【保育実習】実習記録を早く、綺麗に、良い内容で書くためには?|現役保育士が教えます

こんにちは、モモンガ(自然大好き保育士)です。

要点を押さえれば早く、内容があって読みやすい実習記録が書けます。

  • 実習記録の内容が充実する、保育実習中の観察する視点
  • 実習記録が早く書き終わる、時間の使い方
  • 綺麗に見えるように、誰でも簡単に今すぐできること

これらを解説します。

実習記録に追われ、深夜まで眠れず、寝不足で辛い実習を経験する。

保育士はほぼみんな経験している大変な実習記録。

これらを出来るだけ楽に終わらせましょう。

 

実習記録を書く準備と覚えておきたいこと

実習記録がある程度読みやすく、速く書くことが必要な理由

速く書けると、その分寝る時間が増えますし、余裕をもって実習に臨めます。

学べるものも学べます。

かといって速いだけで雑なものはダメです。

読みやすさというのは評価基準のポイントだからです。

それに、評価してもらう相手に読めないもの、読みにくいものを出しても意味がありません。

しかし、綺麗に仕上げようとすると、その分時間がかかってしまいますよね。

なので、ある程度の読みやすい実習記録を速く仕上げることが必要なのです。

記録のために実習があるわけでなく、実習のために記録があります。

ある程度の読みやすさを保障して、速く仕上げられるようにしましょう。

実習記録でよく使う言葉を紹介

実習記録でよく使う表現を紹介します。

例えば保育の世界では、~させるはNGです。

実態はどうであれ、保育は大人が子どもに強制的にやらせるのではなく、子どもが進んで自ら取り組むことが大事で絶対とされているからです。

では、そんな特殊な世界の保育用語と言いますか、表記や表現を紹介します。

  • トイレに行く → 排泄する
  • 褒める → 認める
  • ~させる → ~するよう促す
  • 手伝う → 援助する
  • やる → 取り組む
  • はりきって、もりもりと、もくもくと → 意欲的に

こちら本当によく使うので、覚えておくと赤訂正が少なく済みますよ。

使いやすいペンと定規を用意しよう

速く読みやすい記録を書くためには、長く書いても疲れにくい自分に合ったペン、まっすぐ線を引ける定規が必要です。

すぐに書けなくなるペン、例えば100均で買えるような何本かセットになっているペンはおすすめしません。

自分にとってしっくりくる、長い時間書いても疲れない、書きやすいペンを用意しましょう。

定規は30㎝ほどの長いもの、15㎝ほどの短いものがあると便利ですよ。

 

内容を濃く、良くするために保育中見るポイント

活動のねらい、願いを聞いておく

今日の活動での保育士のねらいや思いを聞いておくことで、良いことがいくつもあります。

  • 保育士の考えをあらかじめ理解しておくことで、保育に沿った自分なりの気づきや発見ができる
  • ねらいを深く知っておくことで、保育中、声掛けなどの援助の方向性が見えやすい
  • 保育士から見てちんぷんかんぷんな印象を避けることができる
  • 実習記録を書くときに保育士の心まで知っておくと、どういうつもりでどういう援助をしたかをすんなりと、詳しく記録することができる

誉められたり、スムーズにいきそうなことばかりですね。

そうなんです。現場の保育士からすると、自分のねらいを正しく理解して動いてくれる、考察してくれる実習生ってやりやすいですし、信頼関係もできやすいです。

活動の背景には色んなクラスの状況と、それに対する保育士の願いが必ずあります。

ちょっと例を出してみますね。

  • 最近砂遊びが盛り上がっているので、その発展として大きな山をみんなで作って登るなどして、協力して一つのものを作り上げる達成感をみんなで味わいたい
  • 子ども達にヒットした絵本を題材に、絵本の世界に入るように身体をつかった遊びをしたい
  • 友達の話を聞かずに、自分の主張ばかりをして喧嘩になることが多いので、班ごとにみんなで相談してお昼ご飯を食べる場所を決める体験をさせたい

