最新版はこちらです
こんにちは、ほいくのおまもりです。
2022年10月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。
Twitterでニュースを流しています。フォローをしてみてくださいね。
保育士の配置人数、自治体に格差
認可保育所保育士の配置に自治体格差か(リンク切れ)
認可保育所で働く保育士の配置基準について、民間団体が100の自治体を調査した結果、国の基準より、手厚い配置のところが8割に上ることが分かり、自治体間の格差が、課題になっています。
認可保育所で働く保育士の数の配置基準は、保育士1人に対し、0歳児は3人、1・2歳児は6人、3歳児は20人、4・5歳児は30人となっています。
首都圏の1都3県を中心にした100の自治体を調査したところ、基準より多く配置していたのは、85の自治体に上っていますが、すべての年齢で国と同じ基準のままの自治体も14あったということで、自治体間の格差が課題になっています。
安全に子どもたちを預かるために必要不可欠な保育士の配置人数。基準値ぎりぎりの人数で運営している園も多くあるということが浮き彫りになったということです。あなたの園は、子どもたちを安全に預かることのできる配置人数になっていますか?
★面接で使うなら!
「近年の様々な保育事故のニュースを受けて、子どもたちを安全に見守るにはやはり保育士の人数が必要だと感じています。子どもの思わぬ怪我や発熱などで、どうしても担当の場所を離れなければならないこともあると思うので、その時に代わりにお願いできるフリーの保育士がいることや、保育士同士で臨機応変に助け合える環境が『子どもの安全』に繋がると思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
子どもたちが安全に過ごせるためにはどうするべきかを具体的に考えることができる人だという印象を持たれると思います。
認可保育園で基準に満たない保育士人数で運営か
北谷町の認可保育園に再監査 保育士足りないまま運営か(リンク切れ)
北谷町の認可保育園 基準満たない保育士数で運営か 県が監査(リンク切れ)
北谷町の認可保育園が、国の基準に満たない保育士の数で運営されている可能性があることが町への取材で分かりました。
24日、県などがこの保育園に監査に入りました。
上記のニュースでも保育士の配置人数の自治体格差をお伝えしましたが、実際に配置人数が足りずに運営をしている園もあるということで、驚きですね。
こちらの園の不正は、町内の認可保育園の関係者から「保育士が足りていないのではないか」と通報があり、判明したそうです。
保育士の人数が足りないと、保育事故の危険性が増し、十分な保育が行うことが出来ません。保育士不足と言われている世の中ですが、配置人数が足りないまま運営を続けるということは、小さな子どもたちを預かっている上であってはならないことです。
★面接で使うなら!
「保育士の人数が足りないまま運営していた園があるというニュースを見て、とても驚きました。『子どもを預かっていれば良い』という考えで運営することはあってはならないと思います。保育園は、子どもたちが日常生活を過ごす場所です。安全・安心に過ごすためには、まずは保育士の人数が適切でなければいけないと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育園とは子どもたちや保護者にとってどのような場所なのかを考えることが出来、保育士と言う仕事に責任を持っている人だという印象を持たれると思います。
保育事故が起きないために
通園バスの人数・名前確認 保育施設の7~9%が不十分 見落とし防止の研修は5割で実施 鹿児島県が緊急点検(リンク切れ)
保育事故、繰り返さぬため 保育士配置・待遇・園の質…公の責務を
静岡県牧之原市にある認定こども園で、登園時の送迎バスに置き去りにされ、園児が亡くなった痛ましい事件がありました。子を持つ親の気持ちになり、テレビの前で手を合わせ、ご冥福をお祈りいたしました。今回は、保育事故の現実をみなさんに知っていただき、「保育事故防止」について、考えるきっかけとなるような話題を提供できればと思っております。
度々起きる保育事故。事故を他人事と思わず、教訓として保育の見直しや安全管理の確認をしていくことが、悲しい事故の防止に繋がります。
保育園での事故は、バスだけではなく、午睡中や食事中などいつ起きるか分からないものです。
子どもの『命』を預かっているという意識を持つことが、保育士として最低限必要なことなのではないでしょうか。
★面接で使うなら!
