保育士の2つの後悔と6つの解決法|保育士になったこと、転職をしたこと、その後悔を解消する方法

2017年12月28日

保育士の2つの後悔と6つの解決法|保育士になったこと、転職をしたこと、その後悔を解消する方法

こんにちは!モモンガ(自然大好き保育士)です!

夢をもって学校へ行き、保育士になったはいいが、働いてみて打ちのめされ、結局辞めてしまった。

残ったのは奨学金の返済だけで、保育士になったことを後悔している・・・という人は少なくないでしょう。

でも一方でイキイキと働いている保育士もいます。

さて、今回はその後悔を解決に向けて、これからの人生が良くなる方法を伝授します!

よくある後悔2つ|転職して後悔、保育士になって後悔

まず最初に、よくある後悔の内容を当事者目線で紹介します!

結構ありがちなケース2つです。

一つは転職してみたものの、思っていたところと違って後悔。

もう一つは保育士に憧れて保育士になったのに、大変でしんどくて後悔。

では2本続けてどうぞ!

保育士転職をして後悔

ここの保育園はお給料が安くてね・・・一人暮らしの私には厳しい。

保育観も合ってるし、不満はあまりないんだけど、こんなお給料じゃぁ生きていけないよ。

昇給もないし。

2年目になって住民税を払わないといけなくなって、お給料は下がった。

3年目になってもお給料は全く増えなかった。

おかしいな、結構仕事はできてきて、いろいろ頼りにもされているのに。

毎日食費を切り詰めて、ボロボロのアパートに住んで、服も買えないし、病院にもいけない。

もう我慢できない。人生このまま貧乏な暮らしで終わらせたくない!

3年目の終わりに転職を決意しました。

とりあえずお給料優先で転職先を探すと、あったあった!

基本給も良いし、ボーナスも出るし、昇給システムもちゃんとある!

よーし!ここにしよう!

そう思って決めました。

初日。あれ?朝礼?

みんな大きな声で目標を叫んでるのを見て、とんでもないところに来てしまったと思った。

ここは上司の言うことは絶対。

自分で制作を飾る背景を考えるのだけど、画用紙の色もすべて上司の考えに合ったものじゃないと

「何それ?全然かわいくないじゃない、ちゃんと考えてるの?」と怒られる・・・

それも歯に衣着せぬ言い方で。

それに派閥もあって、どちらかにつかないと村八分にされる。

月に1回は飲み会があって、参加しないといびられる。

残業も前の園に比べてたくさんあって、「こんなものまで手作りなの?」と思うくらい大変。

前の園だったら、夜8時まで残っていたら「遅くまでのこっちゃった」って感じだったけど、

今は夜の8時に帰れたら「今日は早く帰れた」という気分。

確かに給与は増えたけど・・・こんなのだったら転職するんじゃなかったと後悔中・・・

保育士になって後悔

高校生の時から、夢にみた保育士の仕事。

高校卒業後、進学して、実習も大変だったけど保育士になれました!

いざ仕事始まって、4月は優しくしてもらえましたが・・・

案外子どもの前に立って集団を動かすのってすごく難しかったです。

保育士はとっても忙しくて、1日があっという間に過ぎていきます。

朝、子どもを迎えて、ドキドキしながら保育をして、うまくいかなかったら困って・・・

昼ごはんや片付けのときも言うこと聞いてくれなくて大変。

昼寝の時、かわいいなと思いながらホッと・・・つく暇もなく時間内に連絡帳を書いて、子どもの描いた絵を壁に貼っていったり、掃除したり、雑用がたくさん。

そうこうしている間に3時に。起こして着替え手伝って、おやつ食べさせて、あっという間に降園時間。

それからは日誌書いて、明日の日案書いて、先輩に今日のことで怒られて・・・

やっと終わったと思ったら外は真っ暗。7時に。

夜寝るときは「明日もうまくいかないかな」「体がしんどいよ」と思う毎日。

休日は寝て終わりが来るだけ。

あんなに好きだった子どもが嫌いになりそう。

こんなのだったら保育士になるんじゃなかった・・・

なぜ後悔するの?