言い出すと数えきれないのですが、クラスの状況を見て、これから経験して伸ばしたいことを保育士は願いとしてもっているので、そこを聞いておきましょう。

あらかじめ見る所を決めておくのも良し

あらかじめ「今日の保育はこの子を見るぞ」と決めておくのも良いですよ。

例えば、毎日関わっている子どもが偏っている場合。

普段関わらない子どもに焦点を当ててどんなことをして楽しんでいるのか、どう寄り添っていくか等を、自分なりのねらいをもって関わってみましょう。

実習記録が毎日同じようなことにならなくて済みますし、保育士から見ても「積極的に色んな子どもと関わって学ぼうとしているな」と好印象です。

メモを取る時は文章にならなくて良し

メモは自分が見て思い出せるもので大丈夫です。

メモを一所懸命取るのに夢中で保育がちゃんと見てなければ本末転倒。

全く意味ありません。

時間、活動、子どもの動き、保育者の援助のポイントだけまとめておく

例を出しますが、本当にこんなもので良いのです。

例→9:15 朝の会、子ども前に、「あっ、見て空が晴れてきた」←興味

何となくわかるでしょうか?

9:15に朝の会があって、子どもは前に集まっている状況。

今日は外で活動するのに、保育士が子どもの興味を自然と惹くために、「空が晴れてきたよ」と第一声を発した。

こんな状況です。

実習記録ではもちろんきちっと書くのですが、メモのねらいは今日の状況をすぐに思い出すためにあるので、この程度で大丈夫ですよ。

簡単な図で様子を記録してもよし

自由遊びでは、子どもが2人で遊んでいて、その後子どもがまた1人と集まって遊びが盛り上がっていくことがありますね。

時間を追って起こったことをいちいち記録していては、メモが多くなって後から見にくくなってしまいます。

こういう時は簡単な図で表しましょう。

AちゃんがB君と遊んでいて、保育士の声かけでCちゃんとDちゃんも一緒に遊び、それぞれの役割分担が生まれ遊びが盛り上がったような記録をしたい場合。

こんな感じで図解して簡単に分かりやすく思い出せるようにしておくと、実習記録が楽ですよ。

質問は必ずその日のうちに

実習記録を書くのは、その日です。

質問はその日のうちに聞いておきましょう。

保育中気になったことあれば、その場で「何故こっちに誘導?」のように「?」をつけてメモに書いておくと、後で忘れず済みますよ。

 

実習記録を書くノウハウ

項目ごとの書き方を確認

日時、天気、クラス、主な活動のねらい、今日の目標

こちらは必ず朝確認して聞いておき、書き漏れのないようにしましょう。

正しく記入することが全てです。

ドタバタしている忙しい日だと、聞き忘れることもあるので、実習帰りに「今日ちゃんと聞いたかな?」と振り返るのも1つです。

活動のねらいは、できれば前日に聞けると余裕をもつことができるので、できそうな雰囲気ならば聞いておきましょう。

時間

活動が次の活動へ移る時に記入します。

書くところがそのまま構成を決めるので、余白に注意しましょう。

時間は1分単位で正確にとは多分言われないでしょう。

もっと大事なことがありますからね。

大体5分刻みぐらいの正確さで良いと思われます。

環境設定

保育者、子どもの位置を簡単な図で表します。

ピアノの位置やドアの位置など、物の位置も描いて分かりやすくします。

フリーハンドではなく、定規を使って丁寧に描きましょう。

子どもの活動

具体的に書くことが大切です。

例えば・・・

  • 昼食の準備をする→箸とコップを自分でリュックから出し、机の上に準備する
  • 昼食の片づけをする→終わった子どもから食器を片付け、帽子を被って外遊びの準備をする

