【第96回】保育士お悩み相談|手あげてしまう男の子との関わりに悩んでいます

更新日:

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回の相談者ひつじさんからのお悩みは、『手あげてしまう男の子との関わりに悩んでいます』というご相談。

回答者のくまさんは『まずは子供の気持ちを満たしてあげるところから始めてみてはいかがでしょうか。』とアドバイス。どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談(LINE)

ひつじさん
私は2歳児の担任をしています。ある男児の事で、どのように保育して言ったら良いか悩んでいます。次の活動に移るのに、とても時間がかかってしまいます。例えば、外に遊びに行く前も支度をせずに走り周り、一生懸命支度をしようとしている友達にぶつかり、その子を叩いたりしてしまいます。声をかけると、おもちゃなどを投げつけて、泣いて怒っています。保育士にも暴力をふるいます。落ち着いてから話をすると、「お友達叩いちゃった...」と言って謝ることが、できるのですが、情緒不安定の毎日です。次は〇〇だから、もう少ししたら片付けようね。などと声をかけても「やだ、やらない」と言ってます。お友達何してるかな?などと、声をかけても「知らない」と言って、次の活動にいくのに、保育士が1人着いて話をする毎日です。どのように保育していったら、良いかアドバイスを下さい。

もう1つは、成長の段階で、クラスの子ども達が1番にこだわる時期でして、どのように声を掛けたら良いか悩んでいます。こちらもひとつアドバイスを下さい。

ほいくのおまもり
2点のご相談について、どのように対応したら良いか考えた上で返信いたしますね。
もう少しだけお待ち頂けたら幸いです。
ひつじさん
ありがとうございます。よろしくお願いします。
ほいくのおまもり
こんばんは。

返信の前に一点お伺いしてもよろしいでしょうか。
外に出る前に走り回る姿が見られるとのことですが、興奮している様子でしょうか?
クラスの流れが変わることで落ち着かないのか、外に出るのが嫌なのか…その時の様子をもう少しだけ詳しく教えて頂くことは出来ますでしょうか。

ひつじさん
返信遅くなりすいません。自分を見て欲しいと言う気持ちがとても強い子で、次の活動に移るまでに時間をかけて、気を引く感じがします。2歳年上の兄がいる為、言葉使いも悪いです。
ほいくのおまもり
返信ありがとうございます。
それではその時々で何をするのか分かっているのですね。
返信の参考にさせて頂きますね。
今日中にお返ししますのでもう少しだけお待ち下さいね。
ほいくのおまもり
こんばんは。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。

ご質問は2つありましたが、長くなるため回答を分けて送信させて頂きますね。

追加の返信を拝見しましたが「自分を見て欲しい」という思いが強い子供なのですね。
あくまでも推測ですが、もしかしたら家庭では保護者の関心(もしくは注意)が兄の方に向く事が多く、弟である自分に関心を向けてくれない、と感じているのではと思いました。
また、クラス内でも「自分を見て欲しい」という思いが満たされていないために、気を引こうとわざと反対のことをしてみたり、攻撃的な行動をするのかもしれません。
友達に叩いたことを素直に謝っている姿を見ると、おそらく「してはいけないこと」を子供なりにちゃんと理解しているのではないかと思います。

まずは子供の気持ちを満たしてあげるところから始めてみてはいかがでしょうか。
とはいっても他の子供達も同じように見ていかなければなりませんから、職員達はいつもぴったりとその子に寄り添うわけにはいきませんね。
例えば決まった時間やタイミングで関わってみるのも一つの方法です。
午睡などで一番に側に行きトントンと寄り添ってあげるのでも良いと思います(その際は他の職員が子供達に均等に接してあげると良いのではと思います)。
食事の時に隣に座ってみるのも良いかもしれませんし、短い時間でも二人きりで一緒に遊ぶタイミングを作ってみても良いかもしれません。
「自分を見てくれているんだ」と満たされることで少しづつ変わっていくかもしれません。
他の子供達と「均等」ではなく「やや多め」に愛情をかけてあげることで、この子にとってはようやく気持ちが満たされるのかな、とも思いました。

また、この時期ならではのものかと思いますが、「未来」のことよりも「今」が楽しいから片付けたくない、もっと遊びたいというこだわりもあるのかもしれません。
その時にはまずは「楽しかったね」「もっと遊びたかったね」と気持ちを受け止めてあげるようにします(気持ちを受け止めることで上記の「子供の気持ちを満たす」ことへとつながっていきます)。
そのうえで次の活動も楽しいものであることを伝えます。
例えば次の活動が外遊びであれば、子供が好きな遊びを具体的に伝えます。
次の活動が給食であれば、その日のメニューの中で好きなメニューを伝えたり、一緒に献立を見に行っても良いかもしれません(片付け前に行えばクラスの流れにもスムーズ参加できるかもしれません)。
この後も「楽しい活動は続くんだよ」と思わせてあげる、ということですね。

