弟と少し離して遊ばせてあげるのも方法の一つです(スペースに限りがあるでしょうから、こまりんさんが兄弟の間に座る等をして壁になってあげても良いかと思います)。
外でボール遊びをしたい様子でしたら、ボールを使う前には改めてルールを確認し(顔に投げない等)、投げ合い・蹴り合いでなはく、的を作ってみても良いかもしれません。
地面に的を書いても良いでしょうし、段ボールに数字の書いた的を作り、ストラックアウトのような遊びをしても面白いかもしれません。
縄跳びなどを用意し、目標を立てて集中できるような遊びも好むかもしれません(ただ、兄弟が縄の近くに行かないよう見守る必要があります)。
「今度は何をして遊ぼうか」と尋ねておくと、こまりんさんも次に長男君達に会うまでの間に準備ができるでしょうし、子供達も心待ちにしてくれるのではと思いますよ。
最後に、いけないことをした際には「それはいけないことだ」と真剣に伝えてあげて下さい。
長男君もいけないことだと認識しているでしょうからあえて理由は聞かなくても良いかと思います。
短めの言葉でも、しっかりと伝えてあげて下さい。
長男君の兄弟はまだ小さいので、顔に当たった際に転倒し、頭をぶつけることもあるかもしれません。
ご老人については、石が飛んできてもとっさの出来事に対応できず、ぶつかったり転倒されることもあるかもしれません。
いずれの場合も転倒すると怪我だけでは済まないこともありますので、その点はしっかりと伝えても良いのではと思います。
また不安なことがありましたら、いつでもお話しを伺いますのでお気軽にいらして下さいね。
長男君の心が穏やかに過ごせますように。
そうですね。
いけないことは理解出来ているはずですので、シンプルに伝えていきます。
来週長男君はまさにおっしゃる通り運動会です。
上級生にもいじめられているようで心身とも疲れていると思います。
今すぐどうこうではなく、ゆっくりおだやかに見守っていこうと思います。
保育士としての経験が浅く不安ですが、堂々と受け止めてあげたいと思います。
こちらでアドバイスを頂けることは本当に支えになっております。
ありがとうございました。
上級生にいじめられているとのことで、長男君は悲しい思いをしていることと思います。
少しでも早く収束すると良いですね。
いじめによるストレスも長男君の行動の原因となっていることもじゅうぶん考えられます。
長男君が再び穏やかに過ごせるよう、ぜひこまりんさんが受け止めてあげて下さいね。
頑張って下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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