何かと具体的に書きましょう。

実習記録も埋まりますし、「ちゃんと動作も見ているのだな」と褒められます

保育者の援助と留意点

こちらは保育者の援助を意味付きで書きます。

集団の前でどんな注意や説明をしていたか、喧嘩のときの仲裁はどんな風に接していたか、保育士の立ち位置や声の大きさに至るまで気づいたところは書きましょう。

ちなみにですが、

担任の動きは 保 

実習生の動きは 実

こう分けて書くと分かりやすいですね。

本日の反省・感想

ここは案外大事なポイントです。

反省が無いとただ遊びに来た人になってしまいます。

1日を通して、自分が成長したな、嬉しいなと思ったこと、逆に失敗したな、辛いなと思ったこと、またそれに対して明日からどうしていきたいか?を書きましょう。

「これからどうするか?」

これが入るだけで、ただの感想にならずに済みます。

午前の活動は休憩時間に記入

午前の活動はメインとなる活動ですので、しっかり掘り下げて書く必要があります。

時間にして大体2時間ほどですが、実習記録の半分以上を占めても不思議ではないぐらいです。

そんなメインの活動は、身体が覚えているうちに書いてしまえれば理想です。

休憩時間は45分か1時間ほどあると思います。

この時間を活用することによって、単純に帰ってから夜の1時間短縮できることになります。

どうせ過ぎる時間です。ぼーっとする等、息抜きも良いかもしれませんが、活動の記憶が旬のうちにできるところまでやってしまいましょう。

実習記録に即記入できれば最高に効率的です。

「ちょっと記入に自信がないな」

「修正液使うのが禁止だから、失敗しそうで怖いな」

等の理由でできなければ、下書きを、乱れた字でも良いので負担なくしましょう。

「ある程度整理しておかないと、突然本番のように下書きはできないなぁ」

こんな人は、要点を整理した表のようなものを作り、頭の整理をし、忘れないようにしましょう。

要点はこちらの3点ぐらいで良いかと思います。

  • 時間
  • 活動の流れ(環境構成)
  • 保育者の援助、自分の気づき

実習記録を簡単にして場面ごとにまとめておけば、記入で手が止まるということは少なくとも無いでしょう。

綺麗よりも読みやすい文章。そのポイント3つ(お手本はスマホ?)

突然ですが、文字の大きさはバラバラ、斜めに書いた文章と、整えた文章を用意しました。

ちょっとオーバーですが、一目瞭然ですね。

「大きさを統一」「真っすぐ書く」「活動ごとに1行空けて書く」

この3つのポイントを守って、読みやすい形を目指しましょう。

「ってあれ?字を綺麗に、丁寧に書くが入っていないよ?」

こう思われたかと思います。

文字の丁寧さは正直な話、すぐには改善しませんし、読めるレベルであれば大丈夫です。

例え綺麗すぎる字でも文章が斜めに書いてあり、文字の大きさがバラバラの文章は本当に読みにくいです。

逆に少々汚い字でも、文章がまっすぐ書いてあり、文字の大きさが整っていれば圧倒的に読みやすく、不思議と綺麗に見えます。

ということで、お手本にしたいのはパソコン、スマホで書いた文章です。

パソコンやスマホの文字は等間隔で確かに読みやすいので、お手本になりますよ。

ここからは3つのポイントそれぞれ詳しくお話しますね。

字の大きさを統一する、線は定規で

ひらがなは小さく、漢字は大きくなりがちです。

句読点についても1文字として考え意識すれば、文の区切りがより見て分かりやすく、読みやすい印象を与えますよ。

よく、文章を1行にまとめたいから、最後にかけて文字が小さくなってしまう現象があります。

1行にまとめたい気持ちも分かりますが、評価が高いのは改行して同じ文字の間隔、大きさを保つことです。

そして基本的なことですが、線は定規で描きましょう。

せっかく字の大きさや間隔が良くても、図がよれよれしていると雑で見にくい印象を受けます。

それに定規で描いた方が線は引きやすいですし、時間も大して変わりません。

悪いとこは無しですので、定規を使いましょう。

真っすぐ書く

文章を書いていると、段々右下がりに、斜めに・・・あるあるですよね。

文字が小さすぎる方に多いような印象です。

実習記録はノートのようにマス目や下線はないので、まっすぐは難しいと感じる方もいますよね。

斜めになりそうな方は、究極定規を当てて文字を書くと絶対真っすぐです。

もう意識してもどうしてもダメな場合は試してみてください。

多分、書き直しするよりも速いです。

活動の区切りで1行空ける

活動の区切りが分かりやすいと、必然的に読みやすいです。

また、1行使うことで実習記録がちょっとですが、埋まりやすくなります。

これは文章の構成になります。

文章、つまり内容が見やすくても、構成が見にくければ水の泡。

構成は大事な要因なんです。

おまけ:活動の見出しをつけるときは、細いマジックなどで太文字にすると見やすい

例を出してみます。

どうでしょうか?たったこれだけのことですが、明らかに見やすさは違いますよね。

太文字にすると、どこから何を説明しているのか?が見てすぐにパッと分かるので、見やすいというわけです。

先ほどに書いた「活動の区切りで1行空ける」と組み合わせて使うと最強です。

 