またはおもちゃ箱に動物の顔(手をかけず簡単なもので大丈夫です)を貼り、「ここにおもちゃを入れていこう!」とゲーム仕立てにしても面白いかもしれませんね。
他の子供達も喜ぶでしょうし、「片付けは楽しい!」と楽しみな活動に変わる期待もあります。

今は子供にしっかりと付き合っていく時期なのかもしれません。
この時期を乗り越えることで嫌がらずに活動の流れに乗ることが出来るようになるのでは、と思います。
片付けや外遊びの準備など落ち着かない時間かと思いますので、少しの期間だけ「片付けだけ」「外に行く前だけ」他に手が空いている職員がいれば手伝ってもらっても良いかもしれませんね。

状況に沿った回答になっておりますでしょうか。
もし分からないことがございましたらお気軽にお知らせ下さいね。

ほいくのおまもり
続いて、クラスの子供達が「1番」にこだわるということについてお答えしますね。

ぱっと思いついたのが「並ぶ時」かな、と思いました。
「これから並ぼう」と声を掛けると、先頭に並びたい子供達が慌てて走り、ケンカになったりすることもあるのではないでしょうか。
解決策としては身体をタッチした子から並ぶ、名前を呼んだ子から並ぶ、月齢順に並ぶ・・・など並ぶスピードの速さで先頭にしないようにしても良いかもしれませんね。
並び順が最後になってしまった子供が嫌がったのであれば「後ろは車掌さんだよ」など電車に見立てても面白いかもしれません。
また、並び順は毎回違う子供が先頭になるよう、職員がコントロールしてあげると良いでしょう。

他の場面で「1番」にこだわる際にも同様に「見た目のスピードや手早さ」で順番を付けないということも良いかと思います。
例えば話を聞くなど静かにする場面では「誰が1番早く静かになったか」ではなく、「全員がいつ静かになったか」にしても良いでしょうし、作品作りでは「1番早く終わった」ではなく「考えて作った」ことを認めていくのでも良いでしょう。

もし他にも具体的な場面があればお力になれれば、と思っております。

ひつじさん
とても、丁寧なアドバイスありがとうございます。早速、月曜日から担任で話し合い、Aくんの関わり方を考えて行きたいと思います。1番の件も、保育士の言葉がけの中で「1番早かったね」など、ポロリと言ってしまうことがあるので、気を付けていこうと思いました。ありがとうございました。
ほいくのおまもり
「1番」は私も使ったことがありますので、お気持ちはよく分かりますよ。

もしよろしければその後のお話しを聞かせて下さいね。

ひつじさん
ありがとうございます!

数日後…

ひつじさん
質問してから、実行して数日が経ちました。1番の事は、落ち着いてきましたが、自分を見て欲しい子は、相変わらずで切り替えに時間がかかってしまいますが、担任で話し合い、ゆっくりと関わって行きたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

  • 私も、今すぐ相談したい
  • 今は相談しない、まだ相談する勇気がない
  • お悩み相談更新のお知らせがほしい(現在は週2回)
  • 保育に役立つ情報がほしい

どれか一つでも当てはまるあなたは、

気軽に友だち追加してみてくださいね。

おまもり代わりにどうぞ

友だち追加

↑『友だち追加』をクリックすると、
↓この画面が表示されます。

先月のアクセストップ3のお悩み相談をご紹介


【第74回】保育士お悩み相談|先輩保育士が毎日クラスに入って細かい指導をする

こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。 今回の相談者ひつじさんからのお悩みは、『先輩保育士が毎日クラスに入って、細かい指導をする』というご相談。 回答者のくまさんは『さらに上 ...

続きを見る


【第9回】保育士さんのお悩み相談室|加配保育士の悩み、子どもが怖い…
【第9回】保育士お悩み相談|加配保育士の悩み、子どもが怖い…

こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。 今回は新卒でありながらも、自閉症児の加配保育士として頑張っているRさん。慣れない加配保育士との関わりで、心身ともに辛い思いをしています ...

続きを見る

 

転職を考えている方向けはこちらです

【年度末の転職シーズン】

毎年3月は保育士の転職シーズンです。

年度末で区切りをつける、まさに最後のチャンス。

求人件数も毎日増えているので、掘り出しもの求人を見つけるチャンスもグッとアップします。

どんな求人があるのかな?と見てみるだけでもOKです。

▼▼今ならAmazonギフト券1000円分のチャンス!▼▼

★まずは詳しい説明を見てみる

【無料】保育ひろばの公式ページをチェック

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
ほいくのおまもり(妻)

ほいくのおまもり(妻)

サイト管理人夫婦の妻の方。幼稚園でアルバイト2年、正職員6年、保育園で保育士3年。合計11年、この業界に関わりました。結婚を機に退職し、現在は3児の母。他に、夢の国のキャストや大手監査法人で事務職を2年半経験しました。買い物が大好きで、セールの季節はそわそわしています。

-保育士お悩み相談

Copyright© ほいくのおまもり , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.