理想と現実のギャップが後悔の元

後悔の原因をひとまとめにすると「こんなはずじゃなかった!」です。

1章の例を取って言うと、給与が不満で転職した保育士は、「こんなに飲み会があったり、上司から奴隷のように扱われたり、業務量と残業がここまで多いと思わなかった」と思ったことでしょう。

新卒から保育士になって後悔した人は「保育士の仕事がやってみてこんなに大変とは思わなかった。疲れるとは思わなかった」と思ったかもしれません。

人間関係もそうかもしれません。「私はもっとうまくやっていける」なんて思っていたら案外だめだった・・・ということも大いにあることです。

保育士の職場選びにおいて、後悔している原因とは、「聞いていたけどこれほどとは思わなかった」含めて、自分の予想していることと現実が悪い意味で違ったからなのです。

保育士が抱く後悔の理由について、整理していますので次を見ていきましょう。

よくある後悔の理由

人間関係が悪い

保育士の退職理由で多くみられます。

人間関係が悪いってどういうことなのでしょう?

例えば、できない保育士をすごく責める職場ってありますよね。

「いつできるんですか?」「返事は口だけなんですか?」というような感じです。

まぁ、よくあるのかもしれませんが、言われている本人は間違いなく萎縮しています。

それだけでなく、周りの人も委縮する傾向にあります。

委縮しているのに良い人間関係を築けるわけはありません。

大抵自分を守りながら本音を漏らしあうというのが相場です。

怖い主任保育士の前では「先生のこと尊敬してます」「仕事遅いのも困りますよね」みたいに自分を守って、下っ端保育士が集まる場所では「主任ってほんとありえないよね!」「あんなに言わなくてもね」など、悪口で盛り上がります。

ここで出てくる主任保育士が職場に2人いれば派閥の完成です。

ということで、こういったパワハラする人が職場に存在すると、人間関係の悪化につながりやすいです。

もう一つ、新人保育士はいろいろ知らないので、その一つの現場だけをみて「保育士ってこういうものなんだ」「働くってこういうことなんだ」と考えを固定させる傾向があります。

その結果、保育士自体になったことを後悔するということになるわけです。

仕事量が多い、休みが少ない

これも保育士の退職理由ランキングで1位、2位を争う要因です。

保育士は休憩も取れない、有給も取れない、業務量が多くて残業だらけ。

しかも仕事内容は多数の子ども相手で疲れる、しんどい仕事である。

保育士の仕事が今日1日、明日、1週間、1年の期間限定ならできるかもしれません。

しかし、「これから20年、30年毎日この仕事をやっていくのか」と思ったときに、心が折れてしまうのです。

長い目で見て続けられないだろう(続けたくない)から、子どもは好きだし保育の仕事も嫌いじゃないけど、辞めようとなるわけです。

仕事と責任の割に賃金が低い

上に書いた、仕事の量が多くて休みが少なくてきつい仕事のさらに拍車をかけるのが賃金の低さです。

「あれだけやってこれだけかよ・・・」という感覚を覚えている保育士、結構多いです。

賃金の低さは社会問題になって、国会で取り上げられ、補助金加算が決まったぐらいですから、間違いありません。

「仕事がきついし、人間関係悪いし」だけでも、辞める理由としてうなずけるものですが、

さらに「給料低い!」となると決定的になって、働く人も減るというものです。

ギャップを埋める作業をしよう

ギャップを埋める=何を優先するか決める ということです。

自分が働く上で優先することは何か?

ランキング形式で3位まで作ってみましょう。

例えば、

  • 1位:月給18万以上
  • 2位:残業が少ないところ
  • 3位:保育方針

とします。

18万以上のところで、残業は少ないけど、保育方針が微妙・・・というところがあったとします。

ならば、3位の希望だから、いいかな?となるわけです。

自分にぴったりの園なんて、ありません。

ある程度の妥協ができるように、自分の意志を明確にするために、3位までのランキングをつけてみてください。

保育士転職を後悔しているあなたへ

複数の職場を知っているあなたへ、これからその経験が生きるための3つのステップを紹介します!

誰でもできるような簡単な内容なので、ぜひどうぞ!

失敗した理由を整理する

失敗した理由は何だったのでしょうか?

合わなかった理由って何だったのでしょうか?

自分自身に問いかけ、書き出してみてください。

スマホにでも紙にでもパソコンでも何でもいいです。

分からなければ思いつくこととりあえず書いていきましょう。

疲れたら明日にしましょう。

とりあえず優先したいものは何だったのか?ということを見つけることが肝心なのです。

自分の理解、保育園の理解

転職して失敗したことで、自分への理解が深まっているはずです。

そこからとりあえず、答えを出してみましょう。

まずは自分の理解について、言語化してみます。

「自分って保育観は割と広いほうだと思っていたけど、意外とこだわりがあったんだ」とか。

「自分って打たれ弱くて人間関係が不器用だったんだ」とか。

自分の隠れていた欲求や、働くことによって生み出た感覚を言葉にするわけですね。

転職からの失敗をしたことで、働いた保育園を比較できるかと思います。

「1つめの人間関係のおおらかさが良かったけど、何というか、行動が遅くてダラダラ残っていたな・・・」

「2つめの保育園は論外だったな。すごく高圧的でビクビクしてる人多かったし」

このような感じです。

それらを踏まえて保育士として、人間としての願いが、ボヤっとしているかもしれないけど、出てきたんじゃないでしょうか?

