保育士面接に使える|最近の保育ニュース【2024年8月版】

2024年8月31日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

2024年8月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。

 

増える保育園留学、地域の活性化にも

【利用動向】保育園留学、全国40地域へ連携拡大。累計1,000家族が地域へ、35,000人泊を突破

食べ物に自然…2歳児が田舎暮らしを満喫!? 福島県初の「保育園留学」 家族で地方に滞在し魅力を体感 地域の活性化にも

「保育園留学」は1-2週間家族で地域に滞在する、こども主役の暮らし体験です。保育園での一時預かり、宿泊、ワークスペース、地域体験などをパッケージ化。こどもには、幼少期に大自然に触れて心身ともに健やかに育つ環境を。ご家族には、仕事も子育てもしながら多様な選択肢を。地域には、家族ぐるみの超長期的関係人口の創出や地域経済への貢献をもたらします。2021年、世界一素敵な過疎の町・北海道厚沢部町の認定こども園はぜるに、当時2歳の娘と留学した子育て当事者キッチハイクCEO山本雅也・1家族の原体験より事業が生まれました。

いち早く保育園留学を開始した北海道厚沢部町では、宿泊費、一時預かり費用、現地出費(レンタカー代、食費、レジャー費用など)を含めると保育園留学を通じて年間推計3,300万円の地域経済効果をもたらしていると考えられているそうです。

留学をきっかけに「まずは一定期間住んでみる」という移住事例も誕生し、家族がライフステージやライフスタイルに合わせて適した地域に弾力的に住む「やわらかな定住」(1-2週間の留学〜未就学児の間の定住まで)ともいえる選択肢が生まれています。

暮らしをよりこどもと子育て家族を中心に捉え直した際に、より現代の子育てにフィットし、地域にとってもプラスになる新しい住まい方が生まれる新しいライフプランになっているのかもしれませんね。

 

★面接で使うなら!

「先日、テレビで保育園留学をしている家族に密着している報道特集の放送を目にしました。最初はコロナ渦のワーケーションの一つだったように思いましたが、コロナが落ち着きどんどん受け入れ先が増えている実態を知り、子育て世代にすごく需要がある事案なのだと改めて気が付きました。保護者側の目線やメリットは報道されることが多いですが、受け入れる保育園側の様子やモデルケースをもっと大々的に報道してもらえると、さらに広がっていくのではないかと思いました。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

”保育園留学”について見聞がありつつ、受け入れる側の立場から見て今後どう対応していくかを冷静に考えることができる人だという印象を持たれると思います。

 

8割以上が一度は「辞めたい」と考えた経験あり

【保育士の働き方の実態】8割以上が一度は「辞めたい」と考えた経験あり。最も多かった理由は「労働環境の悪さ」

愛知つのだ産業医事務所株式会社(所在地:愛知県日進市、代表者:角田 拓実)は、保育士を対象に「保育士の働き方」に関する実態調査を行いました。保育士として働き、子どもたちの成長を支える喜びを感じつつも、働き方や労働環境などの問題で悩んでいる方もいるのではないでしょうか。保育士を「辞めたい」と思った方はどのくらいいるのでしょう。そして、どのような理由で「辞めたい」と思ったのでしょう。

「残業を含む一日の平均勤務時間を教えてください」と質問したところ、『8時間~10時間未満(58.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『8時間未満(19.9%)』『10時間~12時間未満(17.9%)』『12時間以上(3.4%)』となったそうです。

半数以上の方が「8時間~10時間未満」と回答しましたが、10時間以上働いている方も約2割いることが明らかになりました。

「現在の仕事への満足度はどれくらいですか?」と質問したところ、『非常に満足している(15.3%)』『ある程度満足している(48.1%)』『あまり満足していない(29.2%)』『まったく満足していない(7.4%)』という結果。

あなたは、今の勤務形態に満足していますか?

 

★面接で使うなら!

「保育園によって、保育方針や行事の数などは違いますが、どのように分担し、内容を精査していくかも大切なのではないかと思います。保育士は、子どもたちの成長に寄り添えるかけがえのない仕事です。ですが、無理をしすぎて心身を壊してしまうと元も子もありません。子どもたちは保育士の表情をよく見ています。保育士が、いきいきとした表情で子どもたちと関わることが何よりも大切なことだと思うので、全ての保育士たちが、労働環境や待遇に満足できる世の中になってほしいと思いました。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

保育士がいきいきと日々を過ごすことによって、子どもたちにもプラスの影響があることを前向きに伝えることができる人だという印象を持たれると思います。

 

合同採用説明会で見た「保育士不足」のリアル

合同採用説明会で見た「保育士不足」のリアル…東京都も神奈川に“遠征”して人材確保に必死

どこもかしこも人手が足りない……。そんなご時世で、保育業界もまた、人手不足が深刻化している。今年1月の保育士の有効求人倍率は3.54倍で、全職種平均の1.35倍と比較してもかなり高い水準で推移している。その窮状は、保育士の合同採用説明会が毎週、さまざまな地域で開かれている様子からもうかがえる。業界の実態を探るため、8月中旬に神奈川県某所で開催された合同採用説明会に、20代後半の日刊ゲンダイ男性記者が潜入した。

一部地域ではこうした処遇改善策が実施されているとはいえ、依然として保育士の賃金は低いところが多いです。

厚労省によりますと、昨年の保育士の平均月給は26万4000円。

全産業平均の31万8300円と比較しても、5万円以上低いことがわかりました。

”子ども誰でも通園制度”に向けて保育士の確保が必須とされている昨今。

政府はどのように対応していくのでしょうか?

