こんにちは!モモンガ(自然大好き保育士)です!
保育士の給料は安いと聞くけども、実際どれくらい安いのか?
「そうだ、他の仕事と比べてみよう!」ということで、今回は、保育士の年収、他の仕事の年収を様々な角度で調査!分析しました。
保育士と他の仕事で迷っている方、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに以下、今回記事を書く上で参考にしたサイトです。
保育士の給料安いって本当?!
この章を忙しい人向けにまとめると!・・・
- 保育士は園長になれば高給与も夢じゃない?データは語る!
- 保育士は働く地域で大きく差が出る!職場探しの参考にしよう!
年齢別
保育士の年齢別、男女別のデータです。
年齢 |
男性年収額 |
女性年収額 |
全体 |
350万円 |
314万円 |
20~24歳 |
260万円 |
257万円 |
25~29歳 |
317万円 |
293万円 |
30~34歳 |
365万円 |
306万円 |
35~39歳 |
462万円 |
326万円 |
40~44歳 |
547万円 |
351万円 |
45~49歳 |
データなし |
347万円 |
50~54歳 |
495万円 |
365万円 |
55~59歳 |
487万円 |
409万円 |
60~64歳 |
377万円 |
420万円 |
65~69歳 |
878万円 |
434万円 |
70歳~ |
399万円 |
635万円 |
やはり、長く勤めれば多く稼げる!という構図は変わらないようです。
一部、600万越えがありますが…この年齢の人たちは理事長、園長などのトップの人が多いのでこのようになっています。
上の人らがたくさんもらい、若手は少しだけ・・・というのはどの世界もあるみたいですね。
園長、理事長らは高級外車を乗り回す傍ら、従業員は軽自動車すら持てないような現実が見えてきますね。
年収400万あれば何とか4人家族を養っていけると言われている日本で、日本に貢献し、簡単でも楽でもない保育士の仕事を考えると、やはり少ない印象を受けます。
都道府県別
このデータでは、全国平均は約332.5万円となっています。
47都道府県まとめたものを見る前に、ランキングからいきましょう!
1位・・・和歌山県(382万円)
2位・・・愛知県(372万円)
3位・・・東京都(369万円)
4位・・・兵庫県(356万円)
5位・・・京都府(351万円)
1位は東京かと思いきや、以外にも和歌山県と愛知県がランクインしていますね。
この2つの県は、保育士の数が割と足りている県なのです。
その背景には保育にお金を出しているというものがあります。
保育士の平均年収が少なくなる理由として「続かない」ということが挙げられます。
一部のベテランの他は若い新人ばっかりというような状況です。
中堅が多くいるような県は平均年収も上がるという訳です。
また、そういった政策を積み重ねてきたと言えるでしょう。
東京都は前年度328万円でしたが、大幅な給与改革によって1年でここまで伸びました。
しかし、まだ待機児童問題は続いているので、更なる改革がなされる予定です。
では逆に、年収が低い県は!
43位・・・青森県(264万円)
44位・・・沖縄県(260万円)
45位・・・山形県(259万円)
46位・・・福島県(243万円)
47位・・・佐賀県(220万円)
となっており、1位の和歌山県と47位の佐賀県では、162万円もの差があります。
これはびっくりですね。
実は保育士は、住んでいる場所によって年収が左右される業種なのです。
他職業と比べても顕著なようなので、保育士は「住む場所で年収ベースが決まる」ということが言えそうです。
では、こちらが都道府県別の保育士の平均年収です!
都道府県 |
平均年収 |
全体 |
332.5万円 |
北海道 |
287万円 |
青森県 |
264万円 |
岩手県 |
276万円 |
宮城県 |
298万円 |
秋田県 |
314万円 |
山形県 |
259万円 |
福島県 |
243万円 |
茨城県 |
305万円 |
栃木県 |
299万円 |
群馬県 |
295万円 |
埼玉県 |
308万円 |
千葉県 |
337万円 |
東京都 |
369万円 |
神奈川県 |
333万円 |
新潟県 |
294万円 |
富山県 |
287万円 |
石川県 |
335万円 |
福井県 |
276万円 |
山梨県 |
285万円 |
長野県 |
301万円 |
岐阜県 |
268万円 |
静岡県 |
320万円 |
愛知県 |
372万円 |
三重県 |
310万円 |
滋賀県 |
317万円 |
京都府 |
351万円 |
大阪府 |
347万円 |
兵庫県 |
356万円 |
奈良県 |
321万円 |
和歌山県 |
382万円 |
鳥取県 |
286万円 |
島根県 |
311万円 |
岡山県 |
308万円 |
広島県 |
297万円 |
山口県 |
308万円 |
徳島県 |
279万円 |
香川県 |
295万円 |
愛媛県 |
323万円 |
高知県 |
315万円 |
福岡県 |
330万円 |
佐賀県 |
220万円 |
長崎県 |
331万円 |
熊本県 |
281万円 |
大分県 |
293万円 |
宮崎県 |
291万円 |
鹿児島県 |
293万円 |
沖縄県 |
260万円 |
他の仕事と比べてみよう!20代編
この章では比較的女性に人気の職業である
- 一般事務
- 飲食業
- 看護師
- アパレル店員
- 美容師
の20代での年収や仕事内容を比べています!