「人間関係のおおらかなところで、保育もおおらかにしているところが良い。」みたいな感じに。

実はこれってとても大事なことです。

新しい自分の発見は成長です。

過去の比較から生まれる価値観も成長なんです。

その成長を無駄にしないように、ちゃんと向き合いましょう。

自分の失敗を踏まえたうえでどうするか?

立派でなくて良いんです。今の等身大の答えを出してみてください。

今の職場でやれることをやり、それでもダメなら転職しよう

転職で「失敗した!」と感じたときにすべきこと。

それは「ダメだったら辞めてまた転職すればよいから、いろいろ今のうちに試してみよう」

こういったある意味、開き直りです。

私は前向きな開き直りと呼んでいます。

人生は一生学びです。

「そりゃそうだよな」と思うでしょう。

でも、ひとつのことに固執しているときはそれが分からなくなってしまうのです。

今の場所を学びの場と思って、いろいろ実験してみましょう。

意見が言えないのなら、後先考えずとりあえず言ってみましょう。

怒られることを気にして自分流の保育ができないなら、考えずにやってしまいましょう。

とりあえずやってみるのです。

大丈夫、だめだったら転職すれば良いのです。

これくらい自分を楽にして、保育に臨んでみてください。

自分はそれ以上でもそれ以下でもありません。

今のベストを出すには、とりあえずやってみる ということが大事なのです。

その結果ダメならば、自分の考えに合った場所へ転職しましょう。

保育士になったことを後悔しているあなたへ

保育士になったことを後悔しているあなた。

それは保育の仕事に対してですか?それとも今の職場環境に対してですか?

これら二つのことについて、お話します!

保育士の仕事が好きになれないなら、他の仕事にトライ

本当にその仕事が好きなのかどうか?

その決め手は、他の仕事との比較です。

仕事は全部難しかったり、しんどいのです。だって他の人が助かるように提供しないといけないから。

それは薄々みんな知っています。

だからこそ、悩むのです。

「保育士せっかくとったのに、辞めるのはもったいない」

「でも、保育の仕事は好きになれない」

この二つの感情で揺れていませんか?

揺れているとするならば、こう変換しましょう。

「今好きになれないのは本当だから、しばらく離れてみよう」

急がば回れと言います。

保育の仕事から離れてみて、またしたくなれば戻ればいいのです。

したくないのに、嫌いなのに無理やりやっていたって、良い保育はできません。

私も経験ありますが、他の仕事を知っているから、保育の仕事に活かせるというのは良くある話です。

自分の価値観を広げるためにも、今の自分の願いに素直になってみるのも良いと思います。

保育園の問題だと思うなら、まずは転職

「保育の仕事は好きだ。でも、この今の職場は好きになれないんだ。」

という人は、転職を考えましょう。

残念な話、日本全国見渡して、労働条件が悪い保育園はたくさんあります。

それを完璧に見抜くのは難しいので、運が悪く当たってしまったと考えてください。

ただ、そういった悪い園にせっかくの才能が潰されるのは非常にもったいないです。

限界になる前に、計画的な転職を考えてください!

転職サイトにまずは登録、エージェント(担当)の人に探してもらいましょう。

保育園は色々あります!

保育園は多様化しています。

少人数か大人数、自然保育、モンテッソリー教育、などなどなど・・・

形態も保育方針も多様多種です。

もちろん労働という面でも変わってきています。

これだけ全国各地に保育園があるのですから、良い保育園は必ずあります!

あきらめないで、転職を考えてみてください。

そして、その場所であなたの保育士としての腕を磨いていくと、将来人生が楽しくなりますよ!

まとめ

後悔は先に立たずといいますが、後悔するだけでは先に立ちません。

省みれば役に立ちます。

そして失敗は成功のもとと言います。

その後悔、失敗が成功のもとになるように、今の自分の願いをまずは聞いてください。

そして、誰に頼ってもいいので、今の等身大の答えを導き出して、人生を一歩進めていってください。

これを読んでいただいた方が、良い人生をおくれること、心から祈っております。

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モモンガさん

某都市で保育士として数年勤務。最初の職場は園の方針が合わず、悩みに悩んだ末に転職しました。現在は関東の保育園で活躍中しています。森林インストラクターの資格も持っている大自然派。

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