「毎月のように起きてしまう保育事故を受けて、全国の園で安全管理体制を見直す取り組みが行われていることはとても良いことだと思います。バス・午睡・食事・外遊びなど、場面場面で起こり得る事故を職員で考え、現在はどのように対応しているか、対応不足であれば今後どうしていくかということを話し合っていくことが大切だと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育事故を他人事と思わず、自分の園では何ができるかを考え、提案することが出来る人だという印象を持たれると思います。
地域活性に保育園留学
お試し移住で子どもは「保育園留学」 滞在者増目指し実証実験 美濃
「保育園留学」が新潟県南魚沼市と岐阜県美濃市で開始、家族まとめて移住体験しリモートワークも可能
北海道の町では50以上の家族が利用…『保育園留学』岐阜でサービス開始 幼い子いる家族が田舎暮らしを体験(リンク切れ)
株式会社キッチハイクは 新潟県南魚沼市と岐阜県美濃市での「保育園留学」の提供を発表した。いずれも費用は個別見積り。同社が提供する保育園留学とは、家族で現地に2~3週間滞在して子どもは現地の保育園に入園し、両親は現地でリモートワークができるもの。第1回は2021年に北海道厚沢部町で実施し、内閣府より2021年度の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」優良3事例にも選出された。2022年9月には熊本県天草市での実施を発表しており、今回は第3、第4拠点目の実施となる。
2022年3月のニュースでも取り扱った保育園留学。北海道厚沢部町の保育園留学は、テレビニュースで特集を組まれるほど、話題となっていました。その影響を受けて、全国でも「保育園留学」が続々と展開されているようです。
地域活性化や、経済効果、長期的な人口増加への期待など「保育園留学」が町おこしに繋がると言われているようです。
コロナ禍で旅行などの経験がなかなかできない昨今、子どもたちが保育園留学を通して様々な人との交流や自然体験などたくさんの『原体験』ができるというのは魅力的ですよね。
★面接で使うなら!
「保育園留学を通して、様々な体験や色々な人とのかかわりを持つことで、子どもたちの感性が育まれていくと思いますし、保護者と一緒だということが安心できるポイントだと思います。留学先の保育園は、体制が整うまで大変なこともあるかと思いますが、たくさんの人と繋がりを持つことが出来るとても良い取り組みだと思うので、これからも全国的に展開されていくと良いなと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
新しい取り組みにも理解を示し、子どもたちにとってのメリットを考えることが出来る柔軟な人だという印象を持たれると思います。
保育園児と地域の方との交流で、街を笑顔に
「トリック オア トリート!」83人の保育園児たちが仮装して商店街へ 名古屋(リンク切れ)
ハロウィーンの31日、茂木町飯(いい)の特別養護老人ホームききょうの里と、隣接する逆川保育園の合同ハロウィーンパーティーが、ききょうの里の玄関ホールで開かれた。お化けやキャラクターの衣装を着た1歳から5歳までの園児23人がお年寄りが待つ施設を訪問し、よさこいなどの踊りを披露した。
コロナ禍以前は、保育園児と地域の方との交流は、当たり前のように行われていました。
老人ホームへの訪問では、年の離れた人との交流を通して『お年寄りを労わる心』が育まれ、自分たちが訪問したことに、とても喜んでくれる人がいることを知り、『自己肯定感』が高まりました。子どもたちの社会性が身につく大切な行事の一つだったと思います。
少しずつでもそのような交流が再開されることはとても喜ばしいことです。今後も様々な行事が再開されていくと良いですね。
★面接で使うなら!
「老人ホームで過ごしている方たちにとって、子どもたちとの交流は、子どもたちから希望や前向きさをもらえるかけがえのないイベントの一つなのではないかと思います。少しずつそのような交流事業が再開されることは、明るいニュースだと思います。子どもたちにとっても、地域の方との交流は社会性を育む上で大切な体験だと思うので、感染状況を見ながら様々なイベントや行事が再開されていくと良いと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
地域の方の視点にも立ち、行事の必要性を考えることが出来る視野が広い人だという印象を持たれると思います。
まとめ
2022年10月時点の動きです。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。
最新版はこちらです