こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。
今回はクラスリーダーからのプレッシャーで自身を失っている相談者。
くまさん(妻)は複数で相談者の悪いところばかり言ってくれる職場は、いい職場とは言えない。転職を視野に入れましょう!とアドバイスします。
どうぞ、御覧ください。
悩み(要約)
- プレッシャーをかけられ、保育に対して自信を失っている
- パート保育士、フリー保育士は格下という扱い
- いまの職場ではなく、転職を考えている
お悩み相談のやり取り(LINE)
ういさん:仕事へいく日になるとめまいや息苦しくなります。
いまの保育園につとめて、3年目になります。今年はフリー保育士です。
仕事中おちこんで、涙ぐんでしまうことがあったり、フリーだからうまく、やらなくちゃと思うと緊張のしすぎで、失敗が続いて落ち込みました。
失敗するたびに、入ったクラスのリーダーに子どもの前でどなられたり、リーダーと私だけになったときに凄まれました。
職場の人間関係がうまくいっていないこともかさなり、仕事が辛いと園長先生にお話ししたところ、時短勤務をすすめられて、6月からパートに転換してもらいました。
しかし、パートはパートで、5月までしていた仕事はさせてもらえなくなり、入ったクラスで、パート職員だからだめ、させられない、と直接言われました。
先日、自分の仕事が間違っていたため、わたしが間違えた事項をリーダー会議で全職員申しあわせになりました。
本当に恥ずかしかったです。
休み明けに出勤すると、「なんでこれ、やっていなかったの」と毎週のようにきかれます。
尋ねられかたもきつい口調がほとんどです。
なにか、ミスをするとミスをしたクラスにはしばらくいれてもらえません。
職場で話せる人もなく、つらくて、いてもたってもいられなくなります。保育に自信がなくなりました。
いまの職場で仕事を続ける自信がなく、転職を考えています。
やりたい保育ができる園に転職しよう!
くまさん:人間環境が良くないこと、今年度よりパート勤務になった途端に業務を制限されたのですね。
先に結論から申しますと、より良い人間関係の中でやりたい保育が出来る園に転職されるのが良いのかな、と思います。
以下にその理由を書いていきますね。
相談内容から察するに、辛く当たってくる職員は一人ではなく複数だったのでしょう。
ういさんの職場では、ういさんの良い面を職員間で共有するのではなく、悪い面(例えば保育中のミスなどですね)ばかりを共有し、ほんの小さなミスでも「ほら、またミスしたわね」と目をつけていくことで勝手にどんどんと評価を落としているのではないかと思われます。
ミスばかりに気が向くため些細なミスでもナーバスになり、感情的になったり当たってくるのかもしれません。
また、相手に対して感情をぶつけるのではなく、何がいけないのかという理由を「伝える」というフォローをすることも大切です。
ういさんも叱られたくない、ミスをしたくないという思いから空回りをし、本来ならばやらないようなミスもされたことがあるのではないでしょうか。
こうなるとますます悪循環にはまっていくと思われます。
この人間関係を断ち切って、新しい環境に身を置いた方がういさんの本来の姿を出せるのではと思います。
パートになった途端に業務が制限されたとのことですが、パートに転換する際に業務内容についての話はありましたか?
もしないのであれば、園長に業務内容について確認しても良いかもしれませんね。
ういさんの職場ではパートは「保育士」というよりもお手伝いに近い扱いなのでは、と思われます。
もし縮小された業務内容に納得されていないのであれば、ういさんが望む業務の出来る職場を探してみるのもひとつかな、と思います。
体調に不調をきたしており、気分も落ち込むことがあるとのことで心配しております。
ういさんがのびのびと保育が出来ることを願っております。
退職を決意
ういさん:暖かい言葉をかけていただき、ありがとうございます。
お話しをしてみていろいろと府に落ちることがありました。
きいていただき、ほっとしています。ありがとうございます。
パート業務に転換するまえに、園長先生と主任と三人で業務の確認はしました。
日々の業務は4月、5月にやって来たこととかわらず続けてほしいとのことでした。
しかし、6月になり、内部事情でいままでと同じ関わりができなくなりました。
職員間の認識も、パート社員=正規職員のお手伝いという認識です。
職員会議で主任が仕事内容はいままでと変わらないと伝えなかったのです。
本当に悪循環な上に元社員でも軽くみられることで、自分の全てが否定されている考えにおちいり、職務中に今日も涙がこみあげたり、出勤するたびに、相手が自分を怒っているのかな、さけられてる?と疑心暗鬼なきもちを抱えながら仕事をしています。
体調をくずしたこともあり、昨日退職を申し出ました。
園長先生と主任は了承してくれましたが、法人本部の統轄園長に退職することを怒鳴られました。
でも8月末に退職がきまったので、体調をみながら、やっていこうと思います。
フリー保育士の扱いは園次第
くまさん:退職日が決まったとのことで、辛かった生活にゴールが見えてきましたね。
もしかしたら今後も心ない言葉をかけられるかもしれませんが、「もう会うこともないから」と割り切り、子供達が楽しく安全に園生活を過ごせることへ注意を向けるようにしましょう。
パートでの業務内容は転換時当初の話とは違ってしまったのですね。
前回フリー業務について悩んでいらっしゃる箇所がありましたので、追記いたしますね。
フリー保育士はクラスを持つ担任保育士よりも複雑な業務があります。
各クラスの子供達の性格、持病、アレルギーなど様子を知っておくことが大切ですし、クラスではどのように援助をしたら良いのか瞬時に判断し、行動に移すことが求められます。
ただ、これらは全て担任との連携があってこそ出来ることであり、連携が取れないクラスではどのようにしたら良いのか分からず戸惑ってしまうでしょう。
また、園側がフリー保育士の役割を設定していないことで今回のように「お手伝い」扱いにされるケースもあるかもしれません。
ただ、フリー保育士の役割がきちんと機能し、担任同士とも連携が取れていればとてもやりがいのある業務だと思うのです。
ういさんはフリーとしての業務を十分にもらうことが出来なかったうえにパートでさらに制限され、やりがいを感じる機会が少なかったのではないでしょうか。
新しい職場でやりがいを感じられると良いな、と心から思います。
お身体が辛いとのことですので、無理はなさらないで下さいね。
なんとか、8月末まで…
ういさん:昨日、医師から診断書を書くから休養するようにと勧められました。(これで3度目です。)
しかし、8月末に退職させてもらうことになったので、なんとか8月末まではやろうと思います。
フリーの位置付けが園長先生と主任が意図することと各クラスの先生方の考えに大きな隔たりがありました。
フリー=担任より下という格付けがあります。
体調不良もあるのですが、子どもたちが楽しく安全に過ごせるように努めていきたいと思います。
心ない言葉は多いと思います、覚悟はしているのですが、落ち込むことも想定してつとめたいと思います。
くまさん:すでに医療機関にかかっていらっしゃるとのこと、今まで無理をして頑張ってこられたのでしょうね。
医師より休養をすすめる話があったとのことですが、8月末までとゴールは定めつつも、これ以上は無理だと思った時点で診断書を提出して辞める時期を早めても良いかと思います。
無理をした分だけ回復が遅れるということにもなりかねませんから。
まとめ
フリー保育士、パート保育士も一緒に仕事をする仲間であり、格下にみるという発想が理解出来ません。
ただ、残念ながらそういう考え方の園があることも事実。
そんなところで消耗しているのであれば、すぐに転職をして環境を変えて、楽しく保育をしてもらいたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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