はなうたってだーれ?
保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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こんにちは、はなうたです。
1歳児クラスで公園に遊びに行った時の出来事です。同い年くらいの女の子が先に遊びに来ていました。
私が「こんにちはー!」と声を掛けると、泣きそうな顔になってお母さんにしがみついていました。「ごめんね、ビックリさせちゃったよね。」と謝りつつ距離をとって子どもたちと遊び始めました。
滑り台、ブランコ、お砂場、子どもたちは好きな場所で遊んでいます。どの場所にも保育士がついているので、女の子は近付けないのか、お母さんに抱っこをしてもらって公園中をぐるぐるお散歩していました。
私はなんだか申し訳ない気持ちになり、お母さんに「先に遊びに来てたのに、すみません…。」と声を掛けると、「いえいえ、人見知りなんですー。」と教えてくれました。
その一言で私に気付いた女の子は、すぐブランコから降りてしまいました。『ああー、せっかく遊んでたのにごめんね…』と心の中で謝りながら、何かできることはないかなと考えました。
そこに、「ドングリあったー!」と走ってきた元気いっぱいなクラスの女の子。人見知りせず、知らない子にも物怖じせず話しかけられる子です。
私はその子に、「〇〇ちゃん、あそこにいる女の子にドングリどうぞって見せてあげる?」と聞いてみました。すると、「うん!」と言ってニコニコしながら走って行きました。
「どーぞ!」とドングリを差し出します。それに気付いたお母さん、「わぁ、可愛いドングリだねぇ。くれるの?ありがとう!」と対応してくださいました。
それをお母さんに抱っこしてもらいながらじーっと見ている女の子。それを見ていたクラスの男の子もドングリを持って「どうぞ!」と見せに行きました。
すると、女の子は抱っこから降りて、にこっと笑い、ドングリを受け取っていたのです。遠くから見守っていた私。嬉しそうな女の子とお母さんの顔を見て「よしっ!!」と心の中でガッツポーズ。
それから親子がジャングルジムで遊んでいると、クラスの女の子はタタタッと近付いていき、顔を覗き込んだり、何かを話しかけていました。女の子はそれを受け入れ、一緒に遊んでいたのです。とても微笑ましいやり取りに心があったかくなりました。
園庭が無い保育園の場合、公園に遊びに行くことが多くなります。同じように遊びに来ていた子どもたちの居場所を無くさないように配慮しながら、一緒に楽しく遊べるといいなぁと思った出来事でした。
先週のコラムはこちらからどうぞ♪
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保育士のやりがい~成長を喜び合えることの嬉しさ~【はなうたの週間保育士コラム】
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日も笑顔あふれる1日になりますように☆
来週も、よろしくお願いします!
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