一般事務
一般事務は人気の仕事です。
倍率は0.28倍ほど。
これは、受けても採用に対して応募者が多く、5人に1人ほどしか受からないという数字です。
一般事務の仕事は、資料や契約書の作成、郵便物の受け取り、ファイリング、メールやFAX送信、データ収集、電話・来客応対などです。
専門知識や何か特別な資格が必要とされることはありませんが、勤務先によって仕事の幅が広いので、柔軟にやっていける力が必要です。
デスクワークで女性にはとにかく人気です。
さて、20代の一般事務の平均年収ですが、なんと年収210万円前後。
月給で表すならば15万程度です。
もちろん場所にもよるのですが、中小会社の事務も含めているので、こういった数字になるのかもしれません。
飲食業
ラーメン屋、カフェ、レストラン、居酒屋さんなどなどが当たります。
飲食業も人気の仕事ですが、激務というのがささやかれています。
給与体系は役職ごとに上がるシステムになっているようで、月収で言うと
- 研修期間:22万
- 社員登用:25万
- 店長昇格:28万
- エリアマネージャー:30万
となるようです。
ただ、ボーナスが出ないところが多いので、20代の平均給与としては、300万前後というのが相場のようです。
看護師
医師の診察・指示に従って、患者の診療を補助、患者が入院生活を過ごしやすいように、日常生活の介助や看護を行います。
医師の少なさから、昔に比べて看護師の仕事内容が増えています。
さらに日々医療は進歩しているのでどんどん新しい知識技術を習得していかなくてはならないのが現状のようです。
さて、20代の看護師一年目の平均年収は 379.6万円。
年齢は20歳~24歳、平均月収は27.3万円。
平均ボーナスは年間51.3万円。
これは夜勤がある場合ですので、日勤だけの場合や地域によってはこれよりも少ない場合があります。
昇給もあるので、割と年収としては安定している仕事なのかもしれません。
アパレル
20代のアパレル店員の平均年収約290万円です。
アパレル業界も年功序列ではなく、役職や転職によって給料をあげていくというのが構図となっているようです。
アパレル業界も勤務時間というのは長時間拘束というようで、大変なようです。
美容師
美容師は人気の職業で、カリスマ美容師がテレビに取り上げられて以来、どんどん新しい美容室ができています。
結果、お客の奪い合いが起こっていて、お給料も下がってきている傾向にあるようです。
しかし、店舗をもって成功していけばお給料もあがります。
本当に実力主義というところが現状のようです。
そんな美容師の20代平均年収は256万円です。
よほど好きで上昇志向がある人は、向いていると言えるでしょう。
他の仕事と比べてみよう!30代編
この章は、先ほど取り上げた女性に人気の職業年収の30代バージョンです。
どのように変わっていくのでしょうか、数字で見ていきたいと思います。
一般事務
30代の一般事務の平均年収は、おおよそ250万ほど。
月収に直すと18万円程度ということになります。
ちなみに、40代の一般事務の平均年収は、おおよそ280万円程度。
月収ですと20万円程度です。
やはり、低賃金で働かされているように見えますね。
昇給もあまり見込めませんね。
一般事務で昇給を狙うなら、大手企業の正社員になることが1番です。
ですが、派遣社員が年々増加しており、正社員として大手企業に入るには容易ではない世の中になっています。
給料を確実にあげるなら特殊なスキルを必要とする事務。
例えば、海外と取引をする会社のような、英語を使うなどです。
こういったところにスキルをもって就職できれば、給料は上がっていくと思われます。
飲食業
多くの30代飲食業の人が店長として働いています。
その店長の平均年収は336万ほど。
月給28万程度ということになります。
月給は28万と高く見えるけど、ボーナスが出ないので年収は少ないというところです。
飲食業でさらに年収を目指すなら、個人で繁盛店に育て上げるか、エリアマネージャーのように本社勤務になるかのどちらかのようです。
看護師
30代の看護師の平均給与は460万程度です。
結婚して出産、子育てで忙しく夜勤をしなくなったり、パートになる人もいる中、バリバリとキャリアを伸ばしていく人もいるので差が開いているのが実情です。
看護師は病院勤務で多くの場合、毎年昇給が見込めるので、安定して上がっていくと言えます。
ですが、役職に限らず、委員会やリーダー業などもやっていかなければいけないので、20代と同じ仕事をして給料が上がるわけではなく、それなりにやることも、できることも多くなっていなければならないようです。
アパレル
大抵30歳には店長職についているのがアパレル業界です。
平均年収は374万円程度です。
20代と比べると大幅に増えているように感じられます。
これから店長職を経験し、知識やスキルを得た上でさらにマネージャーなどの出世が期待できます。
マネージャーになると、大体500万超が期待できるので、アパレル業界に入る人はまずは店長をめざし、そこから自分のやりたいことをやっていくようです。
美容師
30代の美容師の平均年収は309万円程度です。
この数字には、店長も従業員も含まれています。
店長ならば400万超や500万超もありえますが、従業員のままだと20代のころと変わらない年収という方が多いようです。
主に独立するか廃業するかは35歳の時に決めるそうです。
保育士はやっぱり安い?
