東京の保育士は6つの保育園からアプローチを受けている!

2018年1月9日

東京の保育士は6つの保育園からアプローチを受けている現実を知っていますか?

こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。

待機児童が全国的に増えています。そして全国一位は東京です。では、東京の保育士の求人状況は知っていますか?こちらも、東京が日本で一番保育士が足りていないんです!その結果「6つの保育園からアプローチされて、選び放題!という実態があるんです!その真意をお伝えします!

日経新聞の引用をご紹介

まずは以下の記事から、重要な部分と図を引用します。

保育士争奪戦、東京の求人倍率は6倍に迫る:日本経済新聞(2017年12月1日)

都市部で高い保育士の有効求人倍率

1.東京都の保育士不足が深刻だ。厚生労働省によると、2017年10月の保育士の有効求人倍率(原数値)は5.99倍と6倍に迫り、都道府県で最も高かった。

2.「6倍」は1人の保育士に6件の求人がある状態で、全国の保育士の有効求人倍率(10月は2.76倍、原数値)と比べ突出して高い。

3.認可保育所などに入りたくても入れない待機児童は全国で約2万6千人(4月時点)。このうち東京都は8586人で3割以上を占める。

この記事を元に、大切な3つのポイントをお伝えしていきます。

東京の有効求人倍率は6倍

まずは有効求人倍率について

有効求人倍率、あまり聞き慣れない言葉ですよね。

簡単に説明すると、仕事の数と、仕事をしたい人の数を表したものです。

数式にすると、「求人数(仕事の数)」を「仕事をしたい人の数」で割ったもの。

実際の数字を出してみましょう。

20の会社(保育園)が人を採用したい(仕事の数)と考え、仕事をしたい人が40人だったら?

20÷40=0.5倍となります。

20の会社(保育園)が人を採用したい(仕事の数)と考え、仕事をしたい人が10人だったら?

20÷10=2.0倍となります。

20の会社(保育園)が人を採用したい(仕事の数)と考え、仕事をしたい人が20人だったら?

20÷20=1.0倍となります。

ここまで見るとイメージが付くと思いますが、

  • 1.0倍は仕事の数と、仕事をしたい人の数が同じ
  • 1.0倍より少なくなれば仕事の数が少ない=採用する側(会社・保育園)が有利
  • 1.0倍より多ければ仕事の数が多い=採用される側(求職者)が有利

ということになるんです。

東京は…6倍?!

有効求人倍率の意味がわかったところで、もう一度、東京の有効求人率を見てみましょう。

6倍です。…6倍!?そんなに?!と驚きませんか?

計算に当てはめると、

6つの会社が人を採用したい(仕事の数)と思っており、仕事をしたい人が1人、ということです。

保育士の転職サイトなどを見てみるとわかりますが、今、とんでもない量の保育園の求人が世の中にあふれています。

どこも人手が足りていないのです。

そしてこれは前のところでも書いたように、採用される側(求職者)が有利、ということ。

東京では6つの保育園があなたに「うちに来てくれ!うちに来てくれ!」と言っている状況だからです。

となると…「今の保育園に不満があるのに、そこで我慢を続けるよりも、もっと条件の良いところに移ったほうが良いのでは?」と考えるのも当然の話になりますね。

東京の求人倍率は全国より高い

ただ、そんなに有効求人倍率が高いところは、さすがに東京しかありません。

引用にあるように、全国の保育士の有効求人倍率は2017年10月時点で2.76倍だそうです。

東京はダブルスコアを付けている状態です。

また、引用元の記事には、群馬県の1.12倍、埼玉県は4.28倍、大阪府も3.89倍とありまして、いずれも1倍を超えてはいるものの、やはり東京の6倍には及びません。

東京は全国的に見ても、圧倒的に有効求人倍率が高い地域=採用される側(求職者)が有利な地域なんです。

東京の待機児童は全国の3割

そもそもなんでそんなに有効求人倍率が高いのか?

理由は簡単。保育のニーズが多いから。

では、それはなぜ?東京は待機児童が圧倒的に多いからです。

これも引用にある通りですが、2017年4月時点で存在する待機児童約2万6千人のうち、東京都はだけで8586人と3割以上を占めています。

では、東京都は保育園を増やしていないのか?

いいえ、ガンガン建てています。

2012年に認可保育園の数は1855件でしたが、これを2017年には2558件に増やしています。1.37倍です。

にも関わらず…待機児童は減っていません。そしてこの流れはまだまだ続くと言われています。

まとめ

  • 東京の有効求人倍率は6倍
  • 全国平均より圧倒的に高い
  • 待機児童が多く、減る見込みが当面ない

有効求人倍率だけですべてを決めることは出来ません。

とはいえ、現実問題として、東京都では有効求人倍率が6倍=1人が選べる保育園の数が6つになっています。

この状況の中で、苦しい環境で苦しい思いをしながら仕事を続けるよりも…他に目を向けてみるのは非常に良い選択だと思います。

引越し、状況となるとハードルは上がりますが、東京や東京近郊に在住なら、東京で保育士として働くことを積極的に考えてみて下さい!!

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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