おまけ:SOAPで見るとより子どもの姿を高度に分析できる

おまけ編。ここでは、実習記録の内容をさらに充実させたい!方へ贈ります。

これは保育士になってからも超使える観察と考察の方法と言いますか、基準です。

医療の現場では当たり前のように使われているSOAPです。

私も子どもを見るときにこのSOAPを意識しています。

その中身ですが

S(subjective):主観的情報

O(objective): 客観的情報

A(assessment): 評価

P(plan): 計画

こんな感じになっています。

「どういうこっちゃ?」とピンとこないと思います。

正直結構難しい内容と思います。

それを踏まえて、もうちょっと詳しくそれぞれ解説してみます。

「S(subjective):主観的情報」→子どもの出来事や現状

子どもはどんなことをしてどうやって遊んでいたか、何を話していたか。

何を使っていたか、誰と遊んでいたか。

ありのまま自分の見た現実の出来事がSです。

「O(objective): 客観的情報」→その場の状況や子どもの情報(発達段階や能力、性格)を加味した考察

保育者から見て、子どもが何に楽しさを感じていたか、何故面白いと思っていたか、どういう経験をしているか、何が育っていると思われるか等がOに当たります。

「子どもは砂場で遊んでいたが、山を作ってはいたが、友達の嬉しそうな声と、砂の触感を楽しんでいるようだった。」

このような感じですね。

「A(assessment): 評価」→これからの課題、発展するための要素

何がこれから育ちそうか、どんな経験があればもっと楽しくなるだろうか、どんな援助を行う必要性があるかがOに当たります。

「砂の触感を楽しむのであれば、色々な土に触れる機会があれば楽しそうだ」

このような感じです。

「P(plan): 計画」→具体的な環境構成、声掛け指導内容

成長のためには何をするか、今の子どもに合わせた具体的な指導内容がPです。

「泥やその他の粘土質の土など、色んな材質の土が園庭には存在するので、掘り起こして触れ、ぬるぬる、さらさら等の色々な感触を楽しむ経験を広げる」

こちらは先ほどの保育士がやりたいなと思った経験を具体的に、現実的に書き出したものになります。

 

こう羅列してみましたが、いかがでしょうか。結構難しいですよね。

ちなみに子どもが生活上、なかなか保育士の話を聞かないなど困っているときも使えます。

こちらの方が分かりやすいかな?とも思います。

例えば、集中して話が聞けない子どもの場合。

S:集まって話を聞く場面なのに、立ち上がったり、自分が話したいことを大きな声で話してしまう。

O:開始から1分ほどで立ち上がって話始める。話の内容はさっきごっこ遊びをしていたキャラクターの話のよう。片付けも意欲的ではなく、場面の切り替えが苦手と思われる。また、興味あることを見たら瞬時に飛びつくような所から、衝動性も認められる。

A:十分に発散する環境と本人が場面の切り替えだとしっかり認識することが必要。声掛けをしてもイメージが難しいため、見て分かるように視覚的に訴えることが効果的とされる。

P:活動の切り替わり時は、次の活動の写真や絵を見せ、次の活動自体に意識が向けられるように援助をする。

実際、自分に色んな情報が備わっていなければSOAPを使いこなすのは難しいですが、この方式は考えるきっかけにもなります。

例えば手を焼く子どもに対して

「もう本当に言う事聞かなくて困った子」

と思うよりも

「あれ?この子なんで出来ない、伝わらないのだろう?」

「逆に伝わる時もあるけど、それはどんな時だろう?」

このように考えられる方が素敵ですよね。

保育士の成長に一直線です。

どんな困ったことでも、答えは子どもの中に必ずあります。

それを考える癖にもなりますので、保育士になってからも意識してみてください。

 

まとめ

実習は、子ども達と密に関わる最初の経験である方も多いのではないでしょうか。

だからこそ、実習記録のしんどさだけで実習が終わらないように、今、目の前の子ども達と心を近づけながら一生心に残る実習にしたいところ。

そして、実習記録を早く終わらせる技術は、保育士になってからも使えます。

子どもの発達を見て自分なりにまとめて書く力は、保育士には必須なのです。

まずは、先の実習が心に残るものでありますよう、祈っております。

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モモンガさん

某都市で保育士として数年勤務。最初の職場は園の方針が合わず、悩みに悩んだ末に転職しました。現在は関東の保育園で活躍中しています。森林インストラクターの資格も持っている大自然派。

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