この章を忙しい人向けにまとめると・・・
- 保育士は昇給しない、少ないのが辛い問題!何年頑張っても報われない現状
- サービス残業、持ち帰り仕事の給料がもらえれば月給8万円プラス!
- 40代で園長になると、やっと同年代の平均給与に追いつく!
国家資格取得の専門職として見れば安い
国家資格、専門職として見ると、仕事が軽視されているのは間違いないでしょう。
30歳を超えると主任になったり、リーダーになったり役職にもついているのに、年収はあまりあがらないというのはあまりにも可哀そうです。
何故?あがらないのかというと、多くの保育園では収入が決まっているためです。
認可保育園では行政から補助金が出てそれを財源にあてているためです。
なので、人件費についても限りがあって、上げたくても上げられないよ!というのが現状のようです。
もう一つ、最初にも触れたとおり、仕事が軽視されているという問題があります。
高給に設定されている仕事というのは、それだけなりにくい、難しい仕事です。
保育士は本来ならば発達理論から実践まで、人間の幅広い知識を必要とする難しい仕事です。
ですが現実では短大を出れば即なれます。
実際はもっともっと勉強も必要ですし、研修も向上心も全て必要です。
これは私の理想ですが、新卒の保育士は研修保育士としてデビューし、その後実践経験を積みながら、さらなる国家試験に向けて勉強します。
その範囲は担当したクラスの年齢児についてです。
縦割り保育の場合はひとつずつとるか、一気にとるかです。
テストに合格し、「〇歳児認定」のようにすれば、もっと給料のもらえる仕事になるかもしれません。
しかし、政府も保育士不足なので、更に門を狭くしようとはしません。
それと相反するように、実際現場では発達障害のことや、保護者問題など、新しい専門性が必要とされています。
その結果、給料が上がらないけど、大変なだけの仕事ということになっているのです。
しかし!ようやく近年保育士にもスポットが当たるようになってきました。
それは保育士にも主任などの階級を設定して給与を決める取り組みです。
これにより、明確な給与規定ができ、保育士の地位向上になっていくと思われます。
サービス残業、持ち帰り仕事まみれの場合は安すぎる
これは本当に即なんとかしなければいけない問題です。
少しずつ、電子化で時間を短縮しよう!とか、AIを使おう!とか保育業界にも「できるだけ残業しない」動きが感じられるようになってきましたが、サービス残業、無給の持ち帰り仕事がとにかく多すぎます。
私の経験です。
以前働いていた園はとにかく作り物にもこだわっていて、お遊戯会前などは大変な園でした。
朝にミーティングをするのですが、その時の園長はよくこう言っていました。
「遅くまで電気がついていると苦情もくるので、まず園でしかできない仕事を優先的にして、持って帰れるものは持って帰って仕事してください。」
ちなみに残業代はでません。
どこから突っ込んでいいか分からないほどひどい状況です。
でも、こういった園今だに多いと思います。
サービス残業はまだ見える問題なので、外部から見ても対処しやすいですが、持ち帰り仕事はどうにもなりません。
実際どれくらい仕事していたか?ということが見えないからです。
もしもサービス残業と持ち帰り分の仕事が給料もらえるならば、8万円は給料が増えているでしょう。
保育士の今なんとかしないといけない1番の問題は低賃金で無限に働かされているという実態なのです。
園長まで行けば安くないことがほとんど
園長になれば、雇われ保育士よりかは、多くの給料がもらえます。
というよりも、園長になってやっと、同年代の平均年収ほどの給与がもらえます。
しかし、園長まで上り詰めるにはかなりの経験と年数が必要です。
大体15年は頑張らないといけません。
しかし、それだけではなく、責任や重圧はハンパなくかかり、実行力、判断力、分析力が必要です。
それだけの能力のある人が園長としてやっていけるでしょう。
無能の園長の下で使われる保育士は地獄です。
場合によっては園をつぶすことになりかねません。
園長を目指す人は、保育のことだけではなく、経営について学んだり、他の分野の学びが必要になってくるのです。
年収はある程度見込めますが、園長を目指す人は、それなりの能力を身に着けるためにコツコツとした勉強が必要になるでしょう。
まとめ
使われる側はいつも安いのは当たり前かもしれません。
それは保育士だけではなく、他の仕事も同じです。
ですが、仕事の責任や役割を考えたときに、もっと給料があがっても良いと思われます。
しかし、どの世界でも給与を上げるためにはスキルが必要です。
自分の知識・技術はまさに最大の資本です。
お金のためにというとちょっと、あれですが、高みを目指して頑張っていきましょう!
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※登録後にコンサルタントから電話による返答があります。