 

★面接で使うなら!

「最近は、求人を募集していない保育園の方が珍しいのではないかと思うほど、求人広告を見かけます。新たな制度や、配置基準の変更によって保育士の数を増やさなければなりませんが、なり手がいないのは大きな問題だと思います。どうしたら保育士になりたいと思う人が増えるのか、という根本的な部分から見直していくことが必要なのではないかと思いました。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

全国的に保育士が不足している現状を理解しつつ、保育業界にいる一人としてどうしていくべきかを俯瞰的に考えることができる人だという印象を持たれると思います。

 

保育施設などでの重大事故 過去最多に

保育施設や学童保育などでの重大事故 去年2772件で過去最多に

保育施設や学童保育などで、子どもが死亡したり骨折などの大けがをしたりした件数は、去年1年間で2772件にのぼり、過去最多となったことがこども家庭庁のまとめで分かりました。

重大事故は、前の年から311件増加し、報告が義務化された平成27年以降、過去最多となりました。

全体のうち最も多いのは、骨折で2189件と79%を占め、走って遊んでいる中での転倒や、狭いスペースでの子どもどうしの衝突などが目立ったということです。

また、死亡事故は9件で前の年から4件増加し、年齢別でみると、0歳が4件、1歳と2歳がそれぞれ1件、学童保育を利用する小学生が3件でした。

死因が特定できた中では、窒息や病死、溺死、急性硬膜下血腫がそれぞれ1件で、事故発生時の状況は「睡眠中」が4件、そのほか、食事の最中や直後、プールの活動中などでした。

皆さんの園では、保育事故を防ぐためのガイドラインや対策を園全体で共有できていますか?

 

★面接で使うなら!

「保育施設の重大事故が、過去最多の件数になっていることを知り、驚きとともに身が引き締まる思いになりました。「昨日は大丈夫だったから今日も大丈夫」だという少しの油断が事故につながっていきます。未満児さんは特に、興味や好奇心などで体が動いてしまいます。保育士として、”見守る・手助けする・制止する”をしっかりと見極めて関わることがとても大切なことだと思いました。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

保育士目線で、どのようなことに気をつけて保育していけばよいのかを具体的に考えることができる頼れる人だという印象を持たれると思います。

 

進む保育のICT化

コドモン、岐阜県池田町の保育所4施設において 保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON」導入

コドモン、兵庫県尼崎市の公立児童ホーム(学童)41施設において保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON」導入

尼崎市によると、コドモンの導入により保護者の連絡の利便性を向上するとともに、関係機関との情報共有を行うことで事故リスクの低減を図り、安心して子育てができる環境の構築を目指すとのことです。

保育ICTといっても様々な形態があり、なかでもSaaS(ネットワークを通じて顧客にアプリケーションソフトの機能を必要に応じて提供する仕組みのこと)といったクラウドサービスは政府情報システムにおいても幅広く優先的に利用することが検討され、下記のようなメリットがあるとされています。

①効率性の向上:多様な基本機能があらかじめ提供されているため、導入時間を短縮することが可能。さらに多くの利用者間でリソースを共有するため、一利用者当たりの費用負担は軽減され、比較的安価に導入できる

②技術革新対応力の向上:新しい機能が随時追加されるため、最新技術を活用し、試行することが容易

③柔軟性の向上:リソースの追加、変更等が容易であり、業務の見直し等の対応が比較的簡易に可能となる。これは、ユーザーの声をもとに既存機能を随時改善していけるといえる

皆さんの園ではどのくらいICT化が進んでいますか?また、今後ICTを導入する予定はありますか?

★面接で使うなら!

「ここ数年で、保育業界にもどんどんICTが導入されていると感じています。ICTを導入することで、保護者が欠席の連絡を入れやすくなったり、連絡をしやすくなったり保護者側にもメリットが生じていると思います。ですが、導入するまで抵抗感があったり、難しそう・・・と後ろ向きになる園があるのも仕方がないことだと思うので、導入の仕方やセッティング方法などがもっと分かりやすく伝わる手段があればよいと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

ICT化に抵抗がある園のことも理解しつつ、どうしたら広がっていくか・メリットが伝わるかを真剣に考えることができる人だという印象を持たれると思います。

 

まとめ

2024年8月時点の動きです。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。

 

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