こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『主任に声が大きいからボリュームを落とせと怒られる』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『時と場合によってボリュームは使い分ければ良いのでは?』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
何度も主任に声が大きいからボリュームを落とせと怒られます。
私自身大きいとは思いますが小さくすると子供と楽しく関われません。正直私と同じぐらい大きい人もいるのにと思うのは悪い考えだと思うのですがそう考えないと心が折れそうで今にも泣きそうです。もう保育士には向いてないんですかね。
直そうとは思ってるんですけど変えたら自分というものが消えそうで怖いです。こう思ってもいいですかね。
もう無理、、、
こまりんさんは快活な方でいらっしゃるのですね。
子供達もこまりんさんの元気な雰囲気に、明るく楽しい気持ちになることと思います。
声のボリュームでお悩みとのことですので、当方なりの返答をしたいと思います。
ざっくりとした結論を申し上げれば「時と場合によってボリュームは使い分ければ良いのかな」と思います。
以下に詳細を書いていきますね。
まず、声の大きさは、環境の広さによって使い分けると良いかと思います。
例えば保育室と園庭では、通常の園では保育室の方が狭くなるかと思います。
また、壁もあるので声が響くことでしょう。
ですから、園庭にいる時よりもボリュームを落として話をしても、子供達はじゅうぶんに聞き取ることが出来ると思います。
子供によっては育ってきた家庭環境や、その子自身の性格から「静かな環境が好き」という子もいるかと思います。
そのような子供の場合、周りの雰囲気(子供達の遊ぶ声の大きさや物音)や大きい声での話を聞き続けていることで、耳が疲れてしまうということもあるかもしれません。
また、それは静かな環境を好む子供だけでなく、例えば外遊びをじゅうぶんに楽しみ疲れてしまった、これから午睡で眠たくなってきた、という子供達にも、やや落ち着いたトーンで話すことで気持ちが落ち着くことが出来るのではと考えております。
また、保育の進め方として、常に一定の大きめのボリュームであるよりも、時には少し小さめ、さらにはひそひそ声の方が子供達も集中して話を聞こうとする姿が見らるかと思います。
声の大きさにメリハリをつけると良いかもしれませんね。
理想であるならば、子供達に話をする時は「普通の声」の大きさが良いかもしれません。
大きい声は子供達の耳に入りやすいですが、全員に向かって「普通の声」で話すということは、子供達にとってはしっかり聞いていないと聞き漏らしてしまう可能性もあるため、集中して聞かないと、という姿勢につながるのでは思います。
常に「先生の話をしっかり聞かないと!」と思ってもらうためには、保育士側も子供達によく話を聞いてもらえるような話し方を工夫し続ける必要があります。
それは、面白おかしく話せば良い、というものではなく、出来るだけ簡潔に分かりやすく伝えることではないかな、と考えております。
また、当方が実際に保育をしていた際に感じたことですが、自分の声が大きくなると、子供達もそれに合わせて声が大きくなり・・・と双方の声のボリュームが大きくなってしまうことがあります。
そうなると保育室がガチャガチャと落ち着かない雰囲気になることがあります。
保育室の雰囲気を穏やかな状態に戻すために、あえて声を小さめにして雰囲気を変える、ということも出来るかと思います。
こまりんさんは元気な方とお見受けしますので、どの場面でも「声のボリュームを落とさなければ!」と気負ってしまうと、こまりんさんご自身が疲れてしまうかと思います。
ですからポイントを絞ってみてはいかがでしょうか。
また、「声のボリュームを使い分ける」というスキルを身につけてみようと考えてみれば、ご自身の持ち味を抑えるということではないんだな、と前向きに考えることが出来るかもしれませんね。
少しはお気持ちに寄り添うことが出来ましたでしょうか。
何か分からない点がありましたら、いつでもお知らせ下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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