こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『年長クラスの男児が何度もお腹にパンチをしてくきて対応に困っている』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『いくつか推測しながら、考えられるケースにそれぞれお答えしますね』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
パートであり、保育士の免許も持っていないため、いろんなクラスに入って雑用から障害のある子のお世話などさまざまなことをさせていただいてます。
悩んでいるのは5、6歳クラスの男の子がとても乱暴で何度もお腹にパンチをしてくることです。かなりパワーも強く痛いので、痛いからやめてといってみたりどうしてパンチするのかを聞いてもただパンチを繰り返すだけです。新しい先生にベタベタとくっつくことが多いようですがパンチをされているのは私だけなようです。普段は周りのことも仲良く遊んでいますが、私がいるのに気づくと私の仕事の邪魔をしたりパンチをしたりととても困っています。
私は一体どのような対処をすればよいでしょうか。
年齢が大きくなるとパンチの強さもあるでしょうから、かなり痛いのではと思います。
しかも子供の場合、全力で加減をしないということもありますね。
改めてどうしたら良いかを考えた上で返信いたしますね。
遅くとも3日以内にはお返ししますので、よろしくお願いいたします。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
こまりんさんと男の子の関わりを実際に拝見していないため、推測しながら考えられるケースを返答していきたいと思います。
まずは担任の先生から「なぜパンチをするのか」を男の子に尋ねてもらうのも方法のひとつかと思います。
こまりんさんご本人を前にして男の子も「なぜか」は言いづらいかもしれませんね。
担任の先生といったご本人以外の人が尋ねることで素直に話すかもしれません。
もしここで理由が分かれば対処はしやすいかと思います。
例えば「なかなか遊んでくれないんだ」とか、「遊ぼうと誘った時に、いいよ、と言ってくれたのに遊んでくれなかったんだ」等具体的な原因があるのでしたら、機会を見つけて遊んだり、「この前は約束を守れなくてごめんね」と謝る等して「パンチをする直接の原因」を取り除いていけば良いかと思います。
徐々に男の子も気持ちが落ち着き、パンチをする機会も減ってくるでしょう。
ただ、担任の先生にも理由を言わない、首をかしげるなどして「分からない」と答える可能性もあります。
そのような時はもちろん男の子自身が「誰にも理由を言いたくない」と思っていることも考えられますが、男の子自身にも「なぜだか分からっていない」ケースも考えられます。
ですからこのような時にはこれ以上「どうして?なぜ?」と追求はせず、「先生はパンチされてお腹が痛かったんだって。大好きな〇〇ちゃんにパンチされて悲しかったと話していたよ」とこまりんさんの気持ちを代弁してもらうと良いかもしれませんね。
男の子がパンチをする理由は色々と考えられます。
もしかしたら男の子自身が何かしらのストレスを抱えていて、パンチをすることで気持ちを受け止めて欲しいと思っているのかもしれません。
または、「こまりんさんに怒られても怖くないんだ」とこまりんさんにパンチをすることに対してあまり抵抗感を感じていないのかもしれません。
いちばん考えられるのは、「自分を見て、もっと関わって」という気持ちが言葉の代わりにパンチとして出るからではないか、というものです。
こまりんさんの勤務時間は週に3日で午睡時からと、フルタイムの保育士と比べるとやや短く、色々なクラスで業務をされるため、男の子のクラスでゆっくり保育、というわけにはいかないと思います。
男の子にとっても「先生と遊んでみたいな」「どんな先生なのかな」と興味があるのと同時に、「自分とも関わって」「僕の方を見て」という気持ちがあるのではと思うのです。
こまりんさんの仕事の邪魔をする、というのも「僕の方を見て」ということから来ているのではないか、と推察します。
パンチをしてこまりんさんの気を引くことで、自分を悪者にしてまでも自分の存在を伝えたいのではないか、と思いました。
それではどのように対処したら良いかということですが、例えば他の業務をしている時に邪魔をされたりパンチを受けた時には「大丈夫だよ、あなたのことをちゃんと見ていたよ」と伝えてみたり、「私はあなたのことが大好きなのよ」と繰り返し伝えてみるのはいかがでしょうか。
その上で「大好きなあなたにパンチをされるととても悲しいんだよ」と叱るのではなく真剣に伝えます。
すぐに効果が出るわけではなく、時間がかかるかもしれませんが積み重ねていくことが大事なのかな、と思います。
他の先生にはやらないとのことですが、もしかすると他の先生方はこまりんさんと勤務形態が異なり男の子とじっくり関わる機会が多いのかもしれません。
ですからそこに関しては必要以上に落ち込まなくても良いのでは、と思います。
もしよろしければその後の話を聞かせて頂けたらと思います。
やはりうまく関係が築けない・・・という場合にはお話しを伺ったうえで再度考えてみたいと思います。
状況が好転すると良いな、と心から願っております。
私の注意の仕方が悪いのか、かなりほかの子どもたちにも舐められたり、いたずらされたりして担任の先生に注意してもらうことが多々あります。
パンチしてくる子が以前先生好きと言いながらパンチしていたのを思い出したのですがその時に「先生も〇〇ちゃんのこと好きだけどパンチするのは痛いよ」と伝えましたがそれでも聞いてもらえなかったです。
もしかしたら今なら伝わるかもしれないのでもう一度言ってみようと思います
最近は掃除をしていてほとんど子どもたちと関わる機会が減ってきてしまっているのでかなり時間がかかってしまうと思いますが、進展があればまた報告させていただきます
子供達はこまりんさんとどのように関わろうか、色々と試しているのかもしれませんね。
「ここまでいたずらしたら怒られるかな?」
「こうやって話したら先生はどんな反応をするだろう?」
と子供達なりにあれこれ試しながら、こまりんさんとの適度な距離をはかっているのかもしれません。
ですから、こまりんさんが「これは悲しいな」「これは嫌だな」と思うことは素直に伝えて良いのだと思います。
ただ、伝える時は中途半端な伝え方や、おどけた感じで話すのではなく、しっかりと目を見て真剣に話したほうが良いかと思います(すでにこまりんさんも実践していらっしゃるかと思いますが)。
子供達の耳だけに届けるのではなく、心にも言葉を届けるイメージで話してみてはいかがでしょうか。
もちろん、これは叱らなくても伝わりますよ。
現在は掃除をされる機会が多いとのことですが、例えば通りすがった子供に一言二言話しかけて少しづつコミュニケーションを取っていくのも、ゆっくりでも関係は築いていけるかと思います。
子供達も「先生と話して楽しかった!」と思うかもしれません。
